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報酬は少な目で‼

ミエールが宿に来た頃、アル、オリビア達とは別行動を取っていたフォルン、カナリア、コナツの三名は、アルのお願いでモンスターを刈っていた。


前回の戦闘では追い返したに過ぎず、カミラーデ周辺には依然としてモンスターが多く存在していたからだ。


三人は背を合わせ、背後を守り合いながらモンスターを駆除していく。


フォルンは大きな斧で文字通り刈っていた!

斧を振るえばモンスターに当たり打った斬って行く。

カナリアは時に避けながら二本の剣を臨機応変に使い分けモンスターを倒して行く。

コナツは槍で刺したり、横に振ってモンスターを片付ける。


「それにしても数が多くないか?」フォルンが二人に聞いてきた。

「多いです!」とカナリアが思ったまま感想を述べると、

コナツは「土地柄か雑魚が多いですが、騎士団で年に数回ある遠征に近い規模ですね。」と騎士団での経験から述べた。


続けて、「これは褒美が期待できます❗」とコナツが嬉しそうに言うのを聞いたフォルンは「だから嬉しそうだったのか、モンスターの血を見るのが好きなヤバい奴だと思ってたよ!」と告げる。

すると、「私も思ってました!」とカナリアも同調するのだった。

「貴女達酷いですね⁉」とコナツが苦笑いする。

「じゃあ、私も頑張ります!」とモンスターを斬るカナリアに

「負けませんよ!」とフォルンは斧を振っていく!


こうして三人は楽しくデートの妄想をしながらモンスターを討伐して行く。


もちろん、この場には居ないが少し離れて様子を見守っていた警備隊と冒険者達は、天龍神族が戦闘狂だと誤解を深め恐怖し、

『今回、報酬は要らないから天龍神達が満足してくれますように!』

と願っていた!


そして、警備隊と冒険者がギルドに警備報告に戻ると、ギルド長オウンゴールが出迎えに出ていた。

「済まんが報酬の件なのだが……」と言いづらそうに話し掛けると、「報酬は少なくても構いませんから、その分を天龍神族に渡してくだい!!」とそれぞれが皆応えていく。


その鬼気迫る様子を見た他の者達も『何が有ったんだ!?』と疑問を持ちつつ「俺達も報酬は少な目で!」と普段とは逆の言葉を言うのだった……

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