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新たな敵意?

[アル様、もう十分だと思います。]

[有り難う!オリビア。俺、かなり危ない人になりかけてたよ]

[危ない人なの!]

[カナリアもだからな!?]

[すみません、私達の力が足りず…………]

[いいよ!フォルン。アイツ格好いいから仲間にしたいし!]

と戦闘しながら念話で話していく。


『それじゃあ、これをアイツに食わしてやろうか!』

とアルはボス鳥モンスターに飛び込んでいき自分の右手毎血玉を食わして行く。『ぐぅ~』アルが痛みに耐える。


そして遂に!ボス鳥モンスターがアルの仲間と成るのである。

「これから宜しくな!」とアルが鳥に挨拶をする。

[ヨロシクオネガイシマス]

「まずは、こいつら追い返してくれるか?」

[ワカッタ]

すると、鳥は「ギャァ」と叫び羽ばたいて行く。

徐々にモンスターの群れが解散していき、モンスターがいなくなっていく。


アルはそれを見て『仲間にして良かった』と思うのである。

[コレデヨイカ?]

「あぁ、バッチリだ!」と大変な思いした甲斐があったと胸を撫で下ろした。

[デハ、ホウビに名をクダサイ]

「名前無いのか?」

[アリマセン、名が必要ナノハ他者に呼ばれるカラデス]

[ワタシはダレカラモ呼ばれたコトモ、指令をモラッタコトモアリマセン]

『自分の上位の存在が居なかったから名前の必要が無く名が無かったという事か…………』と理解し、鳥を見詰めながら名を考え始めるアル。


「ガルーダとか?」

[イヤです!]

「何で?ガルーダ格好良くて強そうだろ?」

[ワタシ、格好ヨクテ、ツヨソウ?]

「まさにガルーダ!、俺も呼びやすく気に入った名だ」

[ワタシ、格好ヨクナイ、カヨワイ]

「自虐する必要ないぞ!」

[ワタシ、カワイイ、メス]

「は?メスか!?」

[ワタシに惚れテアンナニ美味シイ物食ベサセタ、チガウノ?]

「イヤ、群れを率いたボスだったから」

[ヒドイ!!プロポーズだとオモイミンナヲカエラセタノニ…………]

「なんだかすまないな…………」


名前が決まらないままアルと鳥モンが気まずく見詰め合っていると、

「カミラーデ全部隊の責任者ガルーダだ!俺の名を知ってるのか?」と本物のガルーダさんがやって来た。


『こんな直ぐ側にガルーダさんがいたか……』

「いや、こいつの名を決めようと思ってね」

「まさか強いからってメスにオスの様な名前を付けようとしたのか?」

「まさかメスだと分かるのか?」

「そちらこそ、まさかオスに見えたのか?」

「まさか性別が分かるのか?」

「まさかオスだと思って使役したのか?」

「そうだが!?」

「ギャぉ~」

「ほら、オスだと言われて泣いてるじゃないか!」

「分かるのか?」

「この位分かりやすければ分かるぜ!じゃないと微かな殺気とか見逃して身を守れないじゃないか!」

「ほ~『流石、部隊長だな』」と感心するアル

「で、実際はオスのモンスターが好きだからオスだと思って使役したのか?」

「まさか、そんな感情は無いよ」

「じゃあ、メスで良かったじゃないか!」

「メスだとか関係ないんだけど❗」

「ギャピ」

「あぁ~、モンスターだって使役された以上は仲良く成りたいんだぞ?それをオスだと間違えたり、メスでも関係無いとか関心持たれないで可哀想に…………」

「そういうものか?」

「そうだぞ!見ろ❗泣いてるじゃないか?」

『泣いているのか?一応フォローするか』

「メスで良かったよ!仕草や鳴き声もキュートで体毛も綺麗で撫でたい位だ」とべた褒めして撫でる仕草をしてみる。

すると、、、

「キュゥ~」と甘える様な鳴き声で近付いて来た!?

「はは、可愛いな!」と撫でていると足元に座って来て気持ち良さそうにしている。

「ちょっと、離れなさい!」とオリビアが鳥に嫉妬してきた。

「カナリアも撫でて?」

「アル様は鳥が好きなのか?」とフォルンが言ってきた。

『鳥は鳥だろ?』と思いつつ、見詰めながら「あぁ、可愛いな♪」と撫でながら返事する。

聞こえる位置まで集まって来ていた部隊員達に『アルベルトというヤツは血を流すのが好きな鳥好きの変態野郎だ』という誤解が拡がっていった。

そこへ、コナツが「アルベルト様が血を流すのが好きで鳥が好きでも構わないので、褒美のデートを御願いします」と言うと、オリビア達も【私達も同じです】と追い討ちを掛けていくのだった。

カミラーデの部隊員達は思う『このガキ変態の癖に美人メイドを独占しやがって許せん!!』とモンスター退治以上の敵意をみなぎらせるのだった。

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