決着
さとりとフランが桜の心の中に入った後、霊夢達はその様子を見ていた。
文「ど、どうなったのでしょうか?出来ればこのまま殺したいのですけど」
紫「止めなさい。それをやったら、フランとさとりに殺されるわよ?」
文「ちっ!」
文は桜に椛を重体させるほどの攻撃を喰らわされたのから、文は桜を恨んでいる。自分の大事な部下を殺されかけたのだから。
紫「それと、あなた勘違いしてるわよ?」
文「どういう意味ですか?」
紫「椛は確かに桜に攻撃されたけど、痛み以外は幻覚よ」
霊夢「は?幻覚?」
紫「ええ、そうよ。先程天狗の里で見たら、術が掛けられていたわ」
文「…何故、彼はそのようなことをするのでしょうか?」
霊夢「確かに、あいつだったらそのようなことをする意味なんて無いはず」
紫「彼は、わざと私達を怒らせたのよ」
霊夢達は意味が理解出来なかった。紫はそのまま続けた。
紫「彼は戦いが好き。けど、相手が理性を持ったままだと、面白くない。そう考えた結果、相手を怒らせて理性を無くし、強くさせて戦おう。それが彼の考えよ」
文「つまり…」
霊夢「私達はそれにまんまと引っ掛かった、ということ?」
紫「ええ、そうね」
文「…まだ、信じられないですが、これが終わったら確認をしてみます」
紫「そうね。そろそろ終わるみたいね」
紫がその言葉の言う通り、フランとさとりは桜から離れていた。
フラン「みんな~仕切り直しだよ~」
さとり「最後まで戦うみたいですよ」
そして、二人からとんでもないことを言われた。
紫「…それは、どう言うこと?」
さとり「桜から、最後まで戦わせてくれと言われました。その方が後腐れ無くていいと」
文「やっぱり戦うのですね…」
霊夢「そのようね」
文と霊夢は落胆の声をあげていた。
紫「確かにそれがいいわね。だったら始めましょう」
フラン「ちょっと待ってね」
フランが桜の方を見ると、桜はまだ戻ってはいなかった。
さとり「そろそろですね」
紫「?」
そして、桜は目を覚ました。
桜「はあ、ようやく戻って来た。それじゃ、八雲紫」
紫「あら、なにかしら?」
桜は自分が考えていたことを伝えた。
桜「俺はまだスペルは沢山ある、けど、次で出すスペルで最後にする!それでいいか?」
紫「…まだあるのね…いいわ。それでいきましょう」
桜「ありがとう」
桜は笑った。
桜「それじゃ、いくぞ!神符『森羅万象』!」
桜の最後のスペルは今までに出した弾幕より、多く、色んな形の弾幕が放たれた。
霊夢「ちょっ!これは鬼畜よ!?」
桜「これは無限に出てくる。俺を倒さない限り、止められないぞ!」
フラン「だったら!きゅっとしてドカーン!」
フランは能力を使い、桜が出す弾幕を破壊した。
桜「何!?」
さとり「気を取られていたらだめですよ!想記『スピア・ザ・グングニル』」
桜「なっ!?」
さとりは桜の後ろにいて、スペルを発動した。レミリアから借りた槍は桜に当たった。
桜「ぐっ!だけど俺には効かない!」
しかし、桜は尚も弾幕を放ち続けようとした。しかし、それをフランが止めた。
フラン「はあ!禁忌『レーヴァティン』!」
桜「しまっ…」
桜はフランのレーヴァティンをもろに受けてしまった。桜はもう、スペルを発動する余力も飛ぶ力も無かった。
桜(ちっくしょう…完全にやられた…しかも、もう力も残って無い…はあ…こりゃ完全に俺の……ま…け…だ…)
桜は自分の敗北を認め、意識を失った。
後にこの異変は稗田家によって書かれている『幻想郷縁起』に、異変の名前が書かれている。
―幻想桜異変と。




