アルの目覚め
アルが気を失ってから三日が経つ頃
アルが目覚めた!
目覚めると、「アル様が目覚めました。」という声が聞こえた。
普段聞き慣れた三人の声ではないようだ。
三人は近くには居ないのか?と疑問に持ちながら、
ステータスを確認してみると、三人までのおおよその距離が分かるようになっていた。なるほど、眷族に成ったからだな。
次に、各種能力値を見ていると三人分強さが加算されているようだった。
ステータス10倍が加味されてこの数値という事は眷族化では10%加算なんだなと納得した。
と、ここで気を失った理由に気が付く、いきなりこれだけパワーアップしたから、4歳の体にはキツかったんだろうと。
さて、俺が気が付いたというのに三人がやって来る様子は無さそうだ。
周りにいるメイド達に聞いてみるか。
「あの~、オリビア、フォルン、カナリア達は何処ですか?」
「あの三人なら解任されました。許嫁というのも撤回です。」
「私達では不満ですか?」周りにいる他のメイド達が言う。
メイドはどうやら5人で医者も一人いた。
診察していた医者が「アル様は出血されて気絶されていましたが、もう大丈夫なようですな。」と判断した。
出血は関係無いだろうと思いながら、「有難う!」とお礼を医者に返し、
「不満も何も目覚めたばかりなんだから判断出来ないけど、オリビア達が良い。」
「ですが、アル様はあの三人に拒絶されて怪我をされたのでは?」
「そんな事はない。あれはお願いしたい事があってやり過ぎただけだな。」
「そうですか、それでは、女王様に三人の復帰をお願いしてみてはいかがでしょうか?」
「分かった!そうするよ。」取り合えず、母に話を伺いに行くしか無さそうだ。




