僕の声を聞いて6
僕の声を聞いてシリーズ第6作目です。
投稿しているMTシリーズ等もよろしくお願いします。
突然なこと。それは僕たちの世界にも存在する。通じる人と通じない人がいるかもしれないけど一番記憶に新しいのは3月17日だろう。
この日。興味がない人とある人では違った一日を過ごしていたに違いないだろう。いろんな場所を飛んで回ったに違いない。僕もその一人だった。
前の日。つまり16日だ。僕はここでやる最後の仕事をして別のねぐらに移動した。誰でも必ず訪れることといっても言い過ぎじゃない。僕たちはここで。このあと僕たちの仕事をしてくれるやつらに見送られて。仲間の夢を覚まさせないように…。そして、明日から同じ仕事場を共有する仲間に会うために。ここを去る。
これが僕たちに課せられた運命なのだ。運命に逆らうことは僕たちにはできない。そうする術も…。何も持ち合わせていないのだから…。僕が次ここを離れるとき…。どんな運命が僕のこの先の一生に待っているのか…。