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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

私の不思議な物語

作者: JOHN DO

これは筆者の体験談を元にした怪談である

怪談1

ありのまま起こったことを話す


今年のお盆15日の終わり

先祖が帰ってゆくとき


私の家の玄関には軽く結界を張っている

盛り塩と神社の白い紙を縄に括り付けている


寝る気が起きないので友人と通話していたら

玄関を何者かが平手打ちでばばばばばばばばばばばっと連打していた

なんだ?っと思い玄関に行くとそこには黒い影がいた

重い空気 背筋が凍る感覚間違いない霊だ!

もやもやしていて輪郭がはっきりしないが人型の影がいたのだ

もにょもにょ口ずさんでいるが何も聞こえない

はっきりせい!っと活を入れたら、しゃがれた声で「体が欲しい、、、、体が欲しい、、、」っと呟いていた

私は持てる知識をフル活用した

人型に見える白い人形の綿を抜き出し米を詰める

そして玄関先に置いた

この夜は何事もなく次の日

人形を衣装ケースに入れる1kgくらいあったのかな?

結構重く感じた

厳重にロックをして衣装ケースを持ち上げて歩いて近くの大きな寺へ向かった

その寺は何度か行ったことがあるが境内には入っていない

すると寺が見えたとたんその人形が暴れた

激しく手足をバタバタした

そして境内につき落ち着いたが掃除をしていた僧侶が顔面蒼白にして少し慌てた様子でこれ以上はいるなといった

騒ぎを聞きつけたのかお寺の住職も出てきてしまった

「あ、お祓いに来たんですか。XXさん(私の本名)ほ~なかなかの物を持ってきましたね」

???なんで言い当てたんだ?

っでかくかくしかじかこれまでの出来事を話したら静かにうなずきどこからか札を出してきた

「これを衣装ケースに貼ってください」っと言われたので貼った

それでA4サイズの紙を渡された

文字がびっしり書いている

「これからお祓いを開始します。では入りなさい」

お寺の建物に入った

もちろんあの人形も

正方形の四隅に盛り塩がありその前に結界が張られている区画がある

盛り塩のところに私

結界のところに人形

私の後ろには護摩焚きをしている住職3人

「では始めます、合掌しながら人形に向かってこのお経を読み続けてください」

お経を読み続け、後ろではすさまじいほどの熱量の護摩焚き

すると人形がうめいた

のたうち回った

「ヴヴっヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴっヴヴヴヴヴヴヴヴ~あああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

だんだん黄ばんで、茶色、こげ茶、しまいには黒くなった

「後は私たちで何とかします」

っと言い私は境内の外へ

護摩焚きの白い煙が見える

もくもくと天に昇っている

「ぎや~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

男の野太い悲鳴が聞こえた

すると白い煙の中に人型の黒い煙が天に昇っていく様子が見える

そして数分後

かなり疲弊した住職が出てきた

「お祓いは済みました お疲れさまでした」

っととたん最初の疑問をぶつけてみた

「あ~ あれはあの人形が私の耳元でず~っとあなたの名前をささやいていました」


後日談

とあるSNSの通話機能の音声ルームでこのことあったんだよ~って怪談ルームでありのまま話したら

家に石を投げつける音が

ぴしっぴしっ

誰かいんのか?っと思い庭をのぞいたら誰もいない

なんだいたずらかっと思いカーテンを閉めようとした瞬間

屋根から黒い丸い物体がにょきっと生えていた

霊的特徴を持たない

なんだあれは?

手元にあったスマホのライトをつけた

それは顔だった

10代くらいの顔つきだけど目が縦に裂け満面の笑みでこっちをにらんでいる

「わはははははははははははははははは!!!」

ず~っとその顔は笑っている

とりあえず私は祝詞をあげた

震える手を何とかして合掌し祝詞をあげた

するとす~っとその顔は消えた


怪談2

まさか本当に来るとはね


とあるSNSの音声ルームにて百物語をしていた

途中サーバー側の調子が悪いのか再接続するときに少し離れてた

その間にトイレに向かった

「じょ~」用を足していると外から猫の鳴き声が聞こえてきた

かなり怒っている

シャー!! ギャー!!など聞こえる

その時トイレの網戸にびた~っと白猫がくっついた

この時は上を向いていた

だけど明らかに違うことがある。顔に奥行きがないのだ。

霊的な特徴なんてなかった

野良猫に白いエキゾチックショートヘアでもいたのか?

そう思ってまじまじと観察した

すると顔がこっちを向いた

なんと顔は人の顔だった

男?いや女?性別が良く分からない

びっくりして腰を抜かすと何やらしゃべっている

よく聞くと「喉をつぶす喉をつぶす喉をつぶす」っと連呼していた

あの一件があったため祝詞をあげた

すると屋根にぴょーんとジャンプした

は~何とかなったかと一安心の私

リビングに戻ると、やつはいた

やつは部屋の中心にいた

そして私をにらみつけた

すると両手で喉を締められる感覚が私を襲った

力いっぱい締め付けられた

私はやけくそになってその白猫を蹴った

宙に舞ったがスタッと着地した

すると足首に襲い掛かり強烈なひっかき傷を足首に残した

これはまずいと思いベットに避難

大祓言葉を唱えた

祝詞の中でとても効力が強い祝詞だ

すると締め付けられる感覚は消え、酸欠状態だったのが治った

そして白猫が叫びリビングを走り回ったあと玄関に飛び出していった


後日談

この日は止血し傷口の洗浄を行った

実害が出たのでお祓いをしに行く

近くの大きめの神社に行く

傷口がうずいていたのに落ち着いた

お祓いが終わり宮司さんに説教を食らった

「百物語にいくな!」

ドンピシャに言い当てた

「もしかして音声ルームにいました?」

「なんですかそれ?」

っと聞き返された

「百物語はまがいものを連れてくる。幽霊ではない怪物だ。後、君は呼び寄せやすい体質だが結界を張る力があるみたいだ。祝詞をあげることで仮設だが結界を張れる。祝詞をあげずに怪談なんて言語道断!!これからはそうするように!百鬼夜行行われても知らんぞ!!」

説教がおわり病院へ

けがを触診するや否や医師も「???」の状態だった

「ネコ科の動物の傷ではあるがどう考えても家猫サイズにしては深すぎる」

っと言われまして軟膏を処方された

細菌が繁殖するとまずいので傷口開放治療であった








怪談3

三本怪談

全て中学生の時、体験した


はじめ

塾から帰る途中に街頭の無い区間がある

そこの区間が終わるところにポツンと街灯が一本立っている

その街頭の照らされているところに黒いもやもやした人がポツンと立っていた

冷たい空気が近くを流れる

「まさかな」っと思い通り過ぎようとしていた矢先

「オイ!!」高い声で早口で話しかけられた

恐る恐る目をその声の聞こえた方向を見ると、それは黒いモザイクだった人型をしたドット絵だった

やばい!!っと思った私は全力疾走で走った

そこは坂道だった

心臓が爆発するかと思うほど疲れた

後ろを振り返ってみる

ついてきている!

しかも同じように走ってきている

何とかして家に到着

実害は出ていない


なか

暑い夏の夜

「冷たいもの飲みたい」っと母がつぶやいたので近くのスーパーに行った

その道中に墓地と竜神が祀られている小さいお寺が挟まれている通りをすすむ

無事つめたい飲み物を購入

家に戻るときにその通りを通るのだが、寺の前にある街頭に赤いワンピースを着た髪の長い女性がたっていた

とても細くとても身長が高い

2.5?いやもっとある3m近い身長だ

すると「あ、あ、ああああああ~~~~~」っと言いながら血色の悪い腕を天に伸ばし指をさした

マジでやばいと思ったので気づかないふりで通り過ぎようとしたら

見られた、見られてしまった

そして目が合った、目が合ってしまった

するとみるみる足が重くなってしまった

後ろから「こつっ こつっ」

ヒールの足音が聞こえた

「こつ こつ こつ こつ こつ こつこつこつこつこつコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツコツ」っとだんだん早くなっている

うわ!!っとびっくりした後にはもういない

は~いなくなった、、、

そう安心したのもつかの間

どすっ!

っと肩が重くなった

両肩が重くなった

とりあえず家へっと帰宅

「いや~こういうことがあって怖かったんよ」

っと母親に話したらとりあえず食卓用の食塩を振りかけられた

荒療治だ!


おわり

三年の冬

市民センターで自習室的なことがやっていたので毎日通っていた

毎日通う路の中にはとっても不気味な場所がありこれまた街灯が公園にポツンと置いてあるだけ

ある日の帰りの途中そこを通った

公園に差し掛かるときに「なにかいる」っと存在に気付いた

なんだ?なんだ?

生きているのか死んでいるのかわからない

その公園には雪だるまが何個かあった

たぶん子供たちが作ったのだろうと思っていた

公園の奥の方を覗くとそこには老夫婦がいた

腰を曲げて何かやっていた

こんな時間に雪だるまづくり?

疑問にしていた

さ~帰ろうとしたとき

動かない 足が動かない

うっそ!

っと公園に目を向けた

老夫婦はこっちを見ていた

さく さくっとこっちに歩いてくる

足元を見ると半透明

顔を見ると虚無の顔だが目はなく虚空になっていた

動け!動け!この馬鹿!っと必死になって足を動かした

家に着いたが憑いてこず安心した

風呂に入り カクカクしかじか家の人にしゃべった

すると荒療治でまた塩をかけられた

ま~これで何とかなるのなら

っと布団に入り目を閉じた

寝たときだった

変な夢を見た

断片的でシーンが移り変わっていたのだ

印象的なシーン3つ紹介する


シーン1

私は爺さん視点だ

右手には孫?のような幼い少年そしてその奥には婆さん

楽しく公園で雪だるまを作っている

楽しそうだ

プツン


シーン2

私は倒れて血が出ている

路の傍らには少年が泣き崩れている

そのまま視点を巡らせると婆さんの姿が見るも無残な姿になっていた

血だらけだった

プツン


シーン3

真っ赤な部屋とドアップに爺さんの顔が

「、、、、お前、、、」

っと呟いていた

「し、、、お前、、、」

「しん、、お前の、、、」

「しんだ、、、お前のせい、、」

「死んだのはお前のせいだ!」

「死んだのはお前のせいだ!!」

「死んだのはお前のせいだ!!!」

プツン


がばっと跳ね起きた

なんださっきの夢怖い

っと水を飲みまた寝たのであった

あの後は何にもなかった


怪談4

行きつけの古本屋


私は小説が好きで古本屋によく行く

ある日ふと立ち寄ったいつもの古本屋に一冊だけ妙に安い

『1冊 50円!!!』

とある本だけにそのポップが挟まっていた

「ジキル博士とハイド氏」

ジキルとハイドはもう持っていたが翻訳者の項目を見ると少し珍しかったので買ってみた

こういう文学作品って翻訳者によって世界線が少し違うことがあるのよね~

っとウキウキになりながらレジへ、50円払い家へ帰る

エコバックに詰めようとしたとき明らかにこの薄い本とは思えない重さを感じた

気のせいだと思い帰宅

するとす~っと背筋が凍り付く感覚がした

「まさかな」

手を洗い落ち着いたところでさっきの本を開いてみる

すると赤茶色の文字で個人名と呪う言葉

お経がびっしり書かれていた

衝撃のあまり本を投げてしまったがもう一度読んでみることにした

中身は普通のジキルとハイドだな

すると後半に差し掛かったとたん違和感を感じた

なんと終わりの10ページ分ごっそりなくなっていた

なんとなく嫌な予感がするし、こんな本を売ったあの古本屋め!っと思ったので一回古本屋へ事情を聴きに行く

「この本なんか気持ちが悪いんですけど何があったんですか?」

古本屋の店主はしぶしぶ答えた

「は~」

「あれは私の娘が持っていた 何か気味が悪いから売ってくれと頼まれて売った 私も気味が悪かったので、捨てれば?っと話しかけたけれど、支離滅裂なことを言われて何もわからない」

「少し待ってくれ」

すると店主は自分のポケットから電話を取り出した

そして自分の娘へ電話を掛けた

「すまんな、いま娘は重度の鬱でな 入院してるんだ」

がちゃ

「何?」

娘らしき声が聞こえた

そのあと事情を聴いたのか話してくれた

「あの本は元カレを呪うために作った。 あいつは浮気をした。 なので呪う本を作った。 あれは血文字だ。 呪いは成功してあいつはバイク事故で亡くなった。 標的を失った呪物は誰を狙うか分からないし、捨てれば自分に返ってくる。」

「じゃあの」

ぷつ

電話は切れた

事情が分かったのでこれ以上僕のところでは保管できないので供養することにした

神社に持ってきた

すぐにお祓いを行うことに

呪いは祓ったとて悪霊がついているらしいのでお焚き上げをすることになった

す~っと肩が軽くなったような気がした


怪談5

小学生にして壮絶体験


私の住んでいる土地はなぜかお寺、神社、墓地が多い

なぜなのか

空襲があったので、戦没者を埋葬しているところも多い

さてここで話は変わるが聞いている人たちは肝試しはやったことあるだろうか?

ある人は友人と、ある人は一人で、ある人は学校の催し物でだと思う

私は学校の催し物だが、一味違う

学校の近くに墓地があり、そこで肝試しをする

お化け役はだって?

そんなものはいない、いや?居るはいるんだけど「この世の物」ではない

そう、お化け役どころか本物さんが出てくるのだ

そこの墓地に墓守さんがいるのだが、その墓守さんは、お寺の住職兼ねている。

墓守さんがいうには、子供2人、大人3人いるが私と同じくここを守っているいたずら好きの守護霊なのだという。

なんだそういうには、安心してそこの墓で肝試しができる。

っということで肝試しをやっていたのだが、とある事情で私の代で最後になった。

肝試しの方式は簡単だ。

ルートが決められ、3つのチェックポイントがあるのだ。

それぞれのチェックポイントにはお札が入っている袋があり、それぞれのお札にはキーワードが書いてある、キーワードを書いて回るのだ。

墓守さんがいうには一回この墓地で神隠しがあり、行方不明者1人出てしまったが、守護霊たちが教えてもらい、行方不明者を1日で探し当てた。

その人は無事に保護されたので、続行したが、神隠し対策として二人一組で移動そして、一人ひとりには懐中電灯と緊急用トランシーバーを持つようにした。

っといっていた。

そして当日

肝試しだ。

一人一個のライトを持参、小さいトランシーバーも配られた。

墓守が結界を張り、お祓いをする。

次にトランシーバーの確認と懐中電灯の確認後二人一組になり手をつないでいった。

始まった。

墓守が先頭に列を成して墓地の奥に進んでゆく。

一つ目のチェックポイント地点。

パチ!

ラップ音や足音が聞こえる。

そしてたびたび驚かせる。

そして記念撮影をする。

カシャ!

すると墓守の顔が青ざめた。

「なんだこれ?」

っとなっていたので見せてもらった。

なんと!全員の首が無いのだ、そして全体的に写真が赤い。

「これはまずい」

っと呟き全員を校舎側へ誘導させようとした。

僕もついていこうと友人の手を握りなおしていこうとした。

異様に冷たかった。

友人は末端冷え性じゃないのに冷たかった。

「まさかビビッて血の気引いたか?」

っと思い手のつないでいる部分を見ると、青白い、指の長い手が右手につながっていた

そのまま手首を見る感じに目線をあげていったが、手首から先が無いのだ!

「うわっ!」っと「手」を振り払った

友人がいないどこだ?

意外と近くにいた

緊急用のトランシーバーで連絡し、先生と墓守さんを呼んだ

他のみんなは明るい校舎に避難させた

すると多分その墓地で一番大きな墓へ友人がゆっくりと行った。

墓守さんも先生も僕もついていった

「こういう時は何者かに取り憑かれている。邪魔せずに見守り、落ち着いたら祓う」

すると友人の口からきいたことない低い声で

「てん そう めつ てん そう めつ」とつぶやいていた

するとさっきの言葉を繰り返しながら墓に登っていく。

「あぶないよ!」っと僕を含めみんなが叫んだけど聞いていなかった

すると頂上へ上ったあと僕らを見て、腕を広げ後ろ向きに倒れた

どさっ!

重いものが落ちる音がした

落ちたところに行くと友人が倒れていた。

すかさず救急車に連絡とその場でお祓いを始めた

すると友人の前身の血管が浮かび上がった

そしてすくっと立つと墓守に襲い掛かろうとしていたが足が動いていない

あの時の顔は人間でもない何かだった

が~~~~~~~~~~!!

っと言ってまた倒れてしまった

救急車が来た

救急隊員が来た

すると墓守が救急隊員にむかって言った

「こいつは君たちでは何ともできないが、この子の身体的治療を頑張ってくれ!魂の治療は私が何とかする。まずこの子の中にいるやつが暴れてもいいように、担架に縛れ!」

すると何事も無いように友人を担架に縛った。

鎮静薬を2~3本打たれたのであろう。

すうーっと眠ってしまったようだ。

すると救急車で搬送された。

僕はみんなのいる校舎へ行った。

そして僕を校舎に入れるや否や昇降口の扉をばっと閉めた。

するとどこからかお札を取り出し昇降口にべたべたに張り付けた。

お経を呟きながら必死で張っていた

その墓守がお札を張り終わると

「それでは皆さんここに入ってください! あなた以外」

っと言われて縄?で囲われたところにみんなが行った

そしてお祓いをしているようだ。

終わり次第に行った。

「皆さん絶対に目を開けないでここを出てください」

ぞろぞろと先生が誘導しみんなが出ていく

???僕は?

「よし、今度はあなただ」

「君は戦没者を数百名連れてきたようだ。なんの奇跡だか、まるで幽霊の百鬼夜行のように君の後ろについてきたようだ。」

っと説明を聞いていると

ばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばばあb!!!!!!!

ぎいいいいいいいいいいいいいいい~~~~~~~~~~~~~!

どどどどどどどどどどどどどどどどどどd~~~~~~~!

っと窓を激しく擦ったり、殴ったり、あたりを走っている音が聞こえた

「ほれ、来たよあいつら」

「この灰を両手いっぱいにもって、この塩水を含んで近くの寺へいけ! 私ではどうにもならない。知り合いの住職にあたってくれ」

っと言われたとおりにした。

口いっぱいに塩水

「しょっぺ~」

両手にいっぱいの灰

そして学校を後にした

気持ち足が重い、感じだったが振り向かず寺へ行った

そして寺の鳥居に住職がたっていた

「話は聞いています。まずは思い切って後ろを向いて口に含んでいる塩水を、思いっきり吹きかけてください。」

言われたとおりにした。

ぷ~っ!!

そしたらすかさずその住職は水を飲ませてくれた。

そのあと、その住職は境内へ案内してくれた。

両手に灰を持ったままで

それで、住職は

「この結界の中に入ってください、お祓いを始めますがとても強い怨念があなたの全身にべったりくっついています。普通のお祓いでは、到底聞かないでしょう。なので、ちょっときついことをします。あなたの両手に握られた灰の右手の灰をこちらにおいてください。左手は、このままで、それではお祓いを始めます。何があっても目を開けないでそして左手の灰を離さないでください。」

とりあえずいう通りにした。

お経を読まれ、護摩焚きした

そして何かをまぶされた。

多分灰と塩

10~20分超えたとき、左手の灰が信じられないほど熱くなった。

まるで灰をかぶった赤々に燃え盛る炭を握っているようだった

約1時間お祓いを済ませた

「目を開けてください」

目を開けた

左手に持った灰がなくなっていた

あの熱いことが起きたのにやけどはなかった

「それでは安心して家に帰ってください」


翌日

緊急のPTA会議が開かれた

よって僕の代で終わったようだった

思い出の写真は販売されなかった

担任の先生に聞いてみたら、「なんでだろう。」っという逆に質問返しされた。

休み時間、ちょうど墓守が来たので聞いてみた

するとしぶしぶ答えた

「あの時の写真はいつもの守護ではない、何か強烈な怨霊が取りついてしまったようだ。それで、あの集合写真の後に飛び降りたあなたの友人だが、ヤマノケに似たものが山から下りたものだ。この町は負のエネルギーが多すぎる。何が起きるのかわからないのだ。」

あれ以来僕の母校は肝試しがNGワードとなった


怪談6

また古本屋にて

ふと立ち寄った古本屋にて、とてもじゃないが状態の悪い本が置かれていた

かすれた文字をよく見ると「人間椅子」っと書かれていた

江戸川乱歩著書の人間椅子

すっごいぼろぼろの状態で平積みにされていた。

古本屋の店主に

「これ売り物なんですか?」っと聞いたら、うなづいていたので多分売り物なんでしょう

「あの件もあったし、この本屋だけで読むか」

っと椅子が置いてあったので座って読むことにした

表紙を開いた次の瞬間

「コノ本読ベカラズ!!!」っとびっしり書かれていた

驚いた衝撃で本を投げてしまった

当然ぼろぼろなので表紙がもげてしまった

それをまた拾い上げると

ばさばさ!!どさっ

っと音が聞こえた

足元を見ると古い紙が落ちていた

多分この本の紙だろうと片付けようと手を伸ばした瞬間に背筋に悪寒が走った

「あ、これはダメな奴や」

この紙一枚一枚に赤黒い文字でお経?を書いていた

その感覚を我慢して片づけていると、何か小さい仏像があった

これも赤黒く何か、険しい顔であった

なんてこったっと古本屋の主人に報告した

「おわっなんてこった本神がいたとはな」

「ほんかみ?」

すると店主は本神についてしゃべっていた

「この方は書店をお守りする神でな、本に対して粗末に扱ったり、盗んだりした者に天罰を下らせるものだ。明治初期から守り神やお守りとして各書店にいらっしゃったものだ。ただなぜここにこんなものがあるのだろう。」

っと不思議にしゃべっていたらその仏像からうなり声が聞こえた

う~

低い声だ

背筋に凍るような感覚と共に僕は倒れた

ん?

気が付くとそれはさっきの書店のカウンターの裏だった

書店の店主と宮司さんがいたみたい

僕はなぜか縛られていた

「なぜ縛られているんですか」っと聞いたら

「あなたに本神らしきものが憑いてしまった

あの赤黒く書かれたものは全て血文字で何かの怨念を封じ込めるものだったらしい

本神は祟り神になってしまったのですぐその場で御焚きあげしてもらった」


あのあと本は大切にしようと思い家に帰った

触らぬ神に祟りなし

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