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人外の享受

作者: 紺乃緋霞
掲載日:2025/12/18

前(前世)の私は美味しそうです。

まるまる太った猫ちゃんで幸せそうです。

今世の私は人妻ならぬ人人外です。


今日は何やら検査をするみたいです。

私の体の調子によって赤ちゃんを作るか決めるそうです。


人外には赤ちゃんの頃から不思議な装置がつけられます。

それによって嘘がつけなくなります。

定期的に付け替えるのですが、あれは耳が擽ったくて苦手です。


検査をする前に耳の装置を付け替えます。

装置を外してまた付ける時、あまりの擽ったさに、装置が耳に入る直前で右耳の装置を取ってしまいました。


体の検査は質疑応答の形でされます。

人外は嘘がつけないので、正確に事を把握できます。


でも何故でしょうか。

私は今回嘘をついてしまいました。

自然と口から出てきて嘘なのに嘘じゃない感覚です。

今回も赤ちゃんを作ることは難しそうです。


それから私は少しずつおかしくなっていきました。

最初は罪悪感で人とすれ違うのも怖かったですが、慣れてくると世界に色がついたように視界が変わりました。


片方だけ取り外した装置の影響でしょうか。

もう片方は奥まで取り付けられていて外せません。

次の付け替えは1年後です。


今日は遠出をしました。

急に海に行きたくなってしまいました。

綺麗で大きな海は吸い込まれそうでなんだか気持ちいいです。

足を入れてみると凍えるように冷たくて心地がいいです。

どんどん入っていきましょう。


気がつくと私は病院のベッドに寝ていました。

耳の装置は両方とも取り付けられていました。


ああ。

またあの生活に戻るのですね。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


少しでも「面白い」「続きが気になる」と思ったら、下の星やブックマークを押していただけると励みになります。


どうかよろしくお願いします。

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