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ステータスマイスター  作者: なめこ汁
第二章
108/145

第15話 シュスルスボス

 翌朝、周りで何かを話している声に気が付き、目覚めると皆既に起きていた。


「あ、タカシさん。おはようございます」

「おう、皆おはよう」


 目が覚めたのは俺が最後だったようで、皆は既に着替えまで終わっていた。

 いつも起こさないと目が覚めないファラでさえ既に起きており、皆の気合いの入り方に驚く。


「お前達、どうしたんだよ。気合い入れすぎじゃないか?」


 意味が分からない。あの土竜野郎相手だと、気合いが入るのか?

 何かレアなアイテムをドロップをするとか、報酬が大きいとか、そういうメリットでもあるのだろうか。


「アースドラゴンだと、何か良いことがあるのか?」

「うーん、アイテムは魅力的ですけど、特に何もないですよ?」

「だよな。俺にはトカゲ程度にしか見えないし」


 ミリアはいつも通りのようだ。


「たか、お、お兄ちゃんは、分かってないなぁ。ドラゴンを倒せるかもしれないんだよ? すごいことだよ」


 何か、ランに“分かってないな”などと言われると腹が立つな。


「意味が分からんぞ。お前達、昨日の夜までは、こんなテンションじゃなかっただろう? 俺が寝ている間に何があったんだよ!」

「ボス! マリー姉やルリア姉が言ってたんだよ、ドラゴンなんて滅多に見る事ができないし、一度に三匹を相手にするなんてこと、勇者のパーティーくらいしかできないだろうって!」

「ボスだったら出来るんでしょ!? ってことは、アタシ達、勇者のパーティーと同等じゃん!」

「そうですよ、タカシ殿。剣聖であるボクの父ですら、ドラゴンを相手にするのは面倒だ。と言っていたくらいですから!」

「ですです。タカシ様ですから!」


 また、マリーが元凶か。


「ファラも気合い入ってるのか?」

「別に。ただ、早くここから出たい」

「もうダンジョンが嫌になったのか?」

「マルカに。お菓子の作り方を聞いた。でも材料がないから、早く買いに行きたい」


 あぁ……そういうことね。本当マイペースだな。


「ミリアは落ち着いているみたいだな」

「はい。一度戦っていますし。あの時の調子から推測するに、三体でも普通に戦えるかと」

「だよな。ただ、前回は防御力の低いメンバーが、攻撃を食らっていなかったから余裕に見えただけで、三体だと正直キツイぞ」

「だからこそ、タカシさんが作戦を考えてくれたんですよね?」

「まぁ、そうだが……」


 これは、信頼されていると思って良いのだろうか。

 ミリアから信頼されているような発言を貰えるとかなり嬉しい。


「とりあえず、飯でも食べようか。もう、マルカとミュウが朝食を用意してくれているんだろう?」

「はい。さっき手伝おうと見に行ったら、断られましたから」

「そっか。まぁ、あいつらはあっちが本職だからな。よし、お前達朝食を食べに行くぞ」

「ん」

「はい!」

「はーい」

「承知しました」

「「あい、ボス!」」


 こうやって、皆揃ってゾロゾロと部屋から出て行くのは、初めてではないだろうか。それだけでも、気合いの入り方が分かる。

 力み過ぎて、何か失敗などしなければ良いが……。


 リビングに行くと、アバンとサラは既に椅子に座っていた。

 こいつらもかよ……。


「おや、タカシ様。おはようございます」

「タカシさん、おはよう」

「あぁ、おはよう。今日は早いですね」

「それはもう。ボス戦ですから」

「私は、今回が初めてのダンジョンですから」


 そこにマルカとミュウが、食事を持ってきた。


「タカシしゃま! お、おひゃ、おはよござます!」

「だんな、さま。おは、よう、ござい、ます」

「おお! ミュウ、良くできたな! 偉いぞー! おはよう!」

「ミュウちゃんがんばったね!」

「ふ、ふんっ!」


 まだまだぎこちなくではあるが、マルカの指導もあり、ミュウがちゃんと挨拶を出来るようになってきた。

 さすが自称天才ミュウだな。頭を撫でても、振り払われないし、これだけでも大きな成長だ!

 まぁ、外に出たらエロ魔王扱いになるのだろうが……。


「きょきょ、きょ、今日は、まとい、足手まといににゃらにゃよ、がばりましゅ!」

「しっかり尽くしてやるです」

「お、おう。よろしくな」


 それにしても……ミリアとファラ以外盛り上がりすぎだろう。


 そのまま皆席に着き、朝食を摂る。

 食事中には、皆、ドラゴンシリーズはレアアイテムを持っているかもしれない、素材で良い装備が作れるなど、食べている間も、皆土竜の話で持ち切りだ。


「ミリア、どんなアイテムをドロップするか分かるか?」

「どろっぷ? 分からないです。普通なら素材が高値で売れたり、竜玉が入手出来たりします」

「りゅうぎょくって? 何だそれ、宝石か何か?」

「ドラゴン系は、体内で余分な魔力を固める習性があるんですよ。個体差はありますが、大きさによっては、すごい価値があります」


 余分な魔力を固めて玉にするって……胆石みたいなものか?

 でも高く売れるのであれば、手に入れたいな。


「それに、ダンジョンですからね。マジックアイテムを持っている可能性があるから、皆盛り上がっているのかと」

「そうか。ミリアはマジックアイテムに興味はないのか?」

「ありますよ? でも、タカシさんが貰うでしょ?」

「あぁ、そういうことか。別に、全部俺が貰うわけではないぞ? ミュウみたいに用途に合わせて、皆に使ってもらうつもりだし」

「じゃあ、魔力を上げるようなアイテムだったらくださねっ!」

「おう、約束しよう」

「えへへ。やった!」


 嬉しそうだな。こういう無邪気なミリアは久し振りだ。

 もっとこういう笑顔を見られるよう、頑張ろう。


 そんな会話をしていたら、いつの間にか食事も終わっていた。

 マルカとミュウも後片付けに入っていたので、作戦のおさらいをしておく。


 作戦は昨日の通りだ。

 まずはパルとパロに任せ、アバンとルリアに特攻を掛けさせる。次いで、ランとミュウ。そこを遠距離組に援護させる。

 ファラとマルカには回復役を頼み、俺は様子を見ながら、基本的には最前線で交戦する。

 皆も何度か説明した作戦なだけあって、すぐに理解してくれる。


 質問等もなく、後片付けが終わったので出発の合図を出す。


「よし! それじゃあ、サクっと倒しに行くか!」

「はい!」

「ん」

「はいです!」

「おーう!」

「尽力します!」

「はわわ……」

「やってやるです!」

「頑張りますね!」

「よっしゃー!」

「やるよー!」

「がんばりましょう!」


 危険な場合は戻ってくるかもしれないので、家はそのままにし、皆勢いよく家を飛び出して、ボス討伐に向けて出発する。


 気合いが入っている空気を読んでか、ボスの周辺だからなのか、モンスターが全く現れない。

 これは無駄な消費が無くて助かるな。

 嵐の前の静けさでなければ良いが。


 土竜の穴であろう付近まで数回の戦闘だけで済んだ。

 ここからが本番だ。


「パル、パロ。先発は任せたぞ?」

「がってん!」

「まかせてよ、ボス!」


 土竜は地上に出て来ていないようなので、パルとパロにスキルを使い隠れた状態で先に行かせる。

 先に、パロの方に神心で会話できるように準備しておいたので、罠を張り終わったら教えてもらう算段だ。


「アバンさん、ルリア、二人とも用意しておいてくれ。あと、ランとミュウもいつでも行けるようにしておけよ?」

「分かりました」

「承知しました」

「はーい」

「わ、わわ、わかりやがりますでしたですよ」


 緊張しているのが、見ずとも分かるくらい言葉がおかしい。

 数日前まで、ただの幼女だったからな……それが今となっては、最前線で戦う戦士扱いだ。そりゃあ緊張もするよな。


「ミュウ、大丈夫か?」

「だ、だいじょうぶですかもしれやがるです」


 ダメだ。


 ミュウを引き寄せ、強く抱きしめる。


「わぷっ!?」

「大丈夫だ。天才のミュウなら何だってできる。戦いが始まったら俺が何とかしてやるから、お前はアバンさんの横で好きに動け」

「……パパ……」

「うん? 何か言ったか?」

「はっ!? な、何でもないですっ! やってやるですよ! この天才のみゅに敵う相手なんていやがりませんですよ!」

「おう、その調子だ! 頼んだぞ!」


 あそこで“パパ”は反則だろう……。思わず、聞こえない振りをしてしまった。

 ミュウは、俺の娘であってもおかしくはない年齢だしな……。

 その場合、俺は学生結婚をしていることになるが。まぁ、それでミュウのやる気が出てくれるのなら良い。


――――ボス! 準備できたよ!

――そうか。お前達は少し離れて待機な。もしドラゴンが出てきたら、再度穴に罠を仕掛けろ。

――――分かったよー!

――罠を仕掛け直したら、俺が指示するまで離れて待機。

――――はーい!


「準備出来たらしい。さぁ、行こうか!」

「それでは行きます!」

「参ります!」


 アバンとルリアが駆け出す。


「おおおおおおおおお!」

「たああああああああ!」


 これだけ大声を出しながら二人が走って行けば、土竜も反応して出てくるだろう。


「よし、ラン、ミュウ、行け!」

「「わああああああ!」」


 更に二人にも出来るだけ大きな音を出させながら、向かわせる。


 すると、三つ並んだ穴から轟音が重なって二つほど聞こえた。

 どうやら二匹の土竜が出てきたと同時に罠に掛かったようだ。


「ギャアアオオオオッ!」

「ガガアアアアアアッ!」


「二匹か。よし、俺達も行くぞ!」

「「はい!」」

「わかった」

「はいです!」

「あうあう」


 前方では、既にアバンとルリアがそれぞれを挑発して、引き離しながら攻撃を加えている。

 二匹が左右に少し離れたところで、ランとミュウが土竜の横腹に斬り掛かる形がうまく決まった。


 よし!


「ミリア、サラ、前衛に当たらないよう土魔法で鱗を剥げ!」

「「はい!」」

「マリーは精霊と協力して、剥げた鱗の部分を集中して攻撃だ!」

「はいです!」

「ファラとマルカは前衛に回復だ。暫くは俺が護衛する!」

「わかった!」

「ひゃい!」


 穴の向こう側を見ると、パルとパロが再度罠を仕掛けているのが見える。

 ただ、ライフポーションを飲みながらありったけのHPを使って罠を仕掛けるよう指示したので、少し時間が掛かっているようだ。

 でも、これで土竜共が逃げる際、更なる大ダメージを受ける事は間違いないだろう。


 パルとパロには、再度罠を張った後、隠れたまま離れておくよう指示しているので、危険も少ないはずだ。


 アバンやルリアが何発か食らっているが、ステータスを見る限りまだ耐えられそうだ。

 ファラとマルカの回復もあるし、このまま押し切れるだろう。

 あとは倒すだけだな。


「頑張れお前達! 良い感じだぞ!」


 念の為、土竜共の間に転移し、ミリア達と同じく土竜に土魔法で作った岩を射出し、鱗を剥ぐ作業を行う。


 その時、後方でもう一つ轟音がした。


「グギャアアオオッ!」


――――ボス! デカいのきた! やばい!


 パロから会話がきたが、雄叫びが聞こえるので、それだけでもう一匹出てきたことが分かる。


――罠はどうだ!?

――――設置したよ!

――よし、お前達は離れろ! その状態じゃ危険だ!

――――はいっ!


 今のパルとパロではHPが心許ないので、逃げさせておく。

 次いで、パロとの神心を解除し、ミリアに話し掛ける。


――ミリア! 聞こえるか!

――――はい! 聞こえます!

――そっちの二匹の指揮は任せるぞ?

――――えっ!? はい、あと一匹は!?

――タイミングが悪い。俺が連れて行く。


 三匹同時に出てきたのであれば、戦力を分散させることができたが、現状ではHPの少ないパルとパロしか居ない。

 ここで相手をしても良いが、折角連携が取れているのに、それが崩れてしまう。一匹だけ別に戦おう。


――――連れて行くって何ですか!? どこに、どうやって!?

――こう、やるんだよ!


 神脚でゼロ距離まで移動し、土竜に触れ、再度神脚を使って今朝使っていた家まで飛ぶ。


――――なっ!? 消えました!?

――そっちは頼んだぞ! こっちは俺が何とかする。

――――ちょっと! 一人で大丈夫なんですか!?

――パルやパロが死ぬよりは良い。

――――無茶な事しないでくださいっ!

――大丈夫だ。危なくなったら逃げるし。そっちも誰か危なくなったら教えてくれ。

――――もうっ!


 余裕がないのだろう。心の声が漏れていない。

 こっちも余裕がなくなりそうなので、神心をミリアと繋いだまま土竜と相対する。


「バインド!」

「ガアアアアアアッ!」


 土竜を地面に貼り付け、マナポーションを飲みつつ、極大の岩を土竜の体目掛けて速射する。


「ギャアアアオオオオッ!」


 バインドが解け、地面に潜ろうとしたので、空間魔術で浮かせ、少し離れた場所に叩き付ける。


「グオオオオアアアアッ!」


 更に岩を何発も同じ場所にぶつけて、鱗を剥ぐ。

 続けて、鱗が剥げたところに風の刃を使い、肉を切り刻む。


「グガアアアッ!」


 そこで逃げられない事を悟ったのか、勢いよく突進してきた。


「おっと!」


 その突撃を、闘牛士よろしく、華麗なステップで避けた。


 ……つもりだった。


「シャアアッ!」


 土竜が突進後、すれ違いざまに急ブレーキを掛け、横薙ぎに爪を振り、直撃を受けて吹き飛ばされてしまう。


「ぐあああっ」


 飛ばされた先には自分の作った家があり、激突する。


「がっはっ……いってぇぇ……くそっ。調子に乗りすぎた……」


 当然待ってくれるような相手ではなく、追撃を仕掛けてくる。


「ガアアアアッ!」

「くっそ、待て! ちょっと待て! うぇいと!」


 神脚を使い、反対方向に逃げ、何発もの岩を射出する。


「あんま調子に乗んなよ!? 乗ったのは俺だけど」

「グガガアアアッ!?」

「分かってるって、そう怒るなよ。とりあえず諦めてくれ、な!」


 幾重にも風と土の合成魔法を使い、鱗を削ぎ落とす。


 もう攻撃を受けたくなかったので、突進は神脚で逃げ、離れたところから魔法で攻撃。


 その繰り返しをしていると、土竜がまた逃げようとする。

 すかさず接近し、再度空間魔術で持ち上げ、地面に叩き付ける。


「いい加減倒れろよ!」

「ギャアアアガアアア!」


 良い感じに鱗が剥げてきたので、また風魔法を使い切り刻む。

 もうこの流れが一連の作業になってきて、慣れた。


「グガ、グガガ……ガアアア!」


 土竜はまだ諦めていないようで、突進してくる。


「おい、もう良いだろう?」


 突進を神脚を使って避ける。

 そして、作業を繰り返す為、土竜の方に手をかざした時、地面が揺れたのでそちらに気を取られてしまう。


「ちょ、え、何、地震!? お前がやったのかっ!?」


 まさかと思い、土竜の方を見ると、既に突進をしてきていた。

 それを避けようと力を足に魔力を込め、神脚を使おうとした時、突然肩に痛みを感じる。


「いってえええええええっ!?」


 肩を見ると、土竜の爪が刺さっていた。


「え、何!? え!? いってえ!」


 土竜はまだ突進してきている最中だ。どうやって爪が!?

 分からない……とりあえず、神脚で反対側に逃げる。


「ちくしょう、いてぇ」


 攻撃を中断し、ひとまず治癒で傷口を塞ぐ。

 地面が揺れている間に、何があったんだよ……。

 魔法か? 爪を飛ばす魔法? 訳が分からない。


――ミリア、そいつ爪を飛ばすかもしれない……アバンさんやルリア達近接には、出来るだけ距離を取らず、すぐ倒すように伝えてくれ。

――――はい! タカシさんは大丈夫ですか?

――あぁ、肩に穴が開いちゃったけど、大丈夫だ。

――――ええええっ!? ちょっと、大丈夫じゃないじゃないですか! え、やだ。ほんと、うそ、だめ、いたい、しんじゃう!?

――すぐ治癒したから大丈夫だ。それより、お前等の方が心配だ。可能な限り速攻を掛けろ。

――――わ、分かりました! タカシさんも無理しないで、帰ってきてくださいよ!? だめだよ、やだよ、死んじゃ……。

――分かった。もう少しで戻る。


 ミリアに心配してもらうために、わざと大げさに言ってみたが、ちょっと心配させすぎて後悔した。


「お前のせいだからなっ!」

「グガアアアアアアッ!」

「人のせい、モグラのせいにするなって? そりゃあそうだよな。とりあえず、ミリアに慰めてもらいたいから、終わらせるぞ!」

「ガガガアアアッ!」


 良い具合に鱗も剥げ、肉も切り刻んだので、大きく魔力を込め、土竜の傷口に向かって火魔術を使う。


「ギャアアアアアアアアアアッ!」

「おらおら、食らえ! もう終われ!」


 土竜の左右に移動しながら、連続して燃やしていく。


「ガガ、グガ、ガアアッ!」

「もう良いだろう、楽になれよ!」


 槍状に尖らせた岩も各所に刺し、攻撃を続ける。


「ギャガ、ガア、グガガ……」


 次第に土竜の動きが弱々しくなり、倒れる。


「やっとかよ……」


 動かなくなったので、トドメに、開いた口の中に魔力を凝縮した火魔術を撃ち込み終わらせる。


「はぁ……。疲れた……」


 本当に倒せたのか心配だったので、回収しておく。

 インベントリにアイテムが入ったので、間違いなく倒せているだろう。終わった……。


 その場に座り込む。

 かなりMPを消費してしまった。まだ徐々に回復しているから、今マナポーションを飲んでも意味がないだろう。


「ふぅ……」


 ミリア達が心配なので、息を整える程度の休憩後、転移で戻る。


「タカシさん! 肩! 肩、大丈夫ですか!?」

「あぁ、ちょっと痛い程度だ。お、それより終わったのか……?」

「はい! アバンさんとルリアさん、すごかったですよ!」

「あら、タカシさん? おかえりなさい。こっちは終わったわよ。どうかしら、私もちゃんと戦えたわよ?」

「おう、頑張ったみたいだな。お疲れ様」

「タカシ様! 私も! 私も頑張りました!」

「マリーも偉いぞ」


 前方の方では、近接組がランの周りに集まっていた。

 そうか、アイテムはランが回収したのか。


「何か良さそうなアイテム出たか?」

「ランさんが回収したみたいなので、まだ見ていないです」

「そうか。それにしても、疲れた。少し休憩しようぜ」

「そうですね。タカシさんは一人でしたし、少し休んでからコアを探しましょうか」

「おう、そうしよう」


 椅子とテーブルを作り、休憩の準備をする。

 とりあえずは休憩だ……。

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