第18話 休暇
まず、ミリア、ファラ、マルカ、ミュウをオスルム送り届ける。
「待ち合わせ場所は、ここな?」
「分かりました」
「ん」
「ひゃい!」
「ちゃんと来るですよ?」
次の組を送り届けるため、別れを告げて屋敷に戻ろうとしたら、ファラがSDミリアを召喚して、肩に乗せてきた。
いつ見ても可愛いな、こいつ。
「ちょ、ファラ!? 何これ!?」
「ミリア」
「いや、見れば分かるけど! 何で私なの!?」
「ファラはファラをまだ出せないから」
「いつものネコっぽいのでいいじゃない! 何で私なの……」
「その方がタカシ喜ぶから」
「なっ!? タカシさん!?」
知らない振りをしておこう。
それにしても少しの間しか離れないのに、ファラは心配性だな。別にやましい事はしないから、監視せずとも良いのに。
「さぁ、楽しんでこい。俺はこいつをチュッチュしたり、ペロペロして一人で楽しんでいるから」
「ちょっと! やめてくださいよ!?」
「分かったから、ほら。じゃあ、また夕方な!」
ミリアがまだ何か喋っていたが、無視して屋敷に戻る。
「よし、次はお前達だな。ラン、お前は少し待っていてくれ」
「うん……」
マリー、ルリア、パル、パロを連れて、スワルトに飛ぶ。
「タカシ様、私は特に用事は無いのですが……」
「タカシ殿、ボクもだよ」
「たまには良いじゃないか。お前達はもうちょっと、こう、自分が女であるということを理解しろ。女の子らしい可愛い服を買ったりアクセサリーを買ったり、女の子らしいことをしてこい」
「私は十分女だと理解していますよ!? だからこそ、タカシ様のお子を……」
「ボクは女である前に剣士だ。可愛い服など……」
こいつら……剣術バカと勇者バカだから、たまには違うことでもやらせてみようかと思ったが、ここまで渋るとは……。
「じゃあ、パルとパロが遊びに行くから、剣士として護衛しろ」
「承知しました!」
「では、私は!?」
「お前も同行しろ」
「そんなっ!?」
一日中、マリーと性的に繋がっているのも悪くはないが、俺にはSDミリアという監視があるからな。
「ボス! ありがとう! 楽しんでくるよ!」
「お土産期待しててね!」
「おう、楽しんでこい。じゃあ、ルリア後は頼んだぞ?」
「はい!」
「私は!? 私の扱いが雑ですよ、タカシ様!」
マリーが何か言っていたが、無視して館に戻る。
リビングに一人椅子に座り、ボーっとしているランに話掛ける。
「おう、待たせたな。一人で寂しかっただろう?」
「大丈夫だったよ。はぁ……」
「今朝から、どうしたんだよ。お前らしくないぞ?」
「だってさ……この歳で、お漏らしだよ? あり得ないよ」
「別に良いじゃないか。ミリアなんて、俺が触る度にシャーシャー漏らしてたぞ?」
「それはっ! タカシくんがエッチな事するからじゃん……」
「寝ている間にビクンビクンってなっていたから、どうせエロい夢でも見て嬉ションでもしたんだろう」
「うれしょんって……ランは獣人であって、獣じゃないよ!」
本当に落ち込んでるんだな。久し振りに落ち込んだランを見た。
面倒だし、本当のことを教えてやるか……。
「はぁ……俺が、お前にお漏らしをさせたんだよ」
「なっ!? さっきは違うって言ったじゃん!」
「状況を説明しただけで、否定はしてないぞ?」
「もう! だったら、何でもっと早く言ってくれないの! 物凄く落ち込んだんだからねっ!?」
「すまんすまん。別に良いじゃないか。俺はお前にぶっかけられて興奮したんだから、それで良いだろう?」
「こ、興奮!? 変態だーっ!」
「うるさい、変態の嫁」
「うぅっ」
ランがビクンビクンしていたことに、興奮したのは嘘ではない。あのまま襲ってしまおうかと思ったくらいだ。
ファラの目があったので、やらなかったが。
「どうする? 今、それを証明しようか?」
「え、ちょっ!? 嫌だよ! また汚れるじゃん!」
「俺は別に構わないぞ。何なら、飲んでやろうか?」
「やだよっ! 何言ってるの!? ダメだからねっ!?」
「ちっ、分かったよ。それで、お前はクドラングで良いのか?」
「へっ……何が?」
「聞いてなかったのかよ!」
「うぅ、ごめんなさい。ちょっと今朝の事がショックすぎて……」
今後は、ショックにならないくらい慣らしてやろう。
もうシャーシャーだ。シャーシャー。
おっと、それは良いとしてさっさと出掛けないとな。
「もう良い。んじゃ、お前は俺の用事に付き合え」
「え、用事あるの? ランで良いの? ファラちゃんは?」
――ペシペシペシペシッ!
自分は断られたのに、ランを誘ったことに怒っているのだろう。ファラには悪い事をしたな……。
でも、これは仕方がないんだよ。許してくれ。
「ほら、行くぞ」
「え、本当に大丈夫なの!? めっちゃ叩かれてるけど!」
「ファラはこの程度で怒ったりしない俺の天使だから大丈夫だ」
――ピタッ!
ほら止まった。ファラの扱いもいい加減分かってきた。
ランの尻を掴んで、ひとまずはザクゼルに飛ぶ。
「ねぇ、お兄ちゃん。お尻を掴む必要なかったよね?」
「うるさい、まずはギルドだ」
「ひどいっ!?」
ランをその場に残して、ギルドに向かう。
ダンジョンで狩ったモンスターの報酬を受け取る為、カウンターに向かう。
先日相手してくれた時と同じお姉さんだった。
「あら、ワタナベさん。今日はどんなご用件ですか?」
「また前回同様、ダンジョンでモンスターを狩ってきたので、その清算をしたいんですが、大丈夫です?」
「えぇ、大丈夫です。それにしても、すごいですね。前回いらした時からあまり経過していないというのに、もう二つ目のダンジョンですか……」
「仲間に恵まれているので」
「仲間は大事ですよ。それで、どの程度ありますか?」
「うーん、前回の数倍はありますね」
「では、あちらに行きましょうか」
カウンターから離れた所にある、空いたスペースへ案内される。
ここにアイテムを出せということだろう。
ランクの低いモンスターのアイテムから、順に出していく。
「ちょ、ちょっと、待ってください! 多すぎですよ! まずは、ここからここまで清算しますね」
「はい」
ランクEとDのモンスター分だけ先に清算する。
お姉さんが何往復かしている間に、次々とアイテムを出す。
何往復もするものだから、かなり時間が掛かったが、結果的に、2白11金になった。
思っていたよりも少ない。4白くらいにはなると思っていたが、ドラゴンの素材は清算しなかったからだろうな。
まぁ、数日でこれだけ稼げたことを喜ぼう。
「相変わらず、すごいですね……。あまり無理をしないようにしてくださいね?」
「えぇ、もちろんです。また来ますね、それでは!」
「はい、お待ちしてまーす」
ギルドを出て路地裏まで移動して、ランの尻を掴んだ後、今度はエストルの仕立て屋に向かう。
「だから、お尻を掴む必要ないよね!?」
「次は衣装だ」
「ねぇ、無視!? もしかして、ラン必要ない!?」
ランを無視して、仕立て屋の中に入る。
「あらいらっしゃい。お久し振りね。今日はどうしたのかしら?」
「また服を作って欲しくて来ました。今お時間良いですか?」
「えぇ、もちろんよ。貴方なら大歓迎だわ」
「おい、ラン。これで何か飲み物とおやつ買ってきてくれ」
「もう、ただのお使いじゃん……分かったよぉ」
文句を言いつつも、しっかりお使いに出掛けてくれる。
それにしても、おやつという単語に釣られて、SDミリアが一瞬にして俺の肩からランの頭の上に移動しやがった……。
お前は本体じゃないのだから、食べられないだろうが。などと、言うヒマすらなかった。まぁ、いいか。
「何か描くものとかあります?」
「そうだったわね。ごめんなさい。すぐに持ってくるわね」
奥に行く前にテーブルへ案内されたので、座って待つ。
「お待たせ。これに描いてくださるかしら」
「はい。えっと、今回は既存の服を改良する感じです」
「それでしたら、すぐ作れると思うわ」
「まず、全体としてはこんな感じになります。上半身は、ここから上を取っ払って、紐形式に。そして、端はフリフリにします」
セパレートタイプの浴衣のような物を書き、胸から上を無くし、紐タイプにする。
浴衣みたいな服なので、もちろん帯もある。ただ帯というより、大きな布を腹に巻いて、後ろで大きなリボンにした感じだが。
「次に、スカートはこんな感じにして、フワッとなるように、中をこのようにします」
スカートの中に穿かせる、パニエ風の物を服とは別に描いて説明しておく。当然スカートもフリフリだ。
「最後に手袋と靴下ですね。白ベースと黒ベースで、スカートの下ギリギリまで長い物にしたいです。アクセントはこんな感じ」
「本当……貴方って何者なのかしら? 女の子用の服なのに、良くこんなに沢山のアイデアが出るわね」
「愛、ですかね!」
「ぷっ、あははは、確かにそうだわっ! 奴隷の着る服にそこまでお金を、ふふふ、ごめんなさいね、あはは、確かに愛だわっ!」
キリっとクサイ事を言ったら、盛大に笑われた。
落ち着いた後、カラーリングなどの色々と細かい指示を出して、ひとまずは依頼が完了した。
「戻ったよー」
ちょうどそこにランが戻ってきた。
「何を買ってきてくれたんだ?」
「これだよー。ファラちゃんが、これが良いんだってさ」
何か饅頭みたいな物が入った木製の箱を渡される。
それより、あのファラと意志の疎通ができたのか。やるな……。
「ありがとうな。それじゃあ、次は鍛冶屋のヴァストールさんを、ここに連れてきてくれるか?」
「えー、またぁ!? もう……ランをこんなにこき使うのなんて、お兄ちゃんくらいだよ?」
「うるさい。早く行け。毟るぞ!」
「ひっ、わ、分かったよぉ……いこ、ファラちゃん」
――ぴょんっ
ファラが俺の肩に戻ってくる。
SDミリアがにっこりしながら、ファラに手を振っている。
何だこれ! 表情変えられるのか!? 可愛いじゃねーか!
「えぇ!? ファラちゃん裏切るの!? もう……」
「ほら、早く行く」
「貴方、あの子にはキツく当たるのね」
「あぁ、あいつは甘やかされて育ったので、躾けているんですよ」
「そうなのね……」
適当に答えたが、大体合っているだろう。
ランの事は中も外も大好きだが、あいつの性格上、何でも好きにさせてあげるのは違う気がする。だからこれで良いのだ。
「あ、勝手に決めちゃいましたが、ここで鍛冶屋さんと相談しても良いですか?」
「えぇ、構わないわよ」
「ありがとうございます。あ、これどうぞ」
「ありがとう」
ランがヴァストールを連れてくるまで、お茶して待つ。
ファラは俺等が食べ始めてからやっと、自分は食べられない、という事に気が付いたようで、俺の頭に八つ当たりしている。
それがSDミリアということもあって、可愛い。
「さっきから気になっていたのだけれど、その頭の上で動いている物は何なのかしら……?」
「これは、召喚獣です。前、ここに無表情の女の子を連れてきたの覚えていますか?」
「えぇ、あの細くて小さい子ね。あの子が、出しているの?」
「はい。見たり聞いたりしたことは、全て本人に伝わっています」
「はぇー、すごいのね」
ファラの話をしていると、ランが戻ってきた。
「何じゃ、ワシに用があるのは、お前さんじゃったか!」
「すみませんね、呼んでしまって」
「いやいや、良いぞ。それで、どうしたんじゃ?」
商談ということを悟ってくれたのか、そのまま店内に入ってきてドカッと椅子に座ってくる。
ランも後に続いてくるが、テーブルが壁側ということもあって、椅子は3つしかない。
仕方がないので、手を引いて、股の間に座らせる。
「今日はどんな物を作らされるんじゃ?」
「えっと、アースドラゴンの素材を手に入れたんですよ」
「なんとっ!」
「それで装備を作れないかなぁと」
「ふーむ。ワシも作ったことはあるが、難しいのじゃよ」
高級素材だから試行回数も少ないだろうし、難しいのは分かる。
「1つは盾、残りは何か適当に作って欲しいんですが」
「むぅ、そうじゃのう。失敗はしないと思うが、デザインがのう」
「デザインですか。使えれば適当でも良いですよ?」
「そうはいかん、ドラゴン装備じゃぞ!? これぞ、ドラゴン! と思わせるようなデザインにせんといかん」
そういうものなのだろうか。
別にデザイン一つで性能が変わったりしないとは思うが……。
「そういえば、お前さん、絵を描くのがうまかったな。どうじゃ、デザインを描いてくれんかのう?」
「えぇっ、俺が!? 俺は女の子の服専門なんですが」
「なんじゃそれは。服が描けるのなら、鎧も似たようなもんじゃ。ほれ、描いてみい」
「分かりましたよ」
ルリア用の盾と、近接組に小手を描いてみる。
あとは剣や槍、斧、爪などの適当な武器を描いておく。
「おお、出来るじゃないか! はっはっは!」
「あら、本当に描けるのね。大したものだわ」
「お兄ちゃん、絵上手いんだね!」
適当に描いたので褒められても、何か釈然としない。
でもまぁ、こんなもので造れるというのなら良いだろう。
「えっと、素材はこれです。いくらくらいで出来そうですか?」
「そうじゃのう……素材は一級品の物を使う必要があるからのう、30……いや、40は必要かのう」
「分かりました。では、これで」
40金を渡す。
「確かに承った! 早速、下地から造るかの!」
「おい、ラン。ヴァストールさんは大金を持っているから、店まで護衛してあげてくれ。あと、この素材を運んでくれ」
「もう……はーい」
「すまんの! よろしく頼むぞい、お嬢ちゃん!」
「はいはーい」
ランとヴァストールが店を出ていく。
デザインについては心配だが、ヴァストールが良いというんだ。大丈夫だろう。彼を信じよう。
「あ、そうでした。シーラさんの方には、頼むだけ頼んでおいて、まだ支払いしていませんでしたね。おいくらです?」
「そうね……流石に九着となると、それなりに掛かるわ。30……いえ、お得意様だし、こちらは25で手を打ちましょう」
「ありがとうございます。じゃあこれで」
25金を渡す。
お小遣いの27金と合わせて合計で92金……食費分もあるし、今日だけで1白分ほど散財したことになるな。
でも、趣味と今後のダンジョンの為でもある。必要経費だ。
「もっどりー」
「おかえり。よし、帰るか」
「えっ!? ランお使いしただけなんだけど!?」
「偉い偉い。それじゃあ、シーラさん数日後に取りに来ますね」
「えぇ、お待ちしていますわ」
別れを告げて店を出る。
カッシュやミーアには合わなくても良いだろう。今度にしよう。
ランの尻を掴んで屋敷に戻る。
「だーかーらー! 何でお尻なの!?」
「そこに尻があるからだ」
「意味分かんないんだけど!?」
戻ってきたのは良いが、まだ昼か……。
皆のジョブもコロコロ変わるから、色々装備が欲しいんだよな。
でも、それもすぐに済むだろうし、時間が余るな。
「よし、ラン。あっちだ」
「え、なに? 何かあるの?」
ランと二人、寝室に入る。この際、SDミリアは無視だ。
「脱げ」
「へ?」
「脱げ」
「いや、聞こえなかったわけじゃないよ? 何で脱ぐの!?」
「そんなの、お前の体で遊ぶからに決まっているじゃないか」
「ちょ、ちょっと! 何で!? どういう流れ!?」
ランを捕まえて、脱がしていく。
初めは抵抗していたが、諦めたのだろう。すぐに全裸に出来た。
「もう……本当最近のタカシくん、ランの扱いが雑だよぉ……」
「さっきマリーにも言われたな。でも大好きだぞ? 愛していると言っても過言ではない」
「あいっ!? いや、別にそこまでは言わなくても……」
耳元で甘い囁きをしながら、ランの張りのある肌を堪能する。
・・・。
ランの肌を堪能した後、本日二度目の風呂に入りまったりする。
「なぁ、ラン。最近どうだ?」
「ふぅ……どうって、なにがー?」
「人生、楽しんでるか?」
「うーん、そうだねー。タカシくんはかなり強引だけど、ラン的に楽しめていると思う、かなー?」
「そうか。それなら良かった。やりたい事とか悩みとかあったら、遠慮せず俺に言えよ?」
「言ってるよー? お姉ちゃんは、王位継承を頑張ってくれているみたいだし、もう悩みは無くなったかな、やりたい事もダンジョンを楽しめているし、今のところは大丈夫かなー」
「そっか」
「そだよー」
今日はお漏らしに相当参っていたくせに。
まぁ、今の生活に楽しんでくれているのなら良いか。安心した。
あいつらを迎えに行く時間は、まだ残っていると思っていたが、いつの間にか時間が迫ってきていた。まったりし過ぎたな……。
そろそろ風呂から上がって迎えに行くか。
装備の購入は明日だ。
「よし、上がるか」
「はーい」
久し振りにランの体を拭き、服を身に付けさせ、まったりとした時間を終了させる。
「あいつらを迎えに行ってくるから、少し待っててくれるか?」
「えー……ここまできて、ランを置いて行くの?」
「あぁもう、分かったよ。付いて来い」
「へへへ、はーい」
一緒に行けることが嬉しいのか、腕に抱き付いてきた。
それでも、ランの尻を掴んで、スワルトに向かう。
「はぁ……ランがお兄ちゃんの腕に抱き付いた意味ないよね」
「お、居た居た。おーい、こっちだぞー?」
「安定の無視だし……」
マリー達を回収して一度屋敷に戻る。
そのまま、またランの尻を掴んで、今度はオスルムに向かう。
「もう、何も言わないよ。ランはツッコまないからね」
「ファラ、待たせてすまないな。痛い! 痛いって!」
ランとイチャイチャしていた事に妬いているのか、俺の頭の上に乗っているSDミリアが髪を引っ張ってくる。
止めて! 禿げちゃう!
「ごめん、ごめんって!」
「はぁ……タカシさん、今度は誰とエッチな事をしたんですか?」
「ちょ、何で分かるんだよ!」
「ファラが怒るのって、お菓子か、タカシさんの浮気ですから」
「浮気って何だよ。お前達にしか、エロいことしないだろう!?」
「はぁ……どうでしょうね」
ミリアが溜息を吐いて、やれやれポーズを取っている。
別に身内にエロいことするくらい多目に見てくれよ。
「ファラ、機嫌を直してくれ。ランはファラと同じ、嫁だぞ?」
「ん。同じことしてくれたらいい」
「分かった分かった。同じことするから」
ファラにはまだ早い。何か考えて誤魔化さないとな……。
「ならいい」
「そっか。ありがとうなー」
「はぁ……」
「エロ魔王にも弱点があったですね……」
「ふ、ふぁ、ファラちゃん、こわいですぅ……」
ランは当事者だから、助けてくれても良いのにな。と思ったが、俺が一方的にやった感じだからな……自業自得だ。
そんな面子に触れ、屋敷に戻る。
ファラ以外に何かをする時は、召喚獣を何とかしないとな。
そんな作戦を考えながら、短いようで長かった休暇を終える。




