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200文字小説

死の苦しみ【200文字小説】

魔法を手にした俺は死んだ父さんを生き返らせた

彼は病院のベッドから起き上がった


「父さん! 良かった」

「――」

「父さん、どうした?」

「何故、何故俺を生き返らせた!! 俺はあの苦しみをもう一度味わわなきゃいけないだろ!!!! 何故、何故、何故だぁぁあ!!」

「と、父さん」

「あぁぁあああ」


俺は果物ナイフで殺された



魔法を手にした俺の息子は俺を生き返らせた

俺はベッドから起きあがった


苦しかった

苦しかった

父さん、ごめんな

 

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