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お礼は……

戦闘が終わり、アルを含めた一同はカミラーデに戻る事になった。


帰りの道中でアルは悩んでいた。

警戒されてしまうため、能力の説明をする訳にもいかず、又、鳥好きを否定すれば鳥が泣き出すのが予想できたので鳥好きの変態という偏見に晒されたままだったからだ。

更にだめ押しと成ったのが、アルが疲れきってしまっているため鳥の背に乗り抱き着いたままだったからだ。


カミラーデの入口に着く頃にはアルの眠けはピークとなっていた。

町に着くと町長とギルド長が出迎えに来ていた。


「カミラーデの町長をして居りますナシガミと申します。」

『見事に髪無しだな!』と眠いアルだったが覚えてしまった。

「ギルド長をして居るオウンゴールだ。」

『普通の名なのだろうが、残念な名前だな。』と覚える。


「アルベルトと俺のメイドと騎士だ。」

『俺のだと?』ピクピクとするカミラーデの面々。

紹介された内容に不満を露に【嫁です!】と自信たっぷり堂々と自慢気に言う四人の刺すような視線に、アルは「嫁です」暴露させられてしまう。


それを見て、面々は『変態なガキが好きな変態なんだな』と諦めるしかなかった。

そこで、突然鳥が「グワ~!」と叫びだし、カミラーデの部隊員達が反射的に投てき武器を投げつけてきた。

それがアルの体に当たるか当たらないかという辺りで武器が消滅してしまう。

アルは眠けが一気に覚めてしまい、「何故投げたのですか?この鳥ラミーは俺の仲間ですよ!!」

部隊員達は「だって、いきなり叫ぶんだぞ!鳥のモンスターの癖に!!」

「モンスターの癖に!?モンスターだって生きているし言いたい事があったのかも知れないじゃないですか?」

「グワ![ベル様!]」

「で、ラミーは何か言いたいことあったの?」

「グゥワ![自分も紹介されたかったよ~]」

「どうやら、紹介されず無視されたのがイヤだったみたいです。」


「お前は鳥の言葉が分かるのか?」

「使役しているので分かりますよ。」


「今後、俺達に手出ししたら全滅させます。」と高らかに宣言した!

【アル・アルベルト様格好イイ~♪】

「ガ~!♪[イイ~]」


『こいつら恐ろしい事平気で言ったぞ?』


こうしてアル達は五人とも、カミラーデの町を助けたはずなのに、誤解された悪い印象で覚えられてしまっていた。


気を取り直して「先程は兎に角助かりました。」とオウンゴール。

「カミラーデを代表してお礼をさせて欲しい」とナシガミ。


『なら、もう一人にさせて寝かせてくれ!』と思いつつ、「お礼は……」と話始めると、、、

「一先ず、お疲れでしょうから今日は宿で休まれてください。」

「お礼については申し訳ないが決まり次第させていただきます。」

オウンゴールとナシガミに遮られてしまう。

まず、寝るのが第一だったアルはそれ以外はどうでもよく頷くのみだった。


今回の襲撃はアル達が居なかったらカミラーデが壊滅していた規模だった。なので、アル達に対するお礼は町一つと人々の命を合わせた価値となる。


しかし、カミラーデにそこまでの資金があるわけもなく、

『天龍神族って、話通りやっぱり怒らせたらヤバイ種族だったな』

とナシガミ

『あぁ、見た目は温和そうだが、敵対者や不利益をもたらす者には情け容赦が無いらしい』とオウンゴール

『部隊員の報酬の件もあるし領主に相談してみるしかないか……』とナシガミ


とにもかくにも、宿屋に案内されたので、疲れていたこともあり、この日は休む事になった!

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