【サーモキネシス先輩と櫛】
椿「急に呼び出してごめんなさいね~」
椛「大丈夫っすよ。どうせ万と愛がゲームやるのに遊びに来るだけだったんで」
椿「あら、悪いことしちゃったかしら?」
椛「いやー気にしなくていいですよ。断る口実になったんで」
椿「でもあなたは3人で遊んでる時が一番楽しそうよね」
椛「それ、椿先輩も言ってるんすね……」
椿「やっぱり物を買うときは椛のアドバイスが一番タメになるからね」
椛「まぁそうですね。精一杯選びますよ」
椿「あら、相性のいい物の声を聴いて仲介するだけじゃない」
椿「けど頼りにしてるわよ」
椛「とりあえず、どこ行く予定ですか?」
椿「そうね、あんまり派手で可愛いのは趣味じゃないから、あえてアンティークショップなんてどうかしら?」
椛「ちょっとオバサンって感じになりませんか?」
椿「誰がオバサンよ!! 一つしか違わないじゃない」
楓「あれ、椛先輩……っと、落とし物拾ってくれた美人の先輩!!」
椛「あ、友田じゃないか? 今日は1人なのか?」
楓「ハイ。お昼は外で食べてきてくれって言われたんで、パスタとパンケーキとかき氷を食べてきたところです。これから、フレッシュトマトサンドを食べに行こうと思って」
椛「お前、よく食べるな……」
椿「あ、思い出したわ!! ペンケースを落とした娘よね? 体育祭でも少し話したかしら」
楓「そうです。逆によく思い出せましたね!?」
椿「ちよちゃんの近くにいたお友達よね。他の娘より中がよさそうだったのを覚えてるわ」
椛「お前、相変わらずそそっかしいんだな。この前は部室にイヤホン忘れてたし……」
楓「あはは。すみません」
椿「あの時に思い出せなくてごめんなさいね」
楓「いえいえ!! 私もちよから聞いてただけなので。改めて、私、友田 楓って言います」
楓「それで、お二人は何をしてたんですか?」
椿「私の櫛を買いに来たのよ」
椛「俺はその手伝いだな」
椿「椛ったらひどいのよ。アンティークショップで櫛を探そうって提案したら、オバサン臭いって!!」
椛「オバサン臭いとまでは言ってませんよ!!」
楓「別にいいと思いますよ」
楓「椿先輩にアンティークな雰囲気合ってるじゃないですか。御令嬢って感じがしますよ?」
椛「女の感性はよく分かんねぇな……」
椿「あなたはあくまで物の味方しかしないものね」
椛「そりゃ、物が持ち主を選ぶっていうのが座右の銘なもんで」
楓「ここからアンティークショップだと遠いですし、あそこの雑貨屋さんの方が良いんじゃないですか?」
椿「あら、それはいいわね。ついでに新しいマグカップも欲しかったのよ」
椛「ほぉ、誘導が上手いもんだな」コソコソ
楓「人聞き悪いこと言わないでください。そんな意図はないですよ」コソコソ
楓「……多分」コソコソ
椿「あら、こういう色合いの物もきれいでいいわね」
楓「ああ素敵だと思います!! けど、あえてこういう明るい色のも試してみませんか?」
椛「はは。アイツが男でホストだったら、小桜も椿先輩も手玉に取ってたんだろうな」
……いろいろと時系列的におかしいことになってますね。
本来だったら、楓と椿はここが初対面になるはずでした。しかし、体育祭で中途半端に絡んでしまったせいで無理のある関係になっています。
設定ガバですみません!!(修正しようかと思ったけど、余計こじれる気がして止めました)




