お願いする前に?
話に一区切りが付いた所で、、、
「なぁ、服が縮んでいるんだけどなんでだ?」とアルは率直に聞いていた。
「成長したからですよ、さぁ、体を拭いて新しい服に着替えて下さい。」
「この服もユリカが作ったの?」
「成長期が来たようですので用意しておきました。」
「ふ~ん?うちのメイド達は気付いてなかった様だけど、何で分かったの?」
「天女族ですから」
「天女族?」
「ご存知無いのですか?」
「始めて聞いたよ。」
「教わる前に出て来られたのですね。」
「そうだね。」
「天女族は竜を保護し育てている者達で、歌声で竜を癒します。」
「その天女が何故王都で倒れていたの?」
「はい、お恥ずかしながら、育てていた幼竜が居なくなってしまった為探しておりました。」
「その旅の途中で力尽きたんだね。」
「そうです。」
「まだ探しているの?」
「はい、なるべく早く見付けてあげないと大変な事になってしまいます。」
「た(いへんな事?)」とアルが言おうとしたところで、
【ただいま~】と眷族達の声が響いてきた。
まだ聞きたいことが有ったアルだが、ユリカは「又、後日お話致します。」と言うと同時に遮音魔法を打ち消していた。
夕食の席でアルは報告を聞き、昼に決めた訓練校の話をした。
因みに昼は話に夢中だったのもあるが食欲も余り無いので食べていなかった。
「訓練校ですか…………」オリビアは考えてくれているようだ。
「私に教えられるとは思わないが…………」フォルンは人に教えるのは苦手そうだ。
「私はアル様しか育てません!」カナリアは普段、アルから遠ざかる事さえ嫌がる程だ。
「殺してしまっても良いなら…………」とコナツは物騒だ。
「そこをお願いしたいんだが、駄目か?」
【第一、約束をまだ守ってもらっていません】
「分かった。コンテストが終わったら訓練校の準備期間中に遊びに行こう!」
【やった!!】と眷族達は喜んでいるが、ユリカは不安そうにしている。
「ユリカの方も四人の後に探しに行くよ!」と言うと安心したようだ。
「じゃあ、俺は志願者達がいる宿の様子を見て来てから寝るから五人は休んでいて!」五人にはそのまま休んで貰うことにして、アルは宿に一人で向かった。
カナリアも来たがったが、何をするか分からないのでアルは断っていた。
今回も短くてすみません。
話毎に文字数が違ってしまいます。
その内、再度話を結合して纏めていくと思います。




