本当に愚かよね
( Д ) ゜ ゜
長い長い時を生きて世界に存在してきて私は、自分が男なのか、女なのか分からなくなっていた。
頭に残るのは、目障りな光の羽根虫。
だからいつの時代もずっと私は転生する度に、あの目障りな女を殺した。
あの日は、捕らえたコレクション達に、マテリシアとして生きてきた女の最期を見せていた。
少し油断したのだと今なら思う。
神竜と神獣に私は首を噛まれ、不死身な筈の私の身体は傷付き致命傷に近い深傷を受けた。
仮にも私は神。
その二匹は直ぐに魔へと至り、私は肉体から魂を引き離され気付けば現実世界に。
あの世界でもあの女にあって私は、奴を殺した。
だけど、私もドジっちゃってね。
やっと我が世界に戻れたの。
でも女の姿は飽きたわね。
たまには男になろうかしら?
゜ ゜ ( Д )