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烏天狗ノ双子  作者: 空丸
2/2

第二話

!前回のあらすじ!

夜の町で男を追い回す鬼。

そこに現れた2人の幼子と二匹の妖怪。

4人は鬼を連れ帰ったようで…

キャッキャッと声が聞こえ目が覚める。


「ん、」


「およ?」「およ?」


顔を除き混んでニコッと笑って見せる幼子達。


「妖狐ー!」「起きたよ!」


バタバタと騒がしく出ていく2人。

俺の体はどうやら縄で縛られているようだ。


「目が覚めたかい」


そう言い入って来るのは人間の大人の姿をした妖怪だ。


「俺をどうするつもりだ」


「悪いようにはしない予定だよ」


そう言いニコリと微笑む男

予定?なんのことだ?

そう思い口を開こうとするがすぐにやめる


「鬼さん!」「鬼さん!」


「……」


「お名前はー?」「お名前はー?」


2人同時に同じ事を聞いてくる、それほど仲がいいのだろう。


「…名前なんぞないわ」


「そっか!」「そっか!」


まるでどうでもいいかのようにそう言う2人


「名前がないのか、それじゃあ不便だね」


「不便なことなどなかろう。」


「そうだ!2人がつけてあげたらどうだい?」


そう言い妖狐が幼子に話かける

するとパァと笑顔になる2人


「えっとね」「えっとね」


はっとしたように2人で口をそろえる


「「(れん)」」


そうはっきり答える2人

うんうんと頷き2人の頭をなでる妖狐


「いい加減にせんか!」


そう言い蓮が縄を引きちぎり結を捕まえ喉元に鋭い爪を突きつける。


「あーあ」「あーあ」


「妖怪の貴様がなぜこんな子供といるのか知らんがこいつは俺がもらうぞ」


「おやおや、これは困った鬼だな。」


そう言いははっと笑う妖狐。


「その子に傷一つでもつけてみろ。お前を八つ裂きにしてやる。」


さっきまでとは違う空気が張り詰める。


「ねぇー妖狐ーごはんはー?」


そう言い目を擦りながら入って来るのは人間の姿をした妖怪だ。


「んにゃ?目が覚めたのぉ?」


そう呑気に話かけてくる。


「……」


「まぁなんでもいいけどさぁ、その手を結から話せよ、」


さっきまでののんびりした口調とは打って変わる。


「だめ!妖狐、たま!」


そう叫ぶのは悠。くわぁとあくびをする結。


「蓮、離して」


そう静かにだが威圧的に言う結。


「……」


「蓮」


優しくだが威圧的にそう言う結に冷や汗をかく。


「何もしないよ」


そう言う言葉には信頼できる何があった。

そっと結を離す蓮。


ニッと笑いVサインをだす結にほっとした空気が流れる。


「さて、君への罰を考えないとね」


そう言い放つ妖狐


「罰?」


「つっても昨日決まったけどねぇ」


「まぁ、それはご飯の時にでも話すとしようか。さ、せっかくご飯が冷めちゃうよ」


「ご飯ー!」「ご飯ー!」


バタバタとその場を後にする悠と結。

その後を追ってたまもその場を後にする


「どう言うつもりだ」


「さぁね?俺も自分の主人を守ってるだけだしね」


そう言い妖狐もその場を後にする。

!次回予告!

鬼に決められた罰とは?

悠と結の正体は?



♪次の更新日♪

2月24日金曜日18時を予定

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