表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

キャットストリーム♪ #4

作者: Shiguma

タイトル名からお察し下さった方もいると思いますが、本家「ジェットストリーム」は感動的な音楽と饒舌な詩の如き語りで癒される番組です。

では、もしもそんな本家に対し真逆の方向で勝負するラジオ番組があったとしたら??

多分、こんな感じのポップで笑いがこみ上げてくる番組ではないでしょうか。

キャットストリーム♪ #4


この番組では本家ジェットストリームとは180度思考と指向を変え、ポップな音楽とともにリスナーの皆様からの投稿をもとに、ソフトなトークをお届けします。

もっとも、これは言語媒体ですので音楽は皆様のプレイリストからチョイスしてください。


さて、本日のキーワードは……


「保健室!」


本日は、保健室にまつわる皆様のエピソードをご紹介してまいります。

今回のメールは多分、現役の高校生からかな?っていうのが多くもらえて、ありがとうございました。

前回の放送で若干年齢層高いんだよね~って言ったのが聞いたのかな?

あっでも、本当に様々な年代の方からメッセージ頂けるのはありがたいんで、引き続き応援よろしくお願いします。


それでは早速参りましょう。一通目はラジオネーム「後ろ髪を切りすぎた」さんから頂きました。ありがとうございます。


「私のつい先日の出来事なのですが、今回のキーワードにうってつけの出来事があったのでメールしました。因みに高校二年生です。」

来ましたよ!現役の高校生からのメールです。


「自分はバレーボール部に所属しているのですが、先日練習中に足首を捻挫してしまいました。去年も捻挫していたので『またやっちゃたなぁ』という感じで、一人で保健室に向かいました。

保健室に着くと、保健の先生は生憎は外している様で誰も居なく、どうしようかとぼんやり悩んだのですが、ふとカーテンで仕切られたベッドに目をやると、見慣れたキーホルダーが付いたエナメルのバッグがあり、これはもしや同じクラスの男子が寝ているのでは!?と思い、そっとカーテンをめくって覗いてみました。

すると、ベッドに横になっているはずの男子が居なかったのです。予想外の出来事にそっとめくっていたカーテンを全開にして確認しましたが、やはり居ませんでした。

パニックで心臓が飛び出しそうになりましたが、タイミングよく保健の先生が戻られたので、とりあえず捻挫した足首の処置をしてもらいました。が、頭の中で整理が追い付かず、先生に寝ているはずの男子がいないということを告げることが出来ませんでした。」


……えぇ、なんかちょっとしたホラーだよ、これ! 頂いたメールはここで途切れているので、真相がちょっと分からないんですけれども。

どういう事なんでしょうね、寝ているはずなのに、カーテンを「ばぁっ」て開けても、居ないんでしょう?気になるなぁ~続き!


気になると言えばね…… 

あの、ガラスの向こうでプロデユーサーが「JK!? JK!?」って舞い上がっているけどさ、踊り方がヲタ芸みたいで、なんかちょっと気持ち悪ぃんです……

聴覚媒体だから、現場で動いていても何も伝わらないんですよプロデユーサー!

「後ろ髪を切りすぎた」さん、メッセージをありがとうございました。


今回実はですね、同じようなラジオネームの方からメールを頂いているんです。

いってみましょうか、ラジオネーム「もみあげを切りすぎた」さん!


「今年、僕は高校二年生の男子を始めました。先日、保健室で寝ていた時のエピソードです。」


ちょっと待って、最初の挨拶が「冷やし中華始めました」的なノリで、私ツボに嵌ったぁ(笑)」

読み上げる私が笑っていたら番組進みませんよね、すみません。


「その日は放課後に再試があり、正直言って無勉むべんで臨むと確実に再々試となるので、出来れば一度スルーしてやり直したいな~と思っていました。そこで、放課後急に体調が悪くなったということにし、保健室でまずは寝かせてもらい、体調が戻らないので帰宅する、ということで再試を免れようとしました。

しかし、その日は体育の授業もあり、バッチリ動き回っていたので『風邪引いたので』とか『お腹が痛くって』とか言っても全く信じてもらえそうにありませんでした。ならば、と思い、脇の下にカイロを挟み、保健室へGO!しました。」


あぁ~そういうのやる奴って居たよね~今思うと逃げるなよ!って思うんだけど、高校生の頃って、目の前の現実から逃避したい瞬間って使える手段は何でもやっちゃうよね。


「保健の先生に『突然熱が出てしまったようで、ちょっと休ませてもらえませんか?』と伝え、計画通り体温計の先っぽをカイロを仕込んだ脇の下に挟み、待つこと数分。

僕は体温の数値を見ることなく、保健の先生に体温計を返しました。すると、先生からは思いがけないリアクションが……

『どうしたのこの高熱は! 今日は再試どころではないわ、すぐに担任の先生に言って親御さんに連絡してもらうようにします! 先生が職員室に行っている間はベッドで寝てるように!』


僕はマリオネットのように寝かしつけられ、天井しか見えなくなりました。そして、僕は悟りました。仕出かしたことは想定の範囲外にヤバイ事になるぞ、と。

再試を免れる為に嘘をついたこと、そして何よりその嘘が親の前で先生方にばれてしまうこと……


そんな時、保健室のにドアをノックする音と、同じクラスの男子の声が響きました。

『マズイ!』と思い、僕はとっさにベッドの下に隠れました。ベッドの下から様子を観察していると、なんとその男子はこっちへ向かって来てカーテンを全開にしました。『バレル!』と心臓が口から飛び出しそうになるのを堪えて、一刻も早くソイツが居なくなるのを祈っていました。

するとタイミング良く、保健の先生が戻ってきてソイツの処置をし返してくれましたが、自分はそれどころではなく、どうやってこの状況を打破するか考えました。


その後担任の先生も到着し話すこと数分、下校するよう勧められ立ち上がったその瞬間、ベッドの下に隠れた時に落としたカイロが見つかってしまい、僕の思考回路はショート寸前!

そんな僕の嘘に気が付いた先生方のお説教は、当然!

親に連絡が入り、母ちゃん呆然!

帰宅後、両親からもうんと怒られ、丸坊主にされてしまいました。


明日、再々試がありますが、次も合格できそうにないので、逃げ出したいです。

でも、『生きてると山の様に躓いて逃げ出したいことも多いから、こんなことくらいで逃げ出すな!』と言ってくれ、停学処分を止めてくれた担任の先生のことを思うと、『逃げちゃだめだ』と自分に言い聞かせ、頑張ろうと思います。」


やっぱりそうなるよね~。担任の先生は優しいですね!停学処分になるところを、多分周りに掛け合ってくれたんでしょう?そうしたら、それには報いなきゃダメだよ~。

ラジオネームは丸坊主になったことから思いついたのかな?


あっ、最後の先生と親に怒られる件って韻を踏んでいたんですね。

……読み上げたときに気が付かなくってすみません。


最初に読んだ「後ろ髪を切りすぎた」さんの保健室のシチュエーションと凄い似てない?

もしかして、「後ろ髪を切りすぎた」さんのは、ホラー話みたいになっちゃってたけど、セットで読んでもらうために、あえて二人でエピソードを分割で送ってくれたのかな? これは新しいパターンですね。気が付いたスタッフ「Good Job!」 今後はこんなパターンのメッセージでも「ダィ丈っ夫!」(笑)


……さて、そろそろお時間も迫っているということで。

次回のキーワードは「テレビ」です。

最近、若者のテレビ離れとかって叫ばれてるので、若い子からのメッセージは少し減っちゃうんじゃないかな? なんて一抹の不安もありますが、一人で不安だったらタッグを組んでメールを送ってくれても大丈夫ですからね。沢山のメールお待ちしております!


それでは、毎回恒例となっていますが、今回も素敵な楽曲と共にお別れです。

1996年4月にリリースされ、オリコンチャート3位を獲得。テレビアニメ「ドラゴンボールGT」のエンディングとしてもお馴染みの「DEEN」で「ひとりじゃない」。


♪♪


「もみあげを切りすぎた」さん、今日の放送を聞いてくれている同じ高校のお友達はきっと応援してくれてるからね!頑張ってね~!


次回で、5回目の放送。何となく節目なので「オラ、わくわくしてきたぞっ!」

それでは、次回もお楽しみに!バイバイ~

応援ゼロは勿論のこと、読者ゼロだとは思いますが、何卒よろしくお願い致します。

因みに、キーワードについてリクエスト(無いと思いますが)を頂けましたらエピソードを考えて投稿します!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 楽しく読めました。 [気になる点] エンディングの曲を聴きながら読んだ方が良いのでしょう。そこのところです。歌詞を入れるのはマズイのでしょうか? [一言] ネタを提供させて頂けないでしょう…
2016/07/29 20:14 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ