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東方孤独記  作者: black cat
狂い人の戦い
8/67

紅魔館への襲撃 壱

~紅魔館~


一人の吸血鬼が従者を呼んだ。

「咲夜、来なさい」

「はい、何でしょうか?お嬢様」

突如、そこにいたかのように咲夜と言う従者が来た。

「この紅魔館に、あの八雲紫が警告してた者が来る。万全の態勢でおもてなししなさい。わかったわね?」

その従者は驚愕の表情をしたがすぐにいつもの表情に戻り、

「かしこまりました。お嬢様」

主人にそう応え、消えた。


「ん~…ここは霧があるから見づらいな…何度消しても出てきそうだから止めておくが…そこでなにをしてる?氷妖精のチルノ」

とたんに後ろを振り向いて、そこにいたチルノに話しかけた。

「え、よくわかったね。このアタイのサイキョーに惚れたかい?」

「なぜそこまで話が飛ぶ。やはり馬鹿だな。それに気配を消そうとしても俺には通用しない」

「ば、馬鹿とはなにさ!このアタイのサイキョーにひれ伏せ!」

「ひれ伏すのはお前だ。消えろ」

無残にも言われた言葉の通り、チルノは消えた。

「さて、紅魔館に行くか…て、やっぱりもう知られてるか。やはり、俺の『気』に気付く奴がいたな。出会うとするか」

そのまま進み、館の前にいる門番に話しかけた。

「やはり、わかったんだね。俺の『気』に」

俺の姿を確認して紅美鈴は、

「ええ、あなたのその特殊な『気』は、すぐに気付きました。ですが、お嬢様の命令により、あなたを倒します」

言うやいなや、美鈴はすぐに攻撃に移った。がしかし、そこには桜はいなかった。

「!?どこに行った!?」

美鈴は桜の姿を探してたが、ニタリと物凄い悪寒を感じ、その場を避けた。そこには剣が数本刺さってた。

「へ~よく避けたね。ま、次は当てるけどね。シシシシッ」

最後に笑った顔はまるで、この世全てを食らい付かんとする顔。その顔に凍りついた美鈴は、

「嫌な笑顔ですね。ですが!早々倒されてはいけないので、いきます!」

言葉通り、彼女は攻撃を仕掛けてきた。隙のない攻撃。しかし、それは桜には通用しない。

「黒曜剣!」

「!?」

桜が叫ぶと、どこからか黒い剣が出てきた。

「そんなのただの剣じゃないですか。私には通じません!」

彼女の攻撃をその剣で受け止めた。

「な!?」

「悪いが、これは相当な切れ味だ。気を付けろよ?」

「ふん!そんなの関係ありません!」

桜が不敵に笑うと、

「そうか。だったら文句は言うなよ?桜符『桜花一閃』!」

「なに!?」

次の瞬間、彼女の前にいた桜は彼女の後ろにいた。

「一応峰打ちだ。次は…殺す」

残酷なそして、冷酷な言葉を聞いた美鈴は、

「すみません…お嬢様…」

そう言い残し、倒れた。

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