表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力無しの下克上  作者: ユタンポ
ノーマナーのジャイアントキラー
11/11

ノーマナーのジャイアントキラー 10,5前

主人公視点ではありません

とある洞窟での出来事

俺は取引相手から、一つの依頼を受けた

相手はフードを目深にかぶっていて顔は良く見えない

「ゼホー村で、子供をさらってほしい」

まあ物騒な依頼だが、この界隈なら珍しくない、

「報酬と、そのガキの特徴は?」

「黒髪黒目の男と、金髪で金銀のオッドアイだ、

年は5歳位で、その付近のガキはそいつらしか居ない、報酬は金貨2枚だ」

聞いた瞬間俺は、にやけそうになった、

しかし、交渉中は無表情でないと足元を見られる

「金貨2枚と銀貨2枚だ、それなら受けるぜ」

「じゃあそれでいい、交渉は成立だな」

たかだか、ガキを2匹さらうくらいで金貨2枚は破格である、

貨幣の単位は

石貨、鉄貨、銅貨、銀貨、金貨、大金貨、白金貨、


日本円に換算すると

石貨=10円

鉄貨=100円

銅貨=1000円

銀貨=1万円

金貨=10万円

大金貨=100万円

白金貨=1000万円

となっている、大金貨以上は、

商人や貴族が、大口の取引にしか使って居ないので、市場に流れている貨幣としては、金貨が最高の報酬となる、

この世界は、農家だけで生活している家庭だと

生涯で金貨1枚稼げるかどうかである

その金貨を、さらうだけで2枚も貰える、こんな美味しい話しはなかった、

(もっと行けたかもな)

銀貨2枚も上乗せさせたので、

交渉としては上出来だが、

即決されたのならもっと釣り上げても大丈夫だったかもしれない

そう考えていると

「これは、前金だ」

フードの男は麻の袋から金貨1枚取り出しテーブルに置いた、

金貨を拾い上げ、握手を求める

フードの男は一瞬躊躇ったが、てを握ってきた

すると、男の腕は毛むくじゃらだった

(獣人か?)

まあ、相手の事を探るのはこの界隈だとNGだ

「さらったら、使い魔に手紙を送らせる、

まあ無いと思うが、10日たっても連絡無かったら失敗したと思ってくれ」

「了解した」

フードの男は魔力を、使い魔に覚えさせると出て行った

俺は後ろ姿を見送ると、笑みを溢してしまう

「さあ、準備するぞオメーら」

そう言って部下に準備をさせた


(何て美味しい依頼なんだ)


このときは、あんなことになるとは思っても居なかった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ