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出撃!アルベルト団!!

アルは目立ちたく無かったが、人の命に関わり隣国だとしても人々が不幸になればその影響が少しは自分に来るだろうと考え、モンスターと対峙する事にした。


又、この機会に出来ればモンスターを眷族に加えようとも考えていた。


諸々の事を考え、なるべく町より離れた場所で迎い撃つため出発を急ぐ。


『女の子のためなら幾らでも急ぐけど、モンスターのためにこんなに急ぎたく無いぞ!』と思っていると…………


「アル様、ここで手柄を示して帰れば、謁見依頼討伐の許可も降りると思いますよ?」とオリビアが励まして来た。

コナツは「私は別ですが、メイド達には装備が何も無いですよ!」とストップを掛けてきた。


「それじゃあ、アルとコナツで先に討伐に向かう!オリビア達は装備を整えて来てくれ」と指示を出した。


『やった!アル様と二人きり♥』とコナツは嬉しそうだ。

対して、オリビア達は悔しい顔をしている。


そして今、アルは先行隊としてコナツと二人でモンスター迎撃に向かいながら話をしていた。


「アルベルト様!もう少しでモンスターの群れに遭遇致します。」


「何故言う?幾らなんでも見えているから分かるよ!?」と疑問顔のアル


「単にアルベルト様に話し掛けたかっただけです。」と微笑む。


「それなら普通連携の仕方や作戦とか話すんじゃない?」


「アルベルト様に連携とか作戦とか必要なのですか?」


「必要ないかな…………」


「そもそも、主人は私達眷族の考えが大体分かりますよね。」


「そうだと思う。」眷族を得て日が浅い為にいまいち自信なさげに言う。


「そうなると、私達が戦闘中に話す必要すら無いじゃないですか?」


「いや、でもまだ慣れてないから分からない時や気付かない時は在るぞ?」


「戦闘に入って集中してもですか?」


「恐らく戦闘に入って意識を集中すれば大丈夫だと思う。」


「ほら、必要ないですよね。それにアルベルト様は賢い方だから考えが読めて無くても状況判断だけで動けると思います。だから、今の内にアルベルト様と戦闘に関係無いお喋りをしておきたいんです。」


「そんなもんかな。」一人が気楽なアルは呟くように言うのだった。


「それでは、私は好きに動きますのでフォローお願いできますか?」


「分かった!好きに動いて良いよ!」


「いつか寝床でも同じセリフ言って貰いますからね♪」と

モンスターに向かって行くコナツをアルは追い掛けていった。



一方、アルとは別行動を取っているメイド達は装備を悩みながら選んでいた…………


オリビア達は王族に仕えるメイドなだけは有り、

ある程度の武技や魔法の嗜みはあったが、

どのような装備が良いか分からなかったからだ。


一通り見て回り選んだ武器が、

オリビアは弓と短剣。

フォルンは自分の体格に合った割と大きな斧。

カナリアは長さが違う二本の剣を選んでいた。


そして防具だが、支給されていたメイド服が高い防護力を持っていた為、

そのままで行くことにしていた。

又、メイド達はアルの装備も探していたのだが、流石に5歳の装備は見付からなかったので諦める事にし出発する。


メイド達はアルの装備を諦めていたが、

アルは既に自分でミスリルと魔法糸を融合させた服を着ていたので必要は無かった。もし、あれば良いな程度である。

このマジックミスリルで作られた服は普通の服に比べて重い。

しかし、アルは重力魔法を自分の装備品に掛ける事によって軽くしていた。



町を出て駆け出したメイド達は遠くにアルとコナツを発見していた。

その二人は仲良さそうに話しながらモンスターを倒していくのが見えていた。


完全に気の性(普通に話しているだけ)なのであったがメイド達の目にはその様に映っている。


アルはメイド達の思いが聞こえたので、二人での討伐プレーに危険を感じ、素早くメイド達に合流する事にした。


アルは合流すると直ぐにアルとメイド騎士の二手に別れる事を提案する事にした。


勿論、作戦でも何でもなく、眷族達に気を使って戦闘をしていたら、モンスター以上に疲れる事が想像出来たからだ。

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