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巣からの脱出

------アシェリー


「くそっ囲みを突破するぞ!」


そう言ってジンがキャタピラーの比較的数の少ない場所に飛び込む!


「アシェリーは電撃系を、ミミカはなんでもいいっ、とにかく足止めを頼む!」


少しでもモンスターの動きを阻害しなくちゃっ!


『迸る電撃全てを穿ち蹂躙し拡散せよ』

【スパーク】


『種が成長し蔦となる蔦は広がり絡めとる』

【絡めとる蔦】


スパークが敵を襲うが、効果が薄い!

ミミカの蔦も無理やり引き千切られる!


「らあああああああああああああ!!」


ギギンッ!ガギャギャッ!

ジンの剣撃すら跳ね返す!駄目っこのままだと全滅してしまうっ!


「ジンっ!」


だったら鎖を使うしかない!


「駄目だアシェリーまだいける!」


「でもっこのままだと全滅してしまう!」


比較的モンスターが少ない方向といっても10匹以上は居る。それに周りのキャタピラーもこちらに移動してきている、このままじゃあ!


「大丈夫やアシェリーはん、ジン音響爆弾設置したで!」


「全員耳を塞げ!」


ジンの声とともにみみを手で塞ぐ、数瞬後ガガーンという音が迷宮に響いた!


『ギゥキュィィィ、ギィィキィィィィ』


キャタピラー達が右往左往している、どうして?


「アシェリーはん、ぼやっとしとったらあかんで、こいつらは音と振動あと匂いで此方を判別しとる、まずは音と振動この2つを潰したんや、せやけど直ぐに回復するはずや、その前に逃げるで!」


みればジンとスズハさんがキャタピラーを押しのけて道を作っている。


「いそぐにゃっ!」


走りながら魔法を唱える!


『風よ渦巻き破裂せよ』

【ウインドボム】


キャタピラー達の足元に叩きつけて追撃を遅らせる!


「ナイスやアシェリーはん」


囲みは抜けた、でもまだ回りにキャタピラーが蠢いている、凄い数!


「俺とロランで劣りになる、こいつら固いし力は強いがたいして速くないこれなら逃げ切れる!」


「おうっまかせとき!」


「3人はどこか安全な場所、できればキャタピラーが上がれないような高い場所に避難してくれ!」


「わかった、ジン、ロラン気おつけて」


「師匠おきおつけて、駄エルフさんは少しぐらいかじられてきてください」


「そんなスズハちゃん殺生な」


ロランがスズハさんにすがり付こうとする。


「いいからいくにゃっ!」


ミミカがロランのお尻を蹴飛ばす、2人ともまだ怒っている様だ。


「いくぞっ駄エルフ」


「駄エルフいうなやっ!」


ジンと駄エルフが囮となってキャタピラー達を引き連れていく。


・・・駄エルフ・・・気に入ってしまった。




------ミミカ


にゃー信じられないにゃ、あの駄エルフっまさか惚れ薬の材料に我を忘れてトラップに引っ掛かるだなんて!

いったいここは何階だにゃ、あのキャタピラーの強さから考えてもかなり下にいった気がするにゃ。


「ミミカっアシェリーさん、この上はどうでしょう」


スズハが絶壁のような壁の上を指差す。


「【マッパー】」


アシェリーが【マッパー】の魔法で地形を調べてるにゃー。

2人とも優秀だにゃー。


「うん、いける余り広くも無いけどそのかわりモンスターも居なさそう」


「なら蔦を伸ばすにゃ!」


『種から蔦となり伸びて絡まり縄となる』

【縄となる蔦】


私の種魔法で急ごしらえの縄をつくる。スズハ、アシェリー、私の順で上に目指す。


「大丈夫です、モンスターは居ません」


よかった、どうやら安全は確保できそうだにゃ。


「それじゃジンたちに知らせる、2人とも目をつぶって」


「【ライト】」


目をつぶっていても光が瞼を突き通るほどの光、暫くしてはげしい足音が聞こえてくる。


「・・・駄エル・・・・・・・足止め・・・・いやああああああ!」


「・・・侍・・・・・事と・・・・ワイのために・・・・!!」


ジンとロランが額をぶつけ合いながら器用に走ってくる、2人とも真面目にに走るにゃ!


「ジン、ロラン、速く来るにゃっ!!」


アシェリーの詠唱が聞こえる、足止めするつもりにゃ


ジンもロランもコントをしながら走ってくる、余裕ある2人にゃ。

なんとか無事助かった、昇ってくる2人をみて気が抜ける、つかれたにゃー。






------スズハ



「いや~ほんと参ったわーまさかモンスターの巣に放り込まれるとは少~し運が悪かったで少~しだけ!」


どうやらこの駄エルフさんは自分の失敗を小さくしたいらしい、無理です。


「黙れっ駄エルフっ!」


流石に師匠もアシェリーさんもミミカもご立腹です。


「駄エルフいうなやっ!」


「黙るにゃ、駄エルフ」


「うぐっぅぅ・・・すんません」


端っこで小さくなって正座しています。しっかり反省してもらわないと許したくても許せません、ほかの皆さんも同じ気持ちらしく苦笑の色が見えます。


「さて、これからどうするかだがどうやらここは70階台のようだ」


70・・・予想してたなかで一番悪い結果になったみたいです。


「さっきのキャタピラーの名前とLvはどうだったの?」


「【ドラゴンキャタピラーLv72】だった」


うっやっぱりLv70台なんですね・・・駄エルフさんの馬鹿!


「でも師匠、テレポートの秘蹟があれば飛んで戻れるのでは?」


「そやっそれがあったやん、スズハちゃん賢いで!!」


急に元気になる駄エルフさん、今回の事が片付くまで駄エルフでとおします。


「・・・それが壊れてみたいで動かないんだ」


「たぶん、テレポートした時に魔力干渉が起きて秘蹟全ての魔法が壊れたんだと思う」


アシェリーさんが魔術師からの視点で補足する。


「ということは、迷宮を歩いて帰らないといけないんだにゃー」


「うっ、皆ほんとーにすまんかった」


そういって土下座をする駄エルフさん・・・もう許して上げてもいいでしょうか。

ちらりと師匠たちの顔をみる、皆さん仕方ないっといった表情です・・・失敗しても助け合える。

すこしほっこりとした気分です。


「もうこんな事は無い様に頼むぜ?」


「勿論や!皆ほんとうにすまんかった!!」


嬉しそうに顔を上げてもう一度謝罪する、そんな顔をされたらもう怒れませんね。


「今度から気おつけてね、罠の解除や敵の索敵、信頼してるから」


「アシェリーはん、ワイ、ワイ・・・アシェリーはん好きや、つきあっぶべらっ」


アシェリーさんに飛びつこうとした駄エルフを3人で叩き落す、ここで調子に乗らなければいいのに。

アシェリーさんは子犬みたいに目に涙を溜めて震えてます・・・可愛いい・・・リッツさんの気持ちがわかります。

はぁ・・・何時になったらアシェリーさんと仲良くなれるのでしょう・・・


「さて、これからだが、上にいく階段を見つけるしか今のところ手段がない。食料は2日分、幸いミミカの神聖魔法でしばらく豆がなくなることは無いだろう。あとは飲み水を見つけることが最優先だ、暫くはここを拠点としてゆっくりでいいからこのマップを探索していこう。」


厳しい探索になりそうです、ですが皆さんとなら・・・乗り越えれる私はそう信じます。




最近最初の話からだんだん斜め上の方向にいってる気がします。

面白くなるようにがんばります。

み~す~て~な~い~で~ね?>w<ノ


お気に入り登録有難うございます。

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