だいすきだから、しあわせになってね
ねぇ
しってる?
こいのまほうはおんなのこに
とくにおおきくかかるんだよ
ねぇ
ふくらんでいく このきもち
どうしたらいいんだろ
くるしくて もどかしい
めをとじたらうかんでくる
きみのかおが
わたしのしこうをとろけさす
そのあまったるいにおいも
でも
わたしはわかってるから
きみにはあのこしかこころにないってことぐらい
きみはいう
「なんでそうおもうの」って
ああもう
あたりまえじゃない
きみのことをみてるから
でも
そんなことはわたしにはいえないから
しかたなくわたしはことばをつむぐ
「なんとなく」って
ああもう
じぶんじしんがいやになる
かんぺきなつくりわらいで
わたしはそのばから
にげだす
こういうとき
わたしはどうしてもおもってしまう
「こんなにみにくいきもちをもってしまうのなら いっそこのまま
なくしてやりたい」
って
ああ
そうできたら
どれほどらくになるだろう
だから
いつわりのわたしに
いつわりのうそ
いつわりのうそをかさね
わたしは
きょうもうそをつく
きみとあのことがわらっているだけで
やみよがのわたしがわたしをせいふくする
でも
きみがわらいかけてくるから
そんなきもちはとんでしまう
でも
それがぎゃくになったりしてしまう
このえがおを
わたしがどくせんできたらいいのに
って
きみはおぼえてないよね
ちいさいころ
きみがすきなひとをおしえてくれたこと
ふたりいたけど
そのうちのひとりが
わたし
だったこと
そのとき
わたしは
とってもうれしかったんだよ
いましんでもいいぐらい
とってもうれしかったんだよ
それをおぼえているのは
わたしだけなの?
てがふれあっただけでまいあがってしまって
しばらく
どきどきがとまらなかったのも
わたしだけなの?
なんどか
ゆめにでてきてくれたこともあったよ
ゆめでは
いつもしあわせだった
でも
ゆめだとわかったしゅんかん
なみだのうみにのみこまれた
そして
きみとあのこがおいうちをかけてきて
ますますわたしはこわれてしまう
こんなきもち
どうしたらいいんだろう
いやだよ
さみしいよ
くるしいよ
いやだよ
さみしいよ
くるしいよ
どくせんとしっとがまざりあい
わたしをそめていく
「たったふたこと」
とおもわないで
「たったふたこと」
だからこそ
いえないんだ
つたえたいからこそ
いえないんだ
だから
きみにはしあわせになってほしい
おさななじみとしてのやくめだとおもう
だから
こころのなかでつたえさせて
だいすきだよ