2話
登場人物の名前でわけわかんなくなります。なんとなくの雰囲気で…
集会も終わり、クラス分けの発表がされていた。
おっ、俺もお前もAクラスだな!改めてよろしく!
リュウは嬉しそうに微笑んで見せた。
とりあえず教室に行こうぜ?
ここは人が多すぎてうざったいったらありゃしないからな。
教室に入るともうすでに女の子が3人、話をしていた。
おっと、君たちもAクラスなんだね!
私の名前は莉央!早見莉央よ!
よろしくね!
いかにも活発そうな赤い髪をしたポニーテール女の子が真っ先に自己紹介をした。いかにも体育会系女子といった感じか?
私の名前は藍田鈴華と申します。
これからよろしくお願いしますね!
次に水色の髪をしたショートボブの子が莉央に続いた。親しみやすいオーラの良さそうな笑顔の女の子だ。
摩耶紅。
少し小さめの紫色の少しカーブをした髪の女の子。少しミステリアスな雰囲気を感じさせる。
それにしても、早見、藍田、摩耶…ね。
この学校に普通の家の人間はいないという話をほんとみたいだ。
早見家は代々古武術を伝承している名家だ。
警察や消防、など世界中の名だたる機関に門下生がいるという。
藍田家は世界有数の財閥の一つ。
世界の流通を操り、その資産は小国の国家予算を超えるとも言われている。
摩耶家にいたってはこの世界で知らないものはいないだろう。魔道十家の一つだ。
魔道十家とは、世界で最も魔道に優れた10の家に与えられる称号だ。
俺はリュウで、こいつがソウ!
よろしくな!
ソウってあの歴代最高得点で入試を突破した人?
あなただったんだ!!稀代の天才なんじゃないかってすごい噂になってたもん!!
あなたがソウさんだったんですね。
私の家でも今年の新入生にすごい魔力を出した生徒がいると話していたんですよ!
まさか同じクラスになれるとは。
いろいろと教えてくださいね!
あーそうそう、それこいつのこと!
まーでも俺たちとしては摩耶家のご息女の方が驚いたぜ。三人はもともと知り合いなのか?
はい、そうですよ。
家ぐるみでのお付き合いなのです。
そうそう、なんでもお父さんたちも昔からの知り合いなんだってさ〜
莉央、鈴華、リュウが話し込んでいると紅がずっとこっちを見ていた。
…ソウ、あなたどこかで会った?
ん?なんの話だ?摩耶家のご息女と会う機会なんてそうそうあるもんじゃないだろ?
勘違いじゃないか?
…ゴメン。勘違いかも知れない。
まぁこれからよろしくな。
うん。よろしく。
会話は終わったが席に着いてからも紅は首を傾げたままだった。