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Artificial Magi  作者: 津賀
プロローグ
3/34

事故

はじめまして。初投稿です。書き溜めたら吐き出すという感じで更新していこうと思ってます。


誤字脱字の指摘がありましたらよろしくお願いします。


7/25 改稿しました。

--キーンコーンカーンコーン

授業終了を告げるチャイムがなる。

「よーし、今日の授業はここまでだ。期末試験も近いからしっかり復習しとけよー」


先生はそう言い放つと、さっさと教室を出ていく。


代わりに担任の教師が入ってくる。

「HRはじめるぞ。席に着け」

細々とした連絡事項を伝え、HRの締めに入る。

「明日から連休だが、ハメを外しすぎないようにほどほどにしとけ」

(おお、そうだ明日から5連休だった!)

「伝えることはこんなもんか。じゃあ号令」

「きりーつ。礼」

「じゃあ気をつけて帰れよ」

先生の退出と同時にざわざわと教室が騒がしくなる。

(これからバイトか、っとそろそろ向かわないと間に合わないな)


「おーい!カムイー!」

なんか聞こえてきたぞ・・・

「カムイさーん!!」

「はいはい、なんだよ」

こいつはうるさいからな、適当に対応するに限る!

「うっわ、すげぇそっけない対応っ、悲しくなるだろっ!」

「で、なんか用か?」

「カラオケいか「あ、ごめん、バイト」・・・」

さて、こんなヤツほっといてとっとといかないとな。

「じゃあ連休明けにな」

「じゃーなー!」

挨拶もそこそこに教室を飛び出した。



(このへんまで来たらあとはゆっくり行っても大丈夫だな)

(今のうちに、メールの確認くらいはしておくかな)

(集中しちゃって電柱にぶつかったら痛いし、全身に軽く【硬化】かけとこ)

彼は一つのことをやりはじめたらそれに集中する事が多いため、無意識でも維持できるくらいの【硬化】を自身にかけることにした。


彼の名前は上城カムイ。運動も勉強も並だけど、魔術を使うのがちょっとだけ得意なそこそこのイケメンさんである。


そう、この世界には魔術がある。

カムイが生まれるちょっと前、世界中で後に魔素と名付けられる物質の存在が観測された。

この魔素は様々な特性をもっており、とても現代の物理学ではどんなことに影響するのか?というのを調べることが出来なかった。


そして、魔素が観測された直後から世界中で不思議な力を行使する人々が現れた。

この人達はみな魔力を生み出す特殊な細胞「魔化細胞」を持っている事がわかった。

そして当時の国連は魔化細胞をもつ人のことを魔術師と定義し、魔術の体系化を始めると同時に魔素の研究を本格的に開始した。

なお、今では量の大小はあるが、ほぼすべての人が魔化細胞を持っている。


(とりあえず、携帯の電源をいれて、と)

(あ、山田からメールだ。なになに・・・)

メールを読むことに集中していると、「危ない!」という声が聞こえ、


-ゴッ


凄まじい衝撃が僕を襲い、僕の記憶はそこで途切れた。


事故ってこわい

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