あなたが好きだから
桜「スベテコワシテヤル、コワシテヤル」
桜は倶利伽羅のスペルを発動させ、狂気に呑まれてしまった。今の桜の姿は異様だった。額から一本の角が生え、肘からも後ろに向いて伸び、肩からは上に向いて角が生えて、脚は獣のような形になっていた。今までに着ていた桜の服は破れ、上半身裸だった。そして、上半身は倶利伽羅紋紋が浮かび上がっていた。
紫「このままだと…きついよりもやばいわよ!みんな!すぐに倒すわよ!」
桜「サセナイヨ?『夢想封印ー散ー』」
紫「え?」
さっきまでいた場所には桜はいない。そして、紫の目の前に現れた桜がいた。更に博麗の巫女にしか使えないスペルを桜は使い、紫は更にパニックに陥った。
紫「なん…」
紫は迫り来る弾幕を避けきれず数々の弾幕を被弾した。
桜「ヒトリメ」
魔理沙「くらえ!『スターダストリヴァリエ』」
桜「キカナイヨ?魔砲『ファイルマスタースパーク』」
魔理沙「え?うぎゃああああ!」
魔理沙は少ない魔力で桜にスペルを放ったが、それは虚しく避けられ、桜が放ったファイルマスタースパークを避けれず吹き飛ばされた。
霊夢「魔理沙!紫!あんたよくも!神霊『夢想封印』」
桜「ホウ?ナカナカダナ」
霊夢は今までに放った夢想封印とは違った夢想封印を放った。弾幕の数も今までとは違い、避けきれないほどの弾幕の数だった。しかし、桜はそれを意図も簡単に、いつの間にか出していた黒曜剣で、全ての弾幕を斬った。
霊夢「な!」
桜「ザンネンダッタネ。ソレジャ、サヨウナラ!」
桜は霊夢に躊躇いなく、剣を降り下ろそうとした。霊夢は目を瞑ったが、痛みが来ないことに気付き目を開けたら、そこにはフランがレーヴァティンで受け止めていた。
霊夢「フラン!?」
フラン「お兄様!正気に戻って!」
桜「コイツヲオモッテイルノカ?ダッタラヤメトケ。オマエニメリットハナイ」
フラン「そんなの関係無い!私がお兄様を助ける!」
桜「ウルサイ!ジャマダ!」
桜はフランを飛ばし、再度降り下ろそうとした。しかし、それはさとりが借りているグングニルによって止められた。
さとり「あなたも心を読むことができる。そして、私達より辛い過去を持っている。だったら私はあなたを助ける!」
桜「ホザケ!」
さとりを飛ばし、叫んだ。
桜「ソンナザレゴト!ダレガシンジルカ!オレタチハソウヤッテダマサレタ!イマサラシンジロトイワレテモオソイ!」
桜は弾幕を放ち、さらに叫んだ。
桜「ソレニコイツノココロハ!イチドコワレテイル!ソンナヤツにナニヲモトメル?コイツニハナニモナイ!」
さとり「だから、それをあなたに知らせたい。それが私ができる最大の救いです」
フラン「さとりさん!私も私も!」
さとり「ごめんなさい、フランさん」
さとりとフランは笑っていた。桜を想いながら。
フラン「だからね?私はお兄様を助けたい!ただそれだけなの」
さとり「私も同じです。それに、私はあなたの笑顔が見たいですから」
フランとさとりは自分達の言いたいことを言って、桜に抱き付いた。
桜「ハ、ハナレロ!ハナスンダ!」
フラン「離れない!私は離れない!」
さとり「私だって離れません!私達は…」
フラン・さとり「「あなたが好きだから!」」
とたん、桜は苦しみだした。
さとり「私の能力で桜の心に行きます!フランさん、行きますよ!」
フラン「いいよ!行って!」
さとりとフランは桜の心に入った。




