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【箱】詩

独白:もしもボクが明日死んだとして。

作者: FRIDAY

 ボクがもし明日死んだとして


 そんなときに


 あの人は哀しんでくれるだろうか


 あの人は涙してくれるだろうか


 なんて


 そんなことを


 ふと考えてみたりすることがある


 あの人は優しい人だから


 きっと哀しんでくれるんじゃないかと思う


 きっと


 泣いてくれるんじゃないかと思う


 でもボクは


 その涙が


 あの人が優しいからの涙なんじゃなくて


 ボクのための涙だったらいいな


 なんて思う


 あの人の流す涙に


 優しさ以外の哀しみが


 ボクのために流す何かが


 ほんの一滴でもあればいいなと思う


 ・・・・まあそうは言っても


 ボクに明日死ぬ勇気なんかないし


 万が一にもあの人が哀しんでくれたりしたら


 あの人を哀しませるなんて


 そんなことに


 百万が一にもなるとするなら


 なおのことボクは死ねない


 幸せなあの人を


 塵や埃ほどのささやかさでも


 哀しませたりなんてしたくない


 だからこれは


 自意識過剰なボクの妄想



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