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ステータスマイスター  作者: なめこ汁
第二章
111/145

第18話 休暇

 まず、ミリア、ファラ、マルカ、ミュウをオスルム送り届ける。


「待ち合わせ場所は、ここな?」

「分かりました」

「ん」

「ひゃい!」

「ちゃんと来るですよ?」


 次の組を送り届けるため、別れを告げて屋敷に戻ろうとしたら、ファラがSDミリアを召喚して、肩に乗せてきた。

 いつ見ても可愛いな、こいつ。


「ちょ、ファラ!? 何これ!?」

「ミリア」

「いや、見れば分かるけど! 何で私なの!?」

「ファラはファラをまだ出せないから」

「いつものネコっぽいのでいいじゃない! 何で私なの……」

「その方がタカシ喜ぶから」

「なっ!? タカシさん!?」


 知らない振りをしておこう。

 それにしても少しの間しか離れないのに、ファラは心配性だな。別にやましい事はしないから、監視せずとも良いのに。


「さぁ、楽しんでこい。俺はこいつをチュッチュしたり、ペロペロして一人で楽しんでいるから」

「ちょっと! やめてくださいよ!?」

「分かったから、ほら。じゃあ、また夕方な!」


 ミリアがまだ何か喋っていたが、無視して屋敷に戻る。


「よし、次はお前達だな。ラン、お前は少し待っていてくれ」

「うん……」


 マリー、ルリア、パル、パロを連れて、スワルトに飛ぶ。


「タカシ様、私は特に用事は無いのですが……」

「タカシ殿、ボクもだよ」

「たまには良いじゃないか。お前達はもうちょっと、こう、自分が女であるということを理解しろ。女の子らしい可愛い服を買ったりアクセサリーを買ったり、女の子らしいことをしてこい」

「私は十分女だと理解していますよ!? だからこそ、タカシ様のお子を……」

「ボクは女である前に剣士だ。可愛い服など……」


 こいつら……剣術バカと勇者バカだから、たまには違うことでもやらせてみようかと思ったが、ここまで渋るとは……。


「じゃあ、パルとパロが遊びに行くから、剣士として護衛しろ」

「承知しました!」

「では、私は!?」

「お前も同行しろ」

「そんなっ!?」


 一日中、マリーと性的に繋がっているのも悪くはないが、俺にはSDミリアという監視があるからな。


「ボス! ありがとう! 楽しんでくるよ!」

「お土産期待しててね!」

「おう、楽しんでこい。じゃあ、ルリア後は頼んだぞ?」

「はい!」

「私は!? 私の扱いが雑ですよ、タカシ様!」


 マリーが何か言っていたが、無視して館に戻る。

 リビングに一人椅子に座り、ボーっとしているランに話掛ける。


「おう、待たせたな。一人で寂しかっただろう?」

「大丈夫だったよ。はぁ……」

「今朝から、どうしたんだよ。お前らしくないぞ?」

「だってさ……この歳で、お漏らしだよ? あり得ないよ」

「別に良いじゃないか。ミリアなんて、俺が触る度にシャーシャー漏らしてたぞ?」

「それはっ! タカシくんがエッチな事するからじゃん……」

「寝ている間にビクンビクンってなっていたから、どうせエロい夢でも見て嬉ションでもしたんだろう」

「うれしょんって……ランは獣人であって、獣じゃないよ!」


 本当に落ち込んでるんだな。久し振りに落ち込んだランを見た。

 面倒だし、本当のことを教えてやるか……。


「はぁ……俺が、お前にお漏らしをさせたんだよ」

「なっ!? さっきは違うって言ったじゃん!」

「状況を説明しただけで、否定はしてないぞ?」

「もう! だったら、何でもっと早く言ってくれないの! 物凄く落ち込んだんだからねっ!?」

「すまんすまん。別に良いじゃないか。俺はお前にぶっかけられて興奮したんだから、それで良いだろう?」

「こ、興奮!? 変態だーっ!」

「うるさい、変態の嫁」

「うぅっ」


 ランがビクンビクンしていたことに、興奮したのは嘘ではない。あのまま襲ってしまおうかと思ったくらいだ。

 ファラの目があったので、やらなかったが。


「どうする? 今、それを証明しようか?」

「え、ちょっ!? 嫌だよ! また汚れるじゃん!」

「俺は別に構わないぞ。何なら、飲んでやろうか?」

「やだよっ! 何言ってるの!? ダメだからねっ!?」

「ちっ、分かったよ。それで、お前はクドラングで良いのか?」

「へっ……何が?」

「聞いてなかったのかよ!」

「うぅ、ごめんなさい。ちょっと今朝の事がショックすぎて……」


 今後は、ショックにならないくらい慣らしてやろう。

 もうシャーシャーだ。シャーシャー。

 おっと、それは良いとしてさっさと出掛けないとな。


「もう良い。んじゃ、お前は俺の用事に付き合え」

「え、用事あるの? ランで良いの? ファラちゃんは?」


――ペシペシペシペシッ!


 自分は断られたのに、ランを誘ったことに怒っているのだろう。ファラには悪い事をしたな……。

 でも、これは仕方がないんだよ。許してくれ。


「ほら、行くぞ」

「え、本当に大丈夫なの!? めっちゃ叩かれてるけど!」

「ファラはこの程度で怒ったりしない俺の天使だから大丈夫だ」


――ピタッ!


 ほら止まった。ファラの扱いもいい加減分かってきた。


 ランの尻を掴んで、ひとまずはザクゼルに飛ぶ。


「ねぇ、お兄ちゃん。お尻を掴む必要なかったよね?」

「うるさい、まずはギルドだ」

「ひどいっ!?」


 ランをその場に残して、ギルドに向かう。

 ダンジョンで狩ったモンスターの報酬を受け取る為、カウンターに向かう。

 先日相手してくれた時と同じお姉さんだった。


「あら、ワタナベさん。今日はどんなご用件ですか?」

「また前回同様、ダンジョンでモンスターを狩ってきたので、その清算をしたいんですが、大丈夫です?」

「えぇ、大丈夫です。それにしても、すごいですね。前回いらした時からあまり経過していないというのに、もう二つ目のダンジョンですか……」

「仲間に恵まれているので」

「仲間は大事ですよ。それで、どの程度ありますか?」

「うーん、前回の数倍はありますね」

「では、あちらに行きましょうか」


 カウンターから離れた所にある、空いたスペースへ案内される。

 ここにアイテムを出せということだろう。


 ランクの低いモンスターのアイテムから、順に出していく。


「ちょ、ちょっと、待ってください! 多すぎですよ! まずは、ここからここまで清算しますね」

「はい」


 ランクEとDのモンスター分だけ先に清算する。

 お姉さんが何往復かしている間に、次々とアイテムを出す。


 何往復もするものだから、かなり時間が掛かったが、結果的に、2白11金になった。

 思っていたよりも少ない。4白くらいにはなると思っていたが、ドラゴンの素材は清算しなかったからだろうな。

 まぁ、数日でこれだけ稼げたことを喜ぼう。


「相変わらず、すごいですね……。あまり無理をしないようにしてくださいね?」

「えぇ、もちろんです。また来ますね、それでは!」

「はい、お待ちしてまーす」


 ギルドを出て路地裏まで移動して、ランの尻を掴んだ後、今度はエストルの仕立て屋に向かう。


「だから、お尻を掴む必要ないよね!?」

「次は衣装だ」

「ねぇ、無視!? もしかして、ラン必要ない!?」


 ランを無視して、仕立て屋の中に入る。


「あらいらっしゃい。お久し振りね。今日はどうしたのかしら?」

「また服を作って欲しくて来ました。今お時間良いですか?」

「えぇ、もちろんよ。貴方なら大歓迎だわ」

「おい、ラン。これで何か飲み物とおやつ買ってきてくれ」

「もう、ただのお使いじゃん……分かったよぉ」


 文句を言いつつも、しっかりお使いに出掛けてくれる。

 それにしても、おやつという単語に釣られて、SDミリアが一瞬にして俺の肩からランの頭の上に移動しやがった……。

 お前は本体じゃないのだから、食べられないだろうが。などと、言うヒマすらなかった。まぁ、いいか。


「何か描くものとかあります?」

「そうだったわね。ごめんなさい。すぐに持ってくるわね」


 奥に行く前にテーブルへ案内されたので、座って待つ。


「お待たせ。これに描いてくださるかしら」

「はい。えっと、今回は既存の服を改良する感じです」

「それでしたら、すぐ作れると思うわ」

「まず、全体としてはこんな感じになります。上半身は、ここから上を取っ払って、紐形式に。そして、端はフリフリにします」


 セパレートタイプの浴衣のような物を書き、胸から上を無くし、紐タイプにする。

 浴衣みたいな服なので、もちろん帯もある。ただ帯というより、大きな布を腹に巻いて、後ろで大きなリボンにした感じだが。


「次に、スカートはこんな感じにして、フワッとなるように、中をこのようにします」


 スカートの中に穿かせる、パニエ風の物を服とは別に描いて説明しておく。当然スカートもフリフリだ。


「最後に手袋と靴下ですね。白ベースと黒ベースで、スカートの下ギリギリまで長い物にしたいです。アクセントはこんな感じ」

「本当……貴方って何者なのかしら? 女の子用の服なのに、良くこんなに沢山のアイデアが出るわね」

「愛、ですかね!」

「ぷっ、あははは、確かにそうだわっ! 奴隷の着る服にそこまでお金を、ふふふ、ごめんなさいね、あはは、確かに愛だわっ!」


 キリっとクサイ事を言ったら、盛大に笑われた。

 落ち着いた後、カラーリングなどの色々と細かい指示を出して、ひとまずは依頼が完了した。


「戻ったよー」


 ちょうどそこにランが戻ってきた。


「何を買ってきてくれたんだ?」

「これだよー。ファラちゃんが、これが良いんだってさ」


 何か饅頭みたいな物が入った木製の箱を渡される。

 それより、あのファラと意志の疎通ができたのか。やるな……。


「ありがとうな。それじゃあ、次は鍛冶屋のヴァストールさんを、ここに連れてきてくれるか?」

「えー、またぁ!? もう……ランをこんなにこき使うのなんて、お兄ちゃんくらいだよ?」

「うるさい。早く行け。毟るぞ!」

「ひっ、わ、分かったよぉ……いこ、ファラちゃん」


――ぴょんっ


 ファラが俺の肩に戻ってくる。

 SDミリアがにっこりしながら、ファラに手を振っている。

 何だこれ! 表情変えられるのか!? 可愛いじゃねーか!


「えぇ!? ファラちゃん裏切るの!? もう……」

「ほら、早く行く」

「貴方、あの子にはキツく当たるのね」

「あぁ、あいつは甘やかされて育ったので、躾けているんですよ」

「そうなのね……」


 適当に答えたが、大体合っているだろう。

 ランの事は中も外も大好きだが、あいつの性格上、何でも好きにさせてあげるのは違う気がする。だからこれで良いのだ。


「あ、勝手に決めちゃいましたが、ここで鍛冶屋さんと相談しても良いですか?」

「えぇ、構わないわよ」

「ありがとうございます。あ、これどうぞ」

「ありがとう」


 ランがヴァストールを連れてくるまで、お茶して待つ。

 ファラは俺等が食べ始めてからやっと、自分は食べられない、という事に気が付いたようで、俺の頭に八つ当たりしている。

 それがSDミリアということもあって、可愛い。


「さっきから気になっていたのだけれど、その頭の上で動いている物は何なのかしら……?」

「これは、召喚獣です。前、ここに無表情の女の子を連れてきたの覚えていますか?」

「えぇ、あの細くて小さい子ね。あの子が、出しているの?」

「はい。見たり聞いたりしたことは、全て本人に伝わっています」

「はぇー、すごいのね」


 ファラの話をしていると、ランが戻ってきた。


「何じゃ、ワシに用があるのは、お前さんじゃったか!」

「すみませんね、呼んでしまって」

「いやいや、良いぞ。それで、どうしたんじゃ?」


 商談ということを悟ってくれたのか、そのまま店内に入ってきてドカッと椅子に座ってくる。

 ランも後に続いてくるが、テーブルが壁側ということもあって、椅子は3つしかない。

 仕方がないので、手を引いて、股の間に座らせる。


「今日はどんな物を作らされるんじゃ?」

「えっと、アースドラゴンの素材を手に入れたんですよ」

「なんとっ!」

「それで装備を作れないかなぁと」

「ふーむ。ワシも作ったことはあるが、難しいのじゃよ」


 高級素材だから試行回数も少ないだろうし、難しいのは分かる。


「1つは盾、残りは何か適当に作って欲しいんですが」

「むぅ、そうじゃのう。失敗はしないと思うが、デザインがのう」

「デザインですか。使えれば適当でも良いですよ?」

「そうはいかん、ドラゴン装備じゃぞ!? これぞ、ドラゴン! と思わせるようなデザインにせんといかん」


 そういうものなのだろうか。

 別にデザイン一つで性能が変わったりしないとは思うが……。


「そういえば、お前さん、絵を描くのがうまかったな。どうじゃ、デザインを描いてくれんかのう?」

「えぇっ、俺が!? 俺は女の子の服専門なんですが」

「なんじゃそれは。服が描けるのなら、鎧も似たようなもんじゃ。ほれ、描いてみい」

「分かりましたよ」


 ルリア用の盾と、近接組に小手を描いてみる。

 あとは剣や槍、斧、爪などの適当な武器を描いておく。


「おお、出来るじゃないか! はっはっは!」

「あら、本当に描けるのね。大したものだわ」

「お兄ちゃん、絵上手いんだね!」


 適当に描いたので褒められても、何か釈然としない。

 でもまぁ、こんなもので造れるというのなら良いだろう。


「えっと、素材はこれです。いくらくらいで出来そうですか?」

「そうじゃのう……素材は一級品の物を使う必要があるからのう、30……いや、40は必要かのう」

「分かりました。では、これで」


 40金を渡す。


「確かに承った! 早速、下地から造るかの!」

「おい、ラン。ヴァストールさんは大金を持っているから、店まで護衛してあげてくれ。あと、この素材を運んでくれ」

「もう……はーい」

「すまんの! よろしく頼むぞい、お嬢ちゃん!」

「はいはーい」


 ランとヴァストールが店を出ていく。

 デザインについては心配だが、ヴァストールが良いというんだ。大丈夫だろう。彼を信じよう。


「あ、そうでした。シーラさんの方には、頼むだけ頼んでおいて、まだ支払いしていませんでしたね。おいくらです?」

「そうね……流石に九着となると、それなりに掛かるわ。30……いえ、お得意様だし、こちらは25で手を打ちましょう」

「ありがとうございます。じゃあこれで」


 25金を渡す。

 お小遣いの27金と合わせて合計で92金……食費分もあるし、今日だけで1白分ほど散財したことになるな。

 でも、趣味と今後のダンジョンの為でもある。必要経費だ。


「もっどりー」

「おかえり。よし、帰るか」

「えっ!? ランお使いしただけなんだけど!?」

「偉い偉い。それじゃあ、シーラさん数日後に取りに来ますね」

「えぇ、お待ちしていますわ」


 別れを告げて店を出る。

 カッシュやミーアには合わなくても良いだろう。今度にしよう。

 ランの尻を掴んで屋敷に戻る。


「だーかーらー! 何でお尻なの!?」

「そこに尻があるからだ」

「意味分かんないんだけど!?」


 戻ってきたのは良いが、まだ昼か……。

 皆のジョブもコロコロ変わるから、色々装備が欲しいんだよな。

 でも、それもすぐに済むだろうし、時間が余るな。


「よし、ラン。あっちだ」

「え、なに? 何かあるの?」


 ランと二人、寝室に入る。この際、SDミリアは無視だ。


「脱げ」

「へ?」

「脱げ」

「いや、聞こえなかったわけじゃないよ? 何で脱ぐの!?」

「そんなの、お前の体で遊ぶからに決まっているじゃないか」

「ちょ、ちょっと! 何で!? どういう流れ!?」


 ランを捕まえて、脱がしていく。

 初めは抵抗していたが、諦めたのだろう。すぐに全裸に出来た。


「もう……本当最近のタカシくん、ランの扱いが雑だよぉ……」

「さっきマリーにも言われたな。でも大好きだぞ? 愛していると言っても過言ではない」

「あいっ!? いや、別にそこまでは言わなくても……」


 耳元で甘い囁きをしながら、ランの張りのある肌を堪能する。


・・・。


 ランの肌を堪能した後、本日二度目の風呂に入りまったりする。


「なぁ、ラン。最近どうだ?」

「ふぅ……どうって、なにがー?」

「人生、楽しんでるか?」

「うーん、そうだねー。タカシくんはかなり強引だけど、ラン的に楽しめていると思う、かなー?」

「そうか。それなら良かった。やりたい事とか悩みとかあったら、遠慮せず俺に言えよ?」

「言ってるよー? お姉ちゃんは、王位継承を頑張ってくれているみたいだし、もう悩みは無くなったかな、やりたい事もダンジョンを楽しめているし、今のところは大丈夫かなー」

「そっか」

「そだよー」


 今日はお漏らしに相当参っていたくせに。

 まぁ、今の生活に楽しんでくれているのなら良いか。安心した。


 あいつらを迎えに行く時間は、まだ残っていると思っていたが、いつの間にか時間が迫ってきていた。まったりし過ぎたな……。

 そろそろ風呂から上がって迎えに行くか。

 装備の購入は明日だ。


「よし、上がるか」

「はーい」


 久し振りにランの体を拭き、服を身に付けさせ、まったりとした時間を終了させる。


「あいつらを迎えに行ってくるから、少し待っててくれるか?」

「えー……ここまできて、ランを置いて行くの?」

「あぁもう、分かったよ。付いて来い」

「へへへ、はーい」


 一緒に行けることが嬉しいのか、腕に抱き付いてきた。

 それでも、ランの尻を掴んで、スワルトに向かう。


「はぁ……ランがお兄ちゃんの腕に抱き付いた意味ないよね」

「お、居た居た。おーい、こっちだぞー?」

「安定の無視だし……」


 マリー達を回収して一度屋敷に戻る。

 そのまま、またランの尻を掴んで、今度はオスルムに向かう。


「もう、何も言わないよ。ランはツッコまないからね」

「ファラ、待たせてすまないな。痛い! 痛いって!」


 ランとイチャイチャしていた事に妬いているのか、俺の頭の上に乗っているSDミリアが髪を引っ張ってくる。

 止めて! 禿げちゃう!


「ごめん、ごめんって!」

「はぁ……タカシさん、今度は誰とエッチな事をしたんですか?」

「ちょ、何で分かるんだよ!」

「ファラが怒るのって、お菓子か、タカシさんの浮気ですから」

「浮気って何だよ。お前達にしか、エロいことしないだろう!?」

「はぁ……どうでしょうね」


 ミリアが溜息を吐いて、やれやれポーズを取っている。

 別に身内にエロいことするくらい多目に見てくれよ。


「ファラ、機嫌を直してくれ。ランはファラと同じ、嫁だぞ?」

「ん。同じことしてくれたらいい」

「分かった分かった。同じことするから」


 ファラにはまだ早い。何か考えて誤魔化さないとな……。


「ならいい」

「そっか。ありがとうなー」

「はぁ……」

「エロ魔王にも弱点があったですね……」

「ふ、ふぁ、ファラちゃん、こわいですぅ……」


 ランは当事者だから、助けてくれても良いのにな。と思ったが、俺が一方的にやった感じだからな……自業自得だ。


 そんな面子に触れ、屋敷に戻る。


 ファラ以外に何かをする時は、召喚獣を何とかしないとな。

 そんな作戦を考えながら、短いようで長かった休暇を終える。

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