メイド達 イン 牢屋
「牢屋に入れられちゃったね♪」牢屋に入り、三人だけになるなり、口を開くのはカナリアである。
「アル様を守るどころか傷付けてしまったモノだからな。」とフォルン。
「今は、大人しくしている事ね。」とまとめるオリビア。
緊張感がまるで感じられないが、そんなものは感じていないので当然である。アルの自殺を止められなかったとは言えども命に問題はなく、三人が傷付けたのでなく止められなかっただけなのだから。
又、今いるここは貴賓者用の隔離部屋で監視がある事と自由がない事を除けば何て言うことはないのである。
ただ、アルの姿が見られない事が罰となっていた。
「それはそうと」とオリビア
「ええ、」とフォルン
「アル様の【アルを食べて下さい】には」とカナリア
【ビックリしたわ~】と声を揃える。
「許嫁になったからっていきなりだなんて動転しちゃったわ。けど、落ち着いて考えて見ればまだかなり早い話だったわ」とオリビア
「まさか、言葉通りだったとは、つい頭がピンク色になってしまった。」とフォルン
「私も同じです。顔が熱くなって何も答えられませんでした。」とカナリア
「仕方無いわ、いきなりだったもの」とオリビア
「でも、泣き出したのには驚いたな。」とフォルン
「普段のアル様からは想像出来ませんでした。」とカナリア
「ええ、信用していた私達に拒絶されたと思ったのでしょう。」とオリビア
「拒絶なんて間違ってもしないのにな」とフォルン
「まだまだ愛が伝わってなかった私達の力不足なの。」とカナリア
「そうね!!」とオリビア
「そうだな!!」とフォルン
「そうなの!!」とカナリア
「これからは、もっと愛を惜しげなく与えるわ!!」とオリビア
「そして、私達以外を欲しいと思わせないようにしないと!!」とフォルン
「アル様を育て食べ尽くすなの!!」と逆光源氏な発言をするカナリア
ここに人知れず、べったり甘い、されど新しい眷族化を阻止しようとするアルを今後悩ませるメイド眷族が誕生するのであった。




