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撃て
激しい衝撃。足元がぐっと沈み込む。流れる、流される……必死でふんばった。と、急に
全ての電源が復帰した。係員が彼らの前に飛び込んでくる。
「申し訳ありません、だいじょうぶでしたか?」
「ああ……」
時間にしたら、ほんの数秒か。目眩がひどい。バーを握っていた腕は、衝撃で前にぶつけたのか、ズキズキした。
はっと気がつき、隣のトシエに声をかける。
「だいじょうぶ? ねえ」
彼女は、夢からさめたような顔で、ぼんやりと彼のほうを見上げた。
「え?」
「頭を打たれたんですか?」
係員が、心配そうに近寄った。
「アタマ、うたれてません」
ぼんやりした口調で彼女が答えた。
「すみません、このまま手動で誘導します」
係員が、トロッコの下の方についたボタンを押し、レバーを上げた。そして後ろに回り込み、ゆっくりと車を押していった。
「……びっくりしたわねえ」
出口まで来た彼女、ようやく、人心地ついたような普通の口調に戻っていた。
「本当に、申し訳ありません」
責任者だろうか、丸ぶちのメガネのオヤジが、あわてて事務所から走ってきた。
「お怪我はありませんか?」
急に、この館だけ停電したらしい。
スタッフ平謝りの中、いいですから、全然平気、とさりげなさを装いつつ、彼はトシエの手をひいてその場から離れていった。
足が小刻みに震えていた。はやく、この人をつかまえておかないと。
どこかに、かくまわないと。そればかり頭の中にめぐっていた。
オレなら、変えられるだろうか、彼女を。
先ほどの真っ暗闇を思い出した。意識の奔流を。心底、震えがきた。
もしかしたら、無理かも知れない。全然、歯がたたないのかも知れない。
「ホント……怖かったわねえ」
完全にいつものトシエに戻った彼女が、しみじみつぶやいた。
「もうこりごり。ゴメンね、アオキさん」
「そんな。トシエさんのせいじゃありませんよ」
ゲートに向かいながら、やはり心に誓う。
できるだけのことはしないと。どうしても助けたいから。
もたれかかるように歩く、彼女の腕がふんわりと暖かかった。




