【超能力先輩と買い出し】
万「えーと、次は……ソーセージだね」
椛「はぁーあ。なんで俺たちが生徒会の買い出しなんてやってんだろうな」
万「そこに文句を言うなよ。BBQ楽しみにしてたじゃん」
椛「BBQに文句はねぇよ。生徒会の仕事を手伝う代わりに、砂浜でBBQってのはすげえいいと思ってる。けどよ、俺たちがその買い出しに行かされるのはおかしいと思わねぇか?」
万「全く思わない。むしろ理にかなってるでしょ」
椛「俺達は生徒会のパシリじゃないっての」
万「むしろ、寄生虫って感じじゃない? 何かあるたびにおこぼれ貰ってるんだから」
万「校長からの差し入れを流してくれたり、海までの交通費を出してくれたり、BBQの材料費やらも出してくれてるし。部室を使わせてもらってるのも、生徒会のおかげだしね」
椛「お前の超能力で何とかならねぇのかよ?」
万「どうにもできないって分かってて言ってるよね!?」
万「というか、なんで急に文句を言い出したのさ」
椛「いや……」
椛「こうしてる間も、愛は学校の中でサボってんのかなぁと思って」
万「むしろ、富士見につかまってると言った方が正しいのでは?」
万「……!!」
万「もしかして、愛が居なくて寂しいの?」
椛「んなわけねぇだろ。死ね!!」
万「照れるなよー。お前、なんだかんだ言って、三人でいる時が一番楽しそうだもんな」
椛「違うっての!! おい、その生暖かい目を辞めろ!! 殺すぞ!!」
万「はいはい。椛は小さいころからツンデレだったもんね」
椛「はぁ、こいつ、マジでダルいわ。うぜえ……」
万「さっさと買い物終わらせて、学校に戻ろうね。愛に会いたいもんね」
椛「ぶん殴るぞ!! クッソ……」
万「さてと、ふざけるのもいい加減にして、買い物を終わらせないとね」
椛「で、あと必要なのはなんだ?」
万「富士見からのメモでは、お肉以外は買ってきてくれって頼まれてるね」
椛「焼きそばってメモにあるか?」
万「ばっちり楽しむ気だね!? 書いてないけど買っていいんじゃない」
椛「あ、しいたけ。これも買っていくか」
万「なんで!? しいたけ要らないでしょ。旬でもないし」
椛「網の上で焼いたしいたけは旨いぞ。そこに醤油を垂らしてだな……」
万「それは秋にやるやつだよ!!」
万「あ、スイカは絶対に買ってくるなって書いてある」
椛「おん? 富士見ってスイカ嫌いだったか?」
万「だとしても、買ってくるなとまではいわないでしょ。他の人は食べるだろうし」
椛「……聞いてみるか?」
万「いや、わざわざそこまでしなくていいよ。多分、先生が持ってきてくれるんじゃない?」
椛「ああ、あの校長ならあり得るな。教師とは思えないぐらい贔屓するしな」
万「俺たちは、どっちかっていうと贔屓されてる側だけどね」
椛「生徒会も負けず劣らずってところだしな」
万「そこのレタス取って」
椛「え、レタスなのか? キャベツにしようぜ」
万「え、キャベツなの? 普通レタスでしょ」
椛「あ?」
万「は?」
葵『万と椛へ、くだらないことで喧嘩してないで早く戻ってきなさい』
万「うわ、富士見からテレパシー来た」
椛「マジ? アイツ千里眼とか使えないよな……?」
万「ただの不死身であって、それ以外は出来ないはずだけど」
万「いや、ただの不死身って何だよ。それだけ出来れば十分だろ!!」
椛「なんでセルフツッコミ入れてんだよ……」
万に対して、強い思念を飛ばすことで、テレパシーを送れます(万が相手なら誰でも出来る)
彼のテレパシーは、心を覗くというより思いを伝えることしかできません
いや、正直未知数だから、分かんないんですけどね
万「そんなあやふやでいいの!?」




