眷族達
アルは眷族達の居場所を気配察知で調べながら、歩いていた。
活動のため動き回っていると思っていたが、動いている様子もない。
『何か大きな被害でも遭ったのだろうか?』
少し速足で向かうと、段々と家に近付いてきた。
そしてとうとう家に着いてしまった。
『誰か具合でも悪くなったのだろうか?』
そっと、家に入ったアルに眷族達の念話が届いてきた。
[それにしてもアル様には困りましたね]
[そうだな、いくらなんでも後ろからビンタは無いだろう…………]
[アル様の指示で体を張って頑張っているのに酷いです!]
[まぁ念話の指示を聴いてなかったし、我を忘れ楽しんでいた方も悪かったかもしれない]
[ですが、現場では何があるかは分かりません]
[そうだな]
[指示通り動いているのにいきなり手を上げて良い理由にならないよ]
[私なんか思わず反撃で殺しそうだったぞ!]
『兎に角俺は眷族達の怒りを買ってしまったようだ。確かにいきなりビンタは無かったかもしれない。』
「ゴメン、俺が悪かった!」
アルは眷族の前に出ると謝罪していた。
【アル(ベルト)様!?】
アルの存在に気が付いてなかった四人は驚いていた。
「あの……聞いていましたか?」
若干ギクシャクしながらオリビアが聞いてきた。
「うん…………」
「私達はアル様の眷族だ」
「嫁でもあるよ」
「騎士だな」
「だからと謂って無下に扱わないで下さい。私達にも心はあります。」
「悪かった、皆を軽視していたようだ。」
【じゃあ、何が言いたいかわかりますよね!?】
「えっ!?」
【分かりませんか?】
「分からないよ…………」
【仲直りデートです!】
『………………』
「あの、お泊まりデートとは別にか?」
【別です!!】
「分かった。」
そう言うとアルはそのまま寝てしまっていた。
大変短くてすみません。




