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初期練習作(短編)

君の隣には僕がいる

 君の隣には僕がいる。

それが当たり前だと思ってた。

運命のつながりがあって、

その為に巡り会ったのだと。

僕はそう信じていた。


 昨日の晩は、どうしてしまったのか。

なぜ僕の前から君が去ってゆくのか、

僕には分からない。

信じられなくて怒鳴ってしまった。

ごめんね。

傷ついたでしょ。


 もう大丈夫。

君は永遠に僕のものだ。

誰かが僕の耳にささやく。

さあ軽く祝杯を挙げよう。

決まってるじゃないか。

もちろん二人でだよ。


 その前に行かなきゃ。

君をトランクに押し込めて、

僕は車を発進させる。

行き先は、大事な君の好きな場所。

さあ行こう。

君の大好きな写真スタジオ。

よく一緒に撮りに行ったよね。

記念日、誕生日、過ぎ去った日々。

僕は決して忘れない。

過ぎ去ったトラウマも一緒に

飲み込まれていった事。


 僕は新米カメラマンだった。

あの時は本当にごめんね。

だって、下手だったからさ。

君をいいようにすることができなかったのさ。

そう、当時は新品だった、古ぼけたカメラ。

君を荷台に載せていく。

そうすれば、きっとこれからもうまくいく。

君は僕の大切な思い出だったから、

今日という日を君で撮るんだ。

壊れていても、僕は君を愛すよ。

さよなら、じゃあね。

床に落としてごめんなさい。

ただのネタです。仕方がありませんが、大事に扱ってほしいものです。

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