馬鹿にしたから
「ん…ここは?…そうか、永遠亭か…そして、この結界は邪魔だ。消えろ」
桜は自分が眠っている間に張られていた結界を消した。すると予想通り、霊夢と紫が来た。
「うわ…結界を消せるとか、どんだけなのよ……」
「霊夢、それを気にしたらだめよ?」
「それより、フランとさとりは?」
「ああ、さとり達は……うーん……」
「どうした?」
「いやあのね?桜、これを見て」
紫が苦笑いを浮かべながら、新聞を出してきた。それを桜は広げて見ると、
『謎の外来人、子供には甘い!?』
「……よし、紫。腹減ってるから、焼き鳥にしてきてもいい?」
桜は笑いながら、確認をしてきた。目は笑っていないが。
「止めなさい。フランとさとりが行ってるから、大丈夫だと思うけど……」
「は?いやいや、この俺が大丈夫じゃ無いんだぞ?これだと、俺の気がすまない。俺はいく」
「え!?ちょっとまっ…はあ……霊夢、行くわよ」
桜はもうすでに出ていってしまった。
「え、ええ、そうね。(何あれ?今までに感じたことの無い殺気…それを普通に出すなんて…怖いわよ)」
霊夢はその事を考え、紫と共に桜達の様子を見に行った。
さとりとフランは文を追っていた。
「あの鴉、お兄様を馬鹿にした記事を出して!どこ!鴉!」
「全く、捏造にも限度と言うものがあるのに、あの記事は無いです!どこに隠れているんですか!」
二人は物凄い血相を変えて、文を探していた。
「二人とも、何やってる?」
桜は二人に声を掛けた。
「お兄様!あの鴉がお兄様を馬鹿にしたから探してるのんだよ!」
「それよりも、もう起きて大丈夫何ですか?」
「ああ、もう大丈夫だ。二人とも、心配かけてごめんな」
「お兄様も大丈夫そうだね!それじゃ、あの鴉を見つけよう!」
「ああ、その事なんだが、俺がやろう」
「え、何で……ああ、なるほど。今晩のおかずは焼き鳥ですね」
「さすが、さとり。わかってるじゃないか」
そう言って、桜は能力を使った。
「みぃーつぅーけぇーたぁー!」
文は近くの木の中にいた。
「はあ、さとりさんはともかく、フランさんまで来るとは…」
「それはお前が悪いだろ」
「ヒィ!な、何故あなたがここに!?」
桜はニコニコしながら、
「お前を潰すために、俺は起きた」
そして、文の悲鳴が幻想郷に響いた。




