またまた問題発生!
光右衛門が立ち上がった。
「それでは、番長星とやらに、連絡を取りませんとな。ここに我らがいる、ということを報せないと」
助三郎が首を振った。
「ご隠居様。それが、さっきから番長星と思われる惑星に向け、こちらから緊急信号を発信しているのですが、いっかな返答が御座いません。こちらの信号は充分に強力で、向こうが普通の受信設備を持っていれば、聞こえるはずなのですが、うんでもなければ、すんでもありません」
光右衛門は眉を顰めた。
「それは、おかしい! ちゃんと宇宙図に記録されている殖民星なら、幕府の奉行所か、あるいは代官所があるはず。なのに、返答がないとは、面妖としか言い様がありません」
世之介は、じりじりと焦ってきた。
「それじゃ、こっちから出掛けよう! ここで立ち往生している時間は、もうないんだろう?」
客室の動力は亜光速の航行で、ほとんどが消費されている。つまり、生命維持装置を働かせる時間が、残り少なくなってきているということだ。
格乃進は渋面を作り、首を振った。
「それが、そうはいかんのだ」
助三郎も同意した。
「問題がある」
また問題である! よくも次から次へと、立て続けに問題が持ち上がるものだ……。