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ステータスマイスター  作者: なめこ汁
第一章
90/145

第89話 ボリューム

 騎士団の詰所に到着すると、ちょうど先日の騎士団長が外に出てきたところだった。


「こんにちは」

「おや、もう来たのか。そうか、もうそんな時間であったか」


 目の下にクマが出来ているし、徹夜だったのだろうか。 すごく眠たそうだ。

 もしかしたら、尋問などを行っていたのかもしれない。


「ちょうど良い。先程全て終わったところなのだ。賞金も、用意が完了したところだ。中に入ってくれ」

「何か出て行く感じでしたが、用事は良いのですか?」

「あぁ、構わん。こちらの方が優先度が高いからな」

「そうですか。では失礼します」


 団長自ら案内してくれたので、そのまま奥へと進む。

 奥に行くと、団員だろうか。三人ほど椅子に座って書類の整理を行っていた。


「おい、お前達、もう仕事に戻って良いぞ。後は私がやっておく。あぁ、仕事に戻るついでに冒険者ギルドにこの書類を頼む」

「承知しましたっ!」


 用事というのは冒険者ギルドに行くことだったのか。


「待たせたな。タカシ殿、この度はご苦労であった。これが今回の賞金だ。受け取ってくれ」

「どうも、ありがとうございます」


――ガシャッ!


 重い……。

 今まで依頼などで貰った報酬よりも重い。これは全員生け捕りにした甲斐があったな。


「そうだ。スフラ村で話していた食事の件だが、どうだろうか?」

「あぁ、すみません。他のメンバーは今、クドラングやオスルムに行かせているので、俺しか居ないんですよ。俺もこれからすぐに、オスルムへ向かう予定なんです」

「そうか……力ある者、忙しいのだな。村人が勇者だと呼んでいたのが分かる気がする」

「ははは、ただの冒険者なんですけどね」


 騎士団にまで勇者扱いされたら、どんな厄介事をやらされるのか分かったものじゃない。


「あ、そうだ! スフラ村で、ヴェルムの幹部を捕えたついでに、シュスルスの森にあった本部も壊滅させておきました」

「そうか。さす、が、んだと!? タカシ殿、嘘はいけないぞ」

「いや、本当ですよ。ザクゼルの騎士団に引き渡しておきました」

「なんと……あぁ、なんということだ。まさか、そこまでの実力をお持ちであったとは……しかし! たった一日だぞ!?」


 “あぁ神よ”とでも言ってそうなポーズを取った後、両肩を掴まれる。

 そうだよな。スフラからザクゼルに移動するのに歩いて二日ほど掛かるからな。速過ぎるよな。


「転移ではないけど、移動の速くなる魔法の使える知り合いが居たので、移動が速かったんですよ。あぁ、そうだ。その時、ヴェルムに捕まっていた子がこいつです」

「ん? どこかで見たことのある顔だな……キミ、名前は?」

「ルリア・S・ツェルトンです。お見知りおきを」

「ツェルトン……まさか、剣聖ではあるまい。本人を見た事は無いが、良い歳の男性だと聞いているしな」

「剣聖カールは僕の父です」

「なん、だと!?」


 剣聖の娘が盗賊に捕まっていたんだから、驚くのも無理はない。

 これじゃあ剣聖も大したことなさそうだな。


「ヴェルムに挑んで返り討ちにあったんだそうで。今は訳あって、俺の奴隷になっていますが」

「ど、奴隷!? 剣聖の娘を、奴隷!? 何故だ!」

「え、いや、何か分からないです。本人が俺の奴隷になりたいって言ってきたので、奴隷にしてやりました。俺に惚れたそうです」

「ほっ、ほれ、惚れてなどっ! ぼ、僕は弟子にして欲しくて!」


 折角適当に答えたのに、弟子とか言うなよな。


「もうダメだ。私の想像の遥か上をいく展開だぞ……。もう、訳が分からない。タカシ殿がお強いのは分かる。弟子にしてもらいたいのも、まぁ、分かる。だが、そこからどうやったら奴隷に……」

「奴隷になれば、弟子にしてくれるということでしたので!」

「弟子にした覚えはないんだが」

「そんな!?」

「もう良い。分かった。だが、仮にも剣聖の娘なのだ。あまり公の場で奴隷だと言うのではないぞ。面倒なことになるかもしれぬし」


 なるほど。そうだよな。一応盗賊に捕まる程度だけど、一応これでも剣聖の娘だもんな。今後は控えておこう。


「まぁ、そんなわけで、俺達はこれからすぐに出掛けるんですよ。こいつの稽古も含めてね」

「感謝します!」

「承知した。食事などは今度にしよう」

「えぇ、今度またスワルトに来る時には、ここにも顔を出します」

「うむ、そうしてくれ。色々と聞きたいこともあるしな」

「はい。それでは!」


 そういって別れを告げてから、詰所を出る。


「ルリア、カピルさんに言われた通り奴隷の件は隠しておこう」

「承知しました」


 奴隷のことを隠すことにして、そのまま冒険者ギルドへ向かう。

 建物内に入ると、先日Exランクの説明をしてくれたお兄さんが、こちらに気が付いた途端に受付から飛び出してきた。


「あぁ、あなたは! ワタナベ様ですね! 先程、騎士団の方からワタナベ様が盗賊を討伐したという、報告を受けましたよ!」

「話が通っていて助かります。それで、盗賊討伐依頼の報酬を受け取りに来たのですが」

「はい! 今用意してもらっているところで、あ、用意が終わったみたいです。カウンターへどうぞ」


 お兄さんが受付の方を見たので、つられて見てみると、奥でOKサインを出しているおじさんが居る。

 良いタイミングで来たようだ。


 そのまま受付に案内されると、奥からおじさんが袋をお兄さんに渡している。報酬が入っているのだろう。

 騎士団で貰った袋より小さいな……。


「これが今回の報酬30金になります」

「そんなに貰えるんですか。助かります」

「騎士団でも貰いましたよね? 賞金とは違うので、どうしても騎士団から貰った額よりは少ないですが、そこはご容赦ください」

「いえいえ、貰えるだけ嬉しいですよ。ありがとうございます」

「今回、少人数で討伐されたのだと騎士団の方から聞きましたよ。依頼を出しておきながら言うのも何ですが、あまり無理はなさらないよう気を付けてくださいね」

「ご心配ありがとうございます。また何かあれば顔出しますね」

「この度の討伐、お疲れ様でした!」


 お兄さんと別れた後ギルドを出て、そのまま路地裏に入り、横を歩いていたルリアの腕を掴んで屋敷に戻る。


「と、突然だったので、驚きました」

「あぁ、すまないな。面倒だったので、さっさと移動した」

「いえ、問題ありません。それで、これからどうするのですか?」

「うーん、どうするかな……」


 誰も居なかったので、とりあえず椅子に座り、マナポーションを飲みながら何をするか考える。


 女の子は全て送り届けた。

 皆には自由時間を与えた。

 スワルトで報酬を貰った。

 ザクゼルは夕方に行くとして、特に何もすることがないな。


 テーブルに頬杖をついて今からの行動を考えていると、マルカに与えた部屋が開き、中からマルカとミュウが出てきた。


「た、タカシしゃま! お、おかえりなさいましぇ!」

「何か物音がしたと思ったら、エロ大王でやがりましたか!」

「おう、ただいま」

「い、今、お茶を用意する、しま、させていただきまっす!」


 マルカがバタバタ動いて、その真後ろをミュウが付いていく。

 右に行けば右に、左に行けば左に、ただ付いていくだけ……。

 金魚のフンかよ!


「ミュウ、こっちに来なさい」

「何か用があるですか。無いならみゅは今忙しいです」

「マルカの後ろに居るだけじゃねーか。ほら、こっち来い」

「ふぅ、これだからエロ魔王は。分かったです、用件を言うです」


 やれやれ、みたいな態度でこちらに来て、ミュウが隣に座る。


「どうだ? マルカに色々教えてもらってるか?」

「はぁ……みゅをナメないで欲し、いにゃあっ!?」


 ナメるなと言われたので、頬を舐めてやった。


「な、なな、ばっちーです! 何しやがるですかっ!」

「舐めるなって言われたから舐めた」

「その舐めるじゃないです! エロ犬は変態でやがりますね!」

「おう、変態だぞ。お前は変態の召使だぞ?」

「な、ん、だ、っ、てー! 一大事です! そうです! みゅは、変態に尽くさないといけないですか!?」

「そりゃあ、俺の専属メイドだからな。当たり前だろう」


 必死に頬を服の袖でゴシゴシしている。

 それにしても、リアクションの大きな奴だな。まぁ、そんな仕草が実に子どもっぽくて可愛いのだが。


「この世の終わりです。汚されたです。もうお嫁に行けないです。どうしてくれやがりますかっ!」

「じゃあ、俺の嫁になれば良いんじゃないか!?」

「な、ナメるなです! みゅはこれでも、立派なレディーです! エロ猿のお嫁さんなんかになら、にゃぁっ!?」


 また頬を舐めてやった。


「にゃにするですか! 二回も! もう、ダメです。生きる気力がなくなりやがりました……」

「よし、汚れたならキレイにするか。風呂を入れてやるよ」

「き、聞いてないです!?」


 ミュウを抱っこして、風呂場まで移動する。

 さっきからファラが嫉妬しているのか、“バシバシ”と召喚獣に肩を叩かれているが、今はそれどころではない。

 一刻も早く、ミュウの頬をキレイに洗ってやる必要がある。


「離せです! お風呂くらい一人で入れるです!」


 腕の中でバタバタ暴れているが、無視して風呂を沸かせる。

 ミュウは紐で腰を結んで調整する、ワンピースタイプの服だったので紐を解いて、一気に脱がせる。


「ぎゃああ! な、何するですか! やめ! 離すです!」

「ほら、じっとしてろ。暴れると危ないだろう?」

「じゃあ、下ろすです!」


 抱っこしたままミュウの両腕を固定して、パンツを脱がす。


「ぎゃあっ! 何で脱がすですか! 下ろすです!」

「下ろせっていうから、パンツを下ろしてやったんじゃないか」

「違う、みゅを下ろすです!」


――バシャーン!


 ワンピースの下はパンツ一枚だけだったので、裸になったミュウを風呂の中に投げ入れてあげる。


「あちゃっ! あちゃちゃ! やりやがったですね!」


 熱いわけがないだろうに。湯気もそんなに出ていないし、むしろぬるいはずだ。

 ミュウが飛び出てくる前に、こちらも服を脱ぎ、一緒に入る。


 服を脱いだ時に、ファラの召喚獣が服と一緒に包まれてしまったが、まぁ、良いか。


 そのままミュウを抱き寄せて、のんびり湯に浸かる。


「ふぅ……。昼から入る風呂も良いもんだな」

「うぅ、エロ男爵に犯されたです……」

「犯してないだろう? 一緒に風呂に入っただけじゃないか」

「もうだめです、妊娠してしまうです……」

「お前、まだ子どもを作れる大人の体になってないだろうが」


 ファラより年下だよな。妊娠するわけがないだろう。一緒に風呂に入っただけで、子どもが出来る行為すらしていないのに。


「お、大人の体なんてあるですか!?」

「ん? なんだ、知らないのか?」

「その体、どうやったらなれるですか!?」

「成長したらなれるぞ」

「それはいつですか!?」

「あと、3年、いや4年くらいか? 人それぞれだからな。ミュウにも、その時が来てみないと分からん」

「知らないですか。使えないエロ大臣でやがりますね……」


 こいつ……。

 調子に乗っているお仕置きに、横腹をくすぐってやる。


「にゃひゃ、ひゃひゅ、ひゃめ、にゃ、やめ、やめるです!」

「お前には調教が必要なようだな!」

「きゃふっ、きゃはは、ひゃう、だめ、だめです!」

「俺をナメるなよ? ほら、返事は?」

「にゃひゃ、わか、わかたです、きゃい! ひゃい! はい!」


 返事をしたので、とりあえずは一時的にくすぐりを止めてやる。また調子に乗ったらやってやろう。


「ふぁぁ……ひどい扱いを受けたです。偉い人に言ってやるです」

「まだ言うか!」

「や、ひゃ、きゃふふ、きゃひゃう、ひゃははは! やめっ!」


 バシャバシャ暴れだしたので、また止めてみる。


「はぁはぁ……こんなことされたの初めてです。訴えてやるです」

「分からない奴だな」

「きゃはは、ひゃは、ふーっ、ふーっ、うっふふひゃっ!」


 このくらいにしてやろう。


「あ、そうだ」

「はぁ……はぁ……」

「おーい、マルカ! ルリア! こっちこい!」


 どうせなので、二人も一緒に入れよう。

 ミリアもファラも居ないので、今がチャンスだ。


「は、はい、なんでっしゅか!?」

「タカシ殿、なんでしょう」

「どうせだから、お前達も一緒に入ろう」

「ひぇっ!? う、ウチもでしゅかっ!?」

「ぼ、僕もなのか!? その、ま、まだ夜では……」

「いいから、ほら、服を脱いで入ってこい」


 見られていると脱ぎ辛いのだろう。モジモジしていたので、仕方なしにぐったりしたミュウを抱いたまま、向きを変える。

 マルカとルリアを待つ為に後ろを向くと、召喚獣が風呂の縁に座ってこちらをジッと見ていた。

 まずい……。


――ビタン!


 目が合った瞬間に顔に飛び掛かってきた。


――ペシペシペシペシ!


 そのまま頭を叩かれる。

 ミュウを抱っこしていたので、抵抗できず叩かれ続ける。


「分かった分かった。ファラ。大丈夫、何もしないからさ。な? ほら、ここに座ってろ」


 召喚獣の首根っこを掴んで、元の所に戻す。


「マルカ、ルリア、ほら、まだか?」

「うぅ……恥じゅかしいです……」

「ぼ、僕は今日大人になります……」


 何か変な事を言っているが、シュルシュル音がするので脱いではいるのだろう。

 音が止み、こちらに近付いてくる気配がある。


「お仕事とはいえ、恥ずかしいでしゅ」

「タカシ殿、失礼します」


 二人とも恐る恐る風呂に足を入れてくる。


――チャプ


 やはり、風呂自体に慣れていないのだろう。掛け湯というものを知らないらしい。服を脱いでそのまま入ってきた。

 別に汚いとは思わない。むしろご褒美です。


「どうだ? 昼から入る風呂も良いものじゃないか?」

「ふぅ……ウチ、男の人と一緒に入るのは初めてです」

「あぁ……僕もだよ。でも、風呂は気持ちが良いものだね」


 マルカが噛まずに喋ったのを初めて聞いたかもしれない。

 ルリアも何だかんだ言って、ちゃんと入ってきたし、この調子で暫くは裸の付き合いをして、夜のご奉仕の為に慣れてもらおう。

 ミュウはぐったりしたままだったが、もう諦めたのか何も喋らずこちらに体を預け、まったりしている。

 いつの間にかファラの召喚獣も俺の頭の上でまったりしていた。


 その後、順に頭と体を洗ってあげたが、俺の体は誰も洗ってくれなかった。寂しい。

 仕方がないので、更にまったり風呂で過ごす。


「それにしても、マルカもルリアも乳デカいな」

「ひゃっ!」

「きゃっ!」


 両サイドに居たマルカとルリアの乳を揉んでみる。

 このボリューム、生まれて初めて揉むな……。

 マルカはフワフワで、ルリアは弾力がやばい。

 人それぞれとはいえ、ここまで違うモノなのか……。


――ペシペシ!


「分かってるって。ファラの乳の方がキレイだぞ?」


――ぽん!


「タカシ殿は、いつも彼女達とこんなことを?」

「ん? いや、もっとすごいことしてるぞ?」

「なな、なっ!」


 聞かれたので答えたが、頭がパンクしそうなほど顔が赤くなってるな。そんなになるなら、聞かなければ良いのに。

 でも、数日の付き合いとはいえ、まさかマルカまで一緒に風呂に入ってくれるとは思わなかった。これは嬉しい。


「さて、のんびりしたところで、そろそろ上がるか」

「ひゃ、はい!」


 マルカに背中を拭いてもらいながら、ミュウの体を拭いてやる。

 その後、ルリアの体を拭くが、下乳を拭く際に、好奇心で胸を掌に乗せてしまった。この重量感、堪らない。

 ランもそこそこ大きいとは思うが、乳を持ち上げてから、下乳を拭くほどではないからな。

 マルカも持ち上げてみたかったが、ルリアの体を拭いている間に自分で拭き終わっていて、それは叶わなかった。残念だ……。


「さて、まったりしたが、まだまだ時間はあるな。何をしようか」

「タカシ殿! 稽古を付けてもらえないだろうか!」

「はぁ!? 風呂に入ったのに、何でわざわざ汗を掻くんだよ」

「うっ、確かに……」

「お茶をお持ちしました」

「お、ありがとうな」


 時計を見ると、そろそろおやつの時間ではあるが、作るのが面倒だし、ファラも居ないからマルカのお茶だけで良いか……。


 マルカも裸の付き合いをしたことで、少しは慣れてくれたのか、あまり噛まなくなってきた。

 やっぱり裸の付き合いって大事だな! 俺の場合は100%下心なんだけど。

 そんな下心でマルカの胸を眺めていると、玄関のドアが開く。


「たっだいまー!」

「戻りましたです」


 うるさい奴等が帰ってきた。


「お、タカシくんも帰ってたんだ?」

「タカシ様! おかえりなさいです!」

「あぁ、おかえり、ただいま」


 しばらく、この面子で話でもして時間を潰すか。

 たまにはこういったまったりも良いだろう。


「何か良い匂いがするけど、もうお風呂入ったの?」

「さすが野生児だな。鼻が良い。さっきマルカ、ミュウ、ルリアと風呂に入ってきたんだよ」

「おっぱいの小さなミュウちゃんに、もう手を出しちゃったの!? さっすが、ちっぱいマイスターだねっ!」

「タカシ様! 本当なんですかっ!?」

「変な二つ名付けるな。それに、まだ手を出してないわっ!」


 そう、まだ手を出していない。じゃれ合っただけだ。

 それに、ファラが見てたからな。手を出すなら、ファラが居る時一緒に手を出すつもりだ。


「みゅは犯されたです……もう妊娠したかもです……」

「なっ!? タカシ様!? 私を差し置いて、ミュウさんに種付けしたのですか!?」

「種付けって何だよ……手を出してないって言ってんだろうが! ほれ、ファラも何とか言ってやれ」


――ババッ!


 召喚獣が手をクロスしている。

 出してない! ってジェスチャーしてくれているのかもしれないけど、それって、手を出した、出してない、どちらにも捉える事ができるよね……。


「ミュウちゃん、どうだった? 痛くなかったの? タカシくん、ちゃんと優しくしてくれた?」

「めちゃくちゃにされたです。何度も何度もやりやがったです」

「もー、タカシくん。ミュウちゃんは初めてなんだからさ、優しくしないとダメじゃなーい」


 ほら、誤解されてる。ミュウは間違ったことを言ってないけど、それはめちゃくちゃにくすぐっただけで、性行為じゃないのに。


「もう良い。お前、覚えてろよ。お前をめちゃくちゃにしてやる」

「えぇっ、何でランなの!?」

「タカシ様、私をめちゃくちゃくにしてくださいです!」

「お前には、あえて何もしない」

「そ、そんなぁ!?」


 こいつらが帰ってきただけで、一気に賑やかになったな。


「ってか、普通に話してたけど、その人は何で帰ってないの?」

「あぁ、こいつは、ルリア・S・ツェルトン。訳あって、今日から俺の性奴隷になった」

「えぇー、また性奴隷? すごいね、タカシくんの性欲? ファラちゃんとマリーさんだけじゃ、足りなくなったの?」

「お前、絶対にめちゃくちゃくにしてやるからな、覚悟しとけよ」

「なんでっ!?」


 人聞きの悪いこと言いやがって。本当、覚えてろよ。


「あの、僕は、タカシ殿の弟子になるため、奴隷になりました! 先輩方、これからよろしくお願いします!」

「性奴隷……。タカシ様の子どもを産むのは、私が先ですよ?」

「お前、今日から何もしないからな、覚悟しとけよ」

「そんなっ!?」


 ランとマリーが似てきたな。

 何かこいつらを一緒に行動させたらダメな気がしてきた。

 見てる分には良いけど、見えないところでフリーにしていると、バカだから面倒事を持ってきそう……。今度から注意しておこう。


「ランです。ルリアさん、これからよろしくねー」

「マリーです。よろしくお願いしますです」

「色々教えてやってくれ」

「はーい」

「はい!」


 それからしばらく、ランとマリーをイジりつつ、マルカとミュウも含めて雑談して時間を潰す。

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