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領主の娘

翌日の昼間、アルが考え事をしていると領主の娘が訪れた。


オリビアがドア口に出て応対する。

「はい、何方でしょうか?」

「領主の娘です。領主代行としてお礼しに参りました。」

「帰ってください!」

オリビアはアルに女性を近付けたくなかった為、それだけ言うとドアを閉めようとする。


「待ってください!話だけでも御願いします。」

それにも「アル様は考え事をしておりますので!」とすげなく返す。


「どうか考えを改めて下さいませんか?」

と涙ながらに言うのを聞いていたアルは

「そんな大声で話していたら他の人に迷惑だから入って貰って。」

と許可を出すしか無かった。


部屋に入ると、「領主の一人娘、ミエール・ハダカと申します。」と自己紹介をしてきた。

『逆に読んだらハダカミエールか』と思いながら、

「アルベルトです。」とアルは簡潔に名乗る。

アルが無愛想に応えたので怒っていると思い込んだミエールは怯えながら、

「お礼を受け取ってもらいたく参りました。」と話し出す。


それをオリビアが「受け取っては駄目です!」と待ったを掛けてきた!

オリビアはお礼の内容に何となく気付いていたからだ。


欲しい物が特に無いアルは「要らない。」と面倒そうに返す。

それを聞いて安堵するオリビアと絶望した表情をするミエール


少し可哀想に思ったアルは「話だけなら……」と聞く態度を初めて示す。


それを聞いて安堵するミエールと絶望するオリビア達の変化がアルは可笑しくて笑ってしまった。


アルの笑いで機嫌が良くなったと解釈したミエールは一気に話し出していく。


「アルベルト様、私を嫁に貰ってください❗此方が結納の目録です。」


「う~ん……」と興味無さそうにしていると…………、


ミエールが泣き出してしまった!

「私、もう帰る場所がないんです❗父様からアルベルト様の為に尽くすように言われ婚約を破棄した上に奴隷の身になって参りました❗是非側に置いてください❗」と泣き叫ぶ。


もう断るのが面倒なのと、ミエールが可哀想に思えてきたアルは、ミエールとお礼を受け取る事にした。


しかし、ひとつだけ理解できないことがアルにはあった。

どうしてお礼を断っているのに何度も訪ねて来るのだろうか?


「分かった、受け取るよ!受け取るから教えて欲しい事がある。」

「はい!有り難う御座います。私に分かる事なら何でも聞いてください!」


「どうしてそんなにお礼を渡そうとしたの?」

「天龍神族に助けられたり、危害を加えたらお礼を差し出さないと滅ぼされると聞いております。」


「は?俺はそんな事しないよ?攻撃されたら身を守る為に反撃はするけど?どこからそんな話が出たの?」と疑問を返した。


それに対してオリビアが「アル様は知らないかと思いますが、100年程前に迫害を受けて反撃に出て相手国を壊滅させた話が原因ではないかと思います。」と助言をしてきた。


「ふ~ん、取り敢えずそんな事は無いから安心して」とアルはミエールに話し掛けるが…………


「それでも私には帰る場所はありません。」と涙ぐみ始めてしまう!


『泣き顔なんて見たくないんだよ!!』と、

泣かれる前にアルが「ミエール、これからよろしく」と告げ、奴隷契約を済ませると称号がアルベルトの奴隷に変わった。


自身の称号を確認したミエールは花の様な笑顔を初めて見せた!

後で書き直しがあるかもしれません。


その時はよろしくお願いいたします。



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