ノーマナーのジャイアントキラー 9
僕が住んでいるのは炎龍大陸にある村でゼホー村という、
「ママ、薬草採ってきたよ」
「あら~、ありがと~、いつもありがとね~」
その村の、一つの家に僕は住んでいる、
「いつも思うけど、大量ね~」
「何か、わかるようになったんだよ」
「私には、雑草と区別つかないわ~」
この世界での薬草は、ほぼ雑草と変わらない、
只の草が大気中のマナを吸って、体内に魔力を宿し、
魔力を宿した草が成長する時に、光合成によって草自体に回復能力が付与される
見分けられるのは、魔力感知が高い者か、薬草採集に特化した者に限られてくる
前者は無いね、ノーマナーだから、とすると後者になるのだか、俺の考えは草は草じゃんかわんねーよ、である
しかし、ここにあるのは紛れもなく薬草だ
何故なら
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薬草(魔力:極小)
マナを吸収し魔力を帯びた草、様々な薬の元になる、
(魔力:極小)魔力が宿っている物質等に現れる、極小~極大に別れるため、用途は様々な道がある
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そう、透視を使ったのである、
「沢山取ってくるのはいいけど、危険な事しちゃ駄目よ~」
「うん、大丈夫だよ、いつも村の一つの近くで取ってるし、少し離れるときは冒険者のおじさんの後ろの方を歩いてるから」
「う~ん、ちょっと危ないけど、ソラちゃんはしっかりしてるからね」
「うん、僕ママの心配する事はしないよ」
「とってもいい子に育ったわね~、私に似たのね~」
なんかほざいてるが、俺はこの人の前ではいい子ちゃんを演じきって見せるぜ
なんたって唯一、心を許した人だからな