アルとコナツ
コナツは槍を武器にして先陣を駆けていた。
とは言ってもアルと二人だから先陣も糞もなく、アルが後ろから付いていき重力魔法でモンスターを鈍らせ火炎魔法で後方のモンスターを攻撃していた。
コナツは王国騎士なだけあり、長い槍をクルクルと回し自身の身も回しモンスターを避け駒のように前後左右何処へ向かうのか分からないような動きをしながらモンスターを倒していた。
アルはその動きを見ていて『これ以上どうフォローすれば良いんだ?』と悩んでいると……
コナツから声が掛かった!
「応援お願い致します。」
アルは「どうしたら良いか分からないよ⁉」と返事をすると、
「励ましの言葉とか褒美とか色々あるではないですか?」とコナツ
『気持ち的な応援か❗』褒美と言えば遊びに行く事かなぁ~とアルは思ったので、「じゃあ、終わったら遊びに行くか!?」と自分のしたかった事を口に出す。
コナツは「マジ⤴⤴ですか?二人で⤴⤴すか」と声が跳ね上がる。
そしてコナツはさらに回転ペースを上げてモンスターを倒していく。
アルは付いて行くのがやっとになり、これからはコナツではなくコマツと呼ぼうかなと考えるのだった。
そこへ、メイド達が駆け付けて来るのが分かり、「コマツ!オリビア達と一端合流するぞ!」と指示を出した。
「コマツって誰ですか?」
しまった❗思っていたら言ってしまっていた。
アルは「コナツの愛称だよ?」と誤魔化してみる。
コナツは誤魔化されているとは知らず嬉しそうだ。
この様子を若干離れた場所で見ていたオリビア達は、アル達を睨むように羨ましそうに見ていた。
『ヤッパリ!一人が気楽だ❗』と思うアルは合流すると、すぐさま「アルとメイド騎士達の二手に分かれて倒すぞ‼」と指示を出した。
それからも、コナツは嬉しそうにモンスターを次々に狩って行くのが遠くから見え、オリビア達は嫉妬をぶつける様な感じで三人が協力してモンスターを倒している。
まずオリビアがウィンド(中)で敵の動きを乱し、フォルンが後ろの守りを堅めてカナリアはオリビアの懐刀の様に素早さを活かして迎撃していく。
アルがモンスター全体に重力魔法を掛け、火炎魔法を放ちながら一人で動いているコナツを心配して見たりすると、オリビア達からは睨まれてしまい予想していた通りにモンスター退治以上に疲れていくのだった。




