【超能力先輩とお中元】
母「ちよ~。学校から何か届いてるわよ?」
ち「え、なんだろう?]
超能力研究会部員 小桜ちよ様へ
ち(校長先生から!? 中身は、ちょっと高いバスボムだ……)
母「お中元かしらね? まさか全校生徒に配ってるのかしら?」
ち「さすがにそれはないと思うけど……」
ち(あとで楓や先輩達にも聞いてみよう)
ち「ってことがあったんだけど、楓の所に何か届いてない?」
楓『いや、特に何も来てないはずだよ』
ち「そっか。ありがとう。先輩にも聞いてみるね」
ち「というわけで、先輩はどうですか?」
万『届いてるよ。多分、生徒会にも届いてるんじゃないかな』
万『俺たちと生徒会は、学校のためにいろいろとやってるからね。小桜さんも部員だし、いろいろ手伝ってくれたから、そのお礼だと思うよ』
ち「もらえるのはうれしんですけど、恐縮しちゃって……」
万『一応夏休み明けにお返しってことで、粗品を贈るんだけど、一緒に選ぶ?』
ち「粗品って、何を贈るんですか?」
万『去年送ったのは、校長とお孫さんが一緒に遊べるようにと思って、レジャーシートを贈ったよ』
ち「めちゃくちゃセンスあるプレゼントですね!?」
万『当然愛と富士見のアイデアだよ。物を選んだのは椛だけど』
ち「先輩何もしてなくないですか?」
万『校長室にもっていったのは、俺と椿先輩だよ』
ち「それだけかい!!」
万『まぁ、椿先輩はともかく、俺にセンスがないのは自覚してるからね』
ち(たしかに。妙にキザなセリフを恥ずかしげもなく言ったりする辺り、そうなんだろうなとは思っていたけれど)
デパートのお中元売り場にて
万「富士見に聞いたら、校長のご夫人が日傘を壊してしまったらしいよ」
ち「それを贈るのはいいとは思うんですけど、あんまり校長先生関係ないですよね」
万「椛からのアドバイスとしては、またお孫さんと使えるものがいいんじゃないかって」
ち「今年は何にします? 玩具とかがいいですかね?」
万「椿先輩は食べ物を贈るらしいから、被らないようにしよう」
ち「かといって、あまり形に残るものも気を遣わせちゃいますしね」
万「愛は……」
ち「基本人の話しかしませんね!? もう少し自分の判断に自信持ってくださいよ」
万「え、ゴメン……。じゃあ、無難にハンカチとかがいいんじゃないかな?」
ち「ハンカチ!! いいと思います。実用的で素敵だと思いますよ」
万「そうかな? そしたら、これなんてどうだろう」
ち「……綺麗だとは思いますけど、少し女性的ですね」
ち「こういうシックな色の方が良いんじゃないですか?」
万「そうかな。じゃあこういう真っ赤なハンカチは? かっこいいよね?」
ち「んっんー? えと、少し派手かなーと思います」
万「ええ、いい色だと思ったんだけどなぁ」
ち「ほら、シンプルな白とかの方が使いやすいと思うんですけど」
万「こういう白黒の市松模様とかは?」
ち「それは……ちょっと対象年齢が高いかなーって感じですね」
ち(この人、ただ単純にいい商品を推すばかりでプレゼントの相手のことまで考えていない!?)
※純粋にセンスがないだけです
万「あ、あえてこういう蝶の柄もいいんじゃない」
ち「先輩、実は校長のこと嫌いなんですか?」
万「そんなことないよ!?」
※センスが壊滅的なだけです
ち「もう、私が決めちゃっていいですか?」
万「もちろんいいよ」




