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第8話 二日目スタート

昨日は更新をするのを忘れてしまいました。一応30話程まで毎日0時ほどに更新する予定です。それ以降は不明です。

空がようやく明るみ始めた。そろそろ活動を再開するとしようか。


いやー、何もしないでただ夜が明けるのを待つって言うのは案外しんどい物なんだな。


今まで、ゲームとかをやりながらとかでしか徹夜を経験したことが無いからなー。


・・・改めてゲームをやりたくなってしまったよ。


ふぅ、いかんいかん。


気を引き締め直して今日も生き抜いていかなければ!


寝床にしていた「しびれ草」の根元から這い出て、周囲の探索を開始する。こっちの探索は、昨日ミジンコと早々に戦闘したのであまり出来ていないのだ。


なので今日はしっかり探索できると良いな。


「しびれ草」の葉に当たらないように気をつけながら慎重に進んでいく。


結構な群生地で、思っていた以上にこの「しびれ草」の区域は広いのかもしれない。


おっ、早速他のモンスターを発見した。


【ソードテール:♂:レベル5】

尾びれが剣へと発達したメダカ型モンスター。比較的小型のモンスターであるが、その剣の切れ味はかなりのもの。より鋭い剣を持つ者が雌の個体によくモテる。


大きさがほぼ俺と変わらないくらいの大きさだ。


どのくらいの強さを持っているのだろうかと思っていると、ちょうど目の前でそいつの狩りが行われていた。


相手の大きさは俺よりも大きそうな鱗が逆立っている魚だ。


『鑑定』によるとあの鱗を飛ばして戦うモンスターらしい。


自分よりも大きい相手に対してどのように戦うのだろうかと観ていると、飛ばされた鱗を素早い身のこなしで避けながら接近していき、その瞬間。


相手は真っ二つになっていた。


おいおい、切れ味おかしいだろ。


あんな抵抗なくすっぱり切れるなんて…。


毒を当てれば勝てなくはないかもしれないが、まず当てるのが難しそうだ。


戦闘を避けるために、気づかれないように気を付けてその場を後にする。


ほかの場所よりもレベルが落ちるとはいえ、どうやらここも気を抜ける場所ではなさそうだな。


そして次の探索で邂逅したのは、地面から急に襲い掛かってきたドジョウだった。


急にくるなよ。びっくりしただろうが。


【ディグローチェス:♀:レベル4】

戦闘力はそんなに高くなく、普段は地面に隠れて過ごしている。自分でも倒せそうな相手が近くを通った時に、ふいうちを相手に与える。


ムカッ!なるほどね。


俺のことが倒せそうだから襲ってきたわけか。


でもたしかに、たまたま急襲を躱せたからよかったものの当たってたら結構やばかったな。


格下の兄弟からの『体当たり』で死にかけてたくらいだしな。


こいつのものを食らったら普通に大ダメージだろう。


ここでこいつの存在を知ることができたのは大きいな。


今後地面の下にも注意を向けて行動することができる。


でも、なめてくれたお礼はしっかりとしないと悪いよな?


まずはこいつの鼻頭に『体当たり』をお見舞いする。


うん今回は前と違ってしっかりとダメージを与えることができた。


呻きながら、体をびくびくさせて悶えている。


いや、隙さらしすぎだからね。


格下から反撃を食らったことに動揺しすぎだろう。


そんな隙を見逃すはずもなく、当然『噛み付く』で『毒攻撃』を当てる。


さすがに今回は一発で毒状態にすることができなかったので、さらにもう二発追撃する。


よし、今度は毒状態入ったぜ。


ダメージを貰いすぎたドジョウは慌てて地面に潜りなおそうとする。


まずい!せっかくここまで手傷を負わせたのにそのままむざむざ帰すなんてできるか!


こういう場面ではやはり『噛み付く』よりもノックバック効果の付いている『体当たり』の方が使い勝手がよい。


起き上がりそうになるたびに『体当たり』でダウンさせるだけの嵌め殺しになった。


うん、此処の生物とならばやりようによっては余裕をもって倒せたな。


いい感じだな。


【リトルタッドポール:♂のレベルが上がりました】


【スキル『早熟』が適用されます】


【種族レベルが12になりました】


【『噛み付く』のレベルが8になりました】


【『体当たり』のレベル8がになりました】


【『毒攻撃』のレベルが8になりました】


【『危険察知』のレベルが3になりました】


【ステータス】

種族:リトルタッドポール

性別:♂

HP:34/34(+6)

MP:31/31(+6)

SP:18/32(+6)


レベル:12(+3)

ATK:22(+3)

DEF:22(+3)

INT:37(+5)

MND:22(+3)

SPE:48(+9)


スキル:

『鑑定 :レベル7』

『毒耐性:レベル7』

『噛み付き:レベル8(+1)』

『体当たり:レベル8(+2)』

『毒攻撃:レベル8(+1)』

『危険察知:レベル3(+1)』

『早熟 :レベルー』

『水棲 :レベルー』


よしよし、順調にレベル上げが進んでいるな。


レベルも上がったし、調子いいぜ。


朝ごはんも確保できたな。ありがたくいただくぜ。


むしゃむしゃ。うん、ちょっと泥臭いけどふつーに肉だな。うめー。


自分はこの時すべてが順調で調子になりすぎていたのだ。


ゲームでも調子の乗りすぎはよくないと日ごろから経験していたはずだったのに。


そうしてご飯も食べた後再び探索してみると、ここら辺一帯には大体15種類くらいの生物たちしかいなさそうだった。


これだけ自然が豊かな場所なのにも関わらず少ないなとは思ったのだが、弱い生物達の中でもある程度淘汰されてしまう環境なのだなと何となく感じた。


見てきた中だと、ドジョウとミジンコはやはりかなり下の方だろう。


自分から敵に襲い掛からないうえに耐久はそこそこ高いミジンコと格上相手に一切気取らせずに隠れているドジョウは生存戦略的に生き残っているという形だった。


ほかにも俺よりも小さい魚がいてそいつも強くはなさそうだった。


そいつも何らかの生きるすべを持っているのだろうか?


反対に上位だったのはメダカとゲンゴロウみたいなやつだ。


この二種類は積極的に自分から狩りに向かって獲物を捕食していた。


メダカはその鋭い斬撃で。


ゲンゴロウは分厚い鎧をまとった上に鋭い牙と顎を持っていた。


あれらにはまだまだ勝てないだろうと思う。


しばらくは一日に少しずつミジンコとドジョウを倒していくって感じで、食料とレベル上げを両立していく形にしようと思う。


ゲームだったら冒険してもいいかもしれないが、ここは現実だ。


とにかく手堅くいきたいところだ。


とりあえずの目標はこの「しびれ草」の群生地で生き抜くことてかんじでいくぞ!





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