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ビヰ玉Ⅳ  作者: 由城 要
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既)いままでのシリーズの簡単なあらすじ



 いままでのシリーズの簡単なあらすじ



*ビヰ玉


 宮内家に引き取られた、声の出ない少女・七緒。七緒はその日、あの母親から離れて生きていくことを決意した。自分のことを邪魔者扱いしてきた母親と別れ、七緒の使用人としての生活が始まる。

 宮内家に慣れ始めたころ、七緒は家の中で『座敷童』を目撃する。座敷童は七緒に言った。


「橙色のビヰ玉をくれたら、願いを叶えてあげる」


 声が出せれば、罵ることも怨むことも出来たかもしれないのに……。七緒は左一と孝次の宝物であるビヰ玉を手に、屋敷を飛び出した。

 一方、宝物を盗まれた孝次は、七緒の見た座敷童の正体に気づく。




*ビヰ玉Ⅱ


 宮内家にすっかり馴染んだ七緒の表情には、最近やっと笑顔が浮かぶようになった。そんな中、主人・和泉の友人が宮内家を訪れる。巽と名乗った男は、七緒にかんざしを手渡した。その日以降、七緒は自分の周りに白い毛をした子ギツネを目撃するようになる。


 丁度そのころ、尋常小学校では孝次が子分達の喧嘩に頭を悩ませていた。喧嘩の発端は些細なことだったが、やがて話が大きくなり、度胸比べで勝負という話に。濁流と化した西川を渡る危ない勝負に、孝次は巻き込まれてしまう。




*ビヰ玉Ⅲ


 冬が訪れ、七緒は雪かきの仕事に根を上げていた。寒さと共に実感するのは、使用人である自分たちの身分と、左一や孝次たちの身分との違い。

 そんな中、七緒は西川の度胸比べの一件で孝次を巻き込んでしまった眞治が、毎日のように孝次に謝りに来ていることを知る。百姓の子である眞治の気持ちと、眞治を避け続ける孝次の考え。七緒は眞治と孝次を会わせるべく、仕事を放って街へ出る。


 一方、左一は、巽の手伝いで蔵の中の商品探しを引き受ける。いつの間にか、花江に市太郎、孝次までもが一緒になり、探し物を始める。しかし、強い吹雪によって巽の蔵の入り口が塞がれてしまい……。


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