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[閑話] 王宮の人々
「アルベルト様の事聞いたか?」
「聞いたわよ」
「慕っていたメイド達に拒絶されて泣きながら自殺しようとしたそうだ」
「ええ、メイド失格よね」
「アルベルト様なら俺の子供にしたいくらいだぜ」
「あら、私もよ?」
「いや、それは皆が思っていることだろう」
「それはそうと、娘を送れば義理の父親になれるかもな」
「私の所にも娘はいるわよ?」
「俺の所には息子しかいないからこれからは嫁さんに相談してみるか」
「それも良いが、新しいメイドを送る手もあるぜ」
「おぉ、それも有りだな」
このような話が王宮以外でも話されており、出生率が昨年の倍以上に増え、王宮へのメイド志願者数は例年の四倍以上になったという。




