表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いつまでも 溶けたアイスは 君の味

作者: あさきさき

 …おっ来たね。


「よお。待ったか。」


 全然待ってないよ。いつもこれくらいじゃん。


「まあ、ちょっと遅刻する癖は今も治らんわ。」


 最近は遅れてくることもないから気にしてないよ。…そうだ。今年も持ってきたの?


「持ってきたぞ。ちょっと地味な感じだがな。」


 …う~ん。やっぱりきれいな花だね。


「本当はアイスとか持ってきたかったんだがな。ほら、溶けたらあれだし。」


 まあゴミも出ちゃうからね。


「そっちはどうだ。こっちは…うん。ぼちぼちだ。」


 ふふっ。なにそれ。全然大変そうじゃん。


「いいこともなければ、悪いこともない。平和だよ、平和。」


 よかったぁ。こっちものんびりしてるよ。


「今年も暑いらしいからな。水はかけてやるよ。」


 …一緒に水浴びとかしたのは、もう小学校の頃かな。


 懐かしいね。


「…最近はうまいアイスがあってな。何だったかな。」


 もお、毎年それ行ってるじゃん。


「さっきも買ってきたんだけど………あ。」


 あーあ。どうせ車じゃん?


「うっわ。車に置いてきたわ。」


 ほらあ。早く行きなよ。


「…また来るから。」


 うん。また、お盆に。


「…」


 じゃあね。


「!?…気のせいか。」

もしよかったらブックマークと評価よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ