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貯金残高―――

「ごちそうさまでした」


「間宮、本当に美味かったよ」


「ほんとねぇ、ありがたいねぇ幸介はいい友達を持って」


お婆ちゃん、どう?お孫さんの嫁に?友達じゃなくて彼女って思ってくれていいんですよ。


私が満足そうにニヤニヤしていると幸次君が食器洗いを立候補してくれました。


「ちょっと待ってね」


「タタタタッタターン!し~んぶ~んし~!幸次君お皿を貸して」


幸次君からハンバーグの乗っていたお皿を受けとるとゴミ箱の上で新聞紙を使ってしっかりとお皿の汚れを拭き取り皆に見せてみました。


「ほら、こうするとスポンジもそんなに汚れないし洗うのも簡単でしょ?つまり水道代の節約になるのです」


「イマ姉ちゃんすっげえ頭イイ!」


「でしょ?でしょ?じゃあ洗いモノは幸次君にお願いしよっかな、ところで刈谷先輩?何か部屋で変わったところはないですか?」


「ん?部屋はたしかにキレイになってるけど・・・」


「ジャーン!実はココでーす!」


そう言ってカーテンを開いて秘密道具を刈谷先輩に披露しました。


「何だそれ?」


「寒い冬を乗り越える為の刈谷家の強い味方!プチプチ君&つゆとり姫よ!」


「・・・」


「反応薄過ぎですよ~先輩、ほら!このプチプチ君が部屋の暖気を逃がさないようにしてくれてこのつゆとり姫、まあスポンジですけどこれを窓の下の所に貼っておくだけで結露対策になるんです、凄くないですか?どうです?ん?」


「ん~、まだ分からんけど、まあありがとう」


「今子ちゃんほんと何でも知ってるねえ」


「いえいえお婆ちゃま、私なんてまだまだ未熟者ですよエヘヘヘ」


そうこうしているうちに幸次君が食器を全部洗ってくれて全員がテーブルに集まった。さあ、本日のメインイベントは実はこれからなんです。

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