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猛攻

戦闘で壊れないように時計を外す。


「君のこと特怪にある資料をざっと目に通したけど何も出てこなかった。親も出身地も憑かれている妖怪も。君、何者だい?」


「学生だ」


まともに答えてやる義理はない。男が目をゆっくりと閉じ、ネクタイを緩める。


そうやって返すと思ったよ」


男の目の色が赤黒くなっており、鈍い光を発していた。


何か仕掛けてくる。


そう思い、構えをとる。が、男は拍子抜けする行動をとった。なんと男が後ろに倒れたのだ。


「キモィィ!!」


男が地面に沈みだした。違う、消えた。


「早速能力使うのかよ!」


出し惜しみせずマジで殺り合う気だ。こっちもマジで迎え撃たなければ。負けじと俺に取り憑いた妖怪を少し引き出す。街に被害が出ない程度に。さて、これで用意は整った。あとはぶっ殺すだけ。


男は地面からなかなか姿を見せない。

どこから出てくる? どの距離で飛び出してくる?

違う、男の側に立って考えろ。男はどういう考えで動いてる?

前方で水が跳ねた音がした。


「ここだな」


地面から飛び出てきた男に合わせるように回し蹴りを喰らわす。


「っぶな!」


だが紙一重のところでかわされる。


「わかってたのかい?」


男が小馬鹿にするような笑みを浮かべた。


「お前みたいな回りくどくて面倒い奴は相手の裏をかくのを生き甲斐にしてるだろうからな。案外似たもの同士でわかりやすかったぜ」


「そうか。じゃ、裏をかくのはヤメだ」


男が再度地面に消える。次はどこ、は?一瞬にして目の前に現れた。無理だわ! ガードが間に合わず一撃を貰う。


クソォ!


瞬時に男はまた地面に消える。何もさせない気か! 背中に殴られた痛みが走る。次は足に....。


「締めと行こう」

まずい! 背後を取られた! ガードが間に合わなっ、


「クソッ....、」


首を固く絞められた。酸素が入ってこない。


「このまま落ちてくれないかい?」


「苦じぃはぁ!」


首に絡まった腕を力一杯握り締める。


「んつぅパワーだ!」


男が負けじと締める力を強めた。だが、相手は妖怪の力を使う者。人間のパワーではどうすることもできない。


「.....まぢぃ!」


これじゃあ意識が....飛ぶ。....やばい......やばい、前がボヤけて見えない。出し惜しみしてると負ける! 出し惜しみしてる余裕はない。


12月20日 ハンバーガー店駐車場で妖怪憑きによるものと思われる爆発を確認。

面白ければ、ブックマーク、評価を是非よろしくお願いしやす。╭( ・ㅂ・)و ̑̑

次話は日曜12時に投稿します。

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