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プロローグ
映像が元なのでうまく文で表現できていない部分もありますが、ご了承ください。
赤、赤、赤。
空までもが真っ赤に染まった、血にまみれた世界。
「はっ。」
「小倉 結城さん。寝ないで下さい。」
「え?あ、はい。」
いつの間にかウトウトしてしまっていたらしい。
しかしなんだったのだろう、先程の景色は。
運転手さんも他の人もなんだか……変わっていたような。
体のどこかが千切れていたり、肉がえぐれていたり…………やめよう。
きっと気のせいだ。
というかよく私が寝たのがわかったな。
まさか直接運転手さんが注意するなんて。
しかし寝てはいけないのか。
注意しなければ。
運転手が呟く。
「あなたが寝ると困るんですよ。維持できなくなるから……。
"家"に着いたらたっぷり寝て下さい。」
バスにのる人の様子は様々だ。
隣の席になった子に話しかけている子。
着くのを楽しみにして少し興奮気味な子。
本を読んでいる子。
「このバスの行き先は選ばれた皆さんの"家"です。」




