表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ウラバン!~SF好色一代男~  作者: 万卜人
タイマン勝負!
50/236

同意

 助三郎の背後から、イッパチがひょこりと顔を出し、喋り出した。扇子をぱちりと鳴らし、軽く襟元を調える。


「イッパチでげす! 軽くイッパチ、と呼び捨てになっておくんなせえ。間違えてもイッパチさん、なんて〝さん〟付けは、ご勘弁を……。色っぽい声音で『イッパチさん』なんてえ呼ばれた日にゃ、あたしゃもう……」


 イッパチは一人で照れている。

 茜は呆れて見ていたが、それでも頭をぶるっと振って立ち直ると、改めて口を開いた。


「【集会所】に案内しようと思ってたの!【集会所】には、あたしの両親もいるし、ここにいるみんなの家族も揃っているから、大丈夫。ね、是非とも寄ってくれない? 本物の【バンチョウ】を連れてきた、ってことになれば、あたしは鼻が高いわ!」


 茜の両目はきらきらと輝いていた。


「そうよ! 絶対に【集会所】に来て貰わなきゃ!」

 二輪車の女性たちが一斉に賛意を表した。


 世之介は意見を求めるように、光右衛門を見た。

 光右衛門は頷く。


「よろしいではありませんか! わしらも、少しはこの星のこと、勉強になるはずです。まずは、自分たちの今いる場所のことを知ることが肝心でしょう」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ