表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/9

10月 帝国教師


 ノウン様の学業の進み具合をお伝えします。


 はじめにノウン様と同様に意思疎通を図る手段として、魔力(オド)で浮くボールが透明な筒に入って居るおもちゃを使います。2つの筒に白と黒に色分けしたボールが一つずつ入っており、「はい」だったら、白いボール「いいえ」だったら黒いボールを浮かべる様にしました。

 以降はこの方法で意思疎通をしております。

 

 早速ですが学習の進み具合を報告いたします。

 

 数学はお出しした問題全てが正解でした。

 数式を書かずにいきなり答えを書いたので、数式を見た途端に答えがわかる様です。


 国語はこの文章はこのことを指して居ると解説して、理解できたかどうかをお聞きしましたが、『はい』と答えたので、ではここの文章はどこを指して居るのかと問題を出したら、該当する文章を指差しました。

 読解力は有る様です。

 

 礼儀作法は一度目の前でやってみせるとその通りにやります。


 ・・・・・・ノウン様は目の前の人の行動をそのまま模倣する様です。そして回を重ねるごとに洗練されてゆき正確なものとなります。


 字の書取りで手本通り、手本そのままに写しました。ここまで写って居るとおそろ・・・驚きました。


 本渡して「読んで感想を書いてほしい」と課題を出したところ高速で本を捲った後に本の内容をそのまま書き出しました。

 字もそのままで・・・挿絵もそのまま写した様に書かれて居るのです。

 渡されたものをそそっくりのまま写して居ます。


 ただの高魔力保持者がここまで出来るとは思えません

 早く高等魔導師による検査をお願いいたします!

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ