ノーマナーのジャイアントキラー 4
うん、思い出した、魔法使えるって送り出されたんだった
(魔法使えないって言われたけどね!?)
そう、魔法が使えると言われて来てみれば、お前はマナーが無いんだよって言われた、泣きたい
(ねえ、魔法使えるんじゃ無かったの?)
そう、尋ねると
《あのね、『火』『水』『風』『土』『光』『闇』の適正を上げて、初期の魔法なら全種類使えるはずだったんだ、まさかマナ無しになるとは私も計算外だったよ》
女神はそう言って、少し申し訳なさそうに俯いた
(いや、あんまり気にしてないから、そんなに落ち込まないでくれ)
目の前の美少女が、落ち込んで居るので、そんな軽口を言ってみる
《君は優しいんだね、私だったら、私の事を罵倒すると思うよ》
女神は苦笑いしてはいるが落ち込んだ表情からは治ったようだ
(でも、わざわざ記憶消したのにまた現れたって事は、魔法を期待しても良いのか?)
期待を込めて聞いてみたのだが女神の表情は、また曇ってしまった
《ゴメンよ、全属性取得よりも、多くのポイントを要求されるんだ》
(ポイント?)
《そう、魔法や剣術、鍛冶、商人など、様々なスキルがあって、それらを取得、上昇させるにはポイントが必要なんだよ、そのポイントは日常生活でも、少し貯まっていくんだけど、それだけじゃ全然足りないんだよね、》
(因みにどのくらい?)
《今回君に、特別多くポイントをあげて、属性魔法と、魔力操作、威力上昇、範囲操作、異世界翻訳を与えて、合計200ポイントなんだよね、
で、魔法適正無しを解除するには10000ポイント必要になってくる》
(、、、)
《因みに普通の人は、最初20ポイントが初期値で、それが自動的にどれかの属性魔法を覚えてるね、普通に暮らしたら生涯得るポイントは100ポイント位だったかな》
(ポ、ポイントを、他に多くポイント得る方法は?)
《ポイントは体を鍛えたり、知識を得たりしても手に入るよ、
あと例えるなら、魔法を多く使えばその魔法に必要な、上昇ポイントが軽減されるんだ、
あと、何かが上手くなりたいって強く思うとスキルにポイントが振り分けられるようになってる》
(新しいスキル取るには、継続して続ければいいのか)
《ポイントは見えないから、普通の人はちょっとずつ上昇させて、新しいスキルは取れない仕様になってる》
(なるほど、確かに言われて見れば納得だ、魔法の練習して、剣術が上がったらおかしいもんな)
《魔法が使えないから、おすすめはしないけど、魔物を退治したり、ダンジョン攻略すると多くポイント貰えるね、命の危機や力を溜め込んでる場所だと、生存本能として多く貰えるらしいよ》
(魔物か、そういえば魔王とか前に言ってなかったか?)
《うん、世界には7体魔王が存在するけど、君の場合は触れない方がいいね、
今は幸いな事に、魔族と人間は実力が拮抗してるから、君は、自分の事に集中しても大丈夫》
(魔王が7体も居るのか、やベーな)
《本当は駄目なんだけど、属性魔法とかのスキルをポイントに戻しとくね、君が願えば職人としては一人前だし、剣術だけだったら上級者位の腕をもてるよ》
そう言うと、女神の足元からあの模様が浮かび上がってきた
《もう、時間が来たみたいだ、君がこの世界で成功することを願ってるよ》
そう言い残し女神は眩い光と共に消えていった