【物理部と自由研究】
ち(今日は物理部の手伝いに来ています。明日が本番なので、2日続けてのお手伝いです)
山「久しぶりだね、超能力研究会の諸君」
愛「お久しぶりです。物理部のほうは順調ですか?」
山「うむ。湯川がよくやってくれているからな。それに仁科もな」
ち「仁科……?」
仁「あ、私です。湯川の後に物理部に入ったんで、皆さんとは初めましてですね」
椛「ああ、前に湯川が言ってた女か」
ち「岸先輩、なんだかんだ湯川君と仲良くしてるんですね」
愛「椛が後輩に興味を持つなんて意外だね」
椛「お前たち、ぶっ飛ばすぞ」
湯「あ、岸先輩おひさしぶりです」
椛「おお。で、今日は何すればいいんだ?」
山「明日やる予定の実験は、トンカチで金属を叩いて熱くする実験だ。そこで、金属とハンマー、衝撃吸収パットを運んでほしい。特にトンカチは重いからな」
湯「近くの中学生が学校見学で来るから、結構な数を運ぶことになります」
万「なんだ、中学生か」
山「……?」
ち「あ、あー。気にしないでください」
椛「こんなときまでロリコンこじらせてるのか」
愛「あそこまでいくと気味が悪いよね」
ち「先輩は相変わらず節操なしなようで……」
山「さて、昼前には終わらせて帰りたいだろう? 作業に取り掛かるぞ」
なんやかんやあって
仁「小菊先輩、運ぶの早いですね……?」
万「あー。まぁ、雑用は慣れてるんだよ」
仁「冗談ですよ。超能力のことは聞いてます」クスクス
万「あ、そうなんだ……。なんか変に隠そうとしたのが恥ずかしいな」
仁「フフフ、超能力者でも騙されやすいんですね」
ち「ちょっとまって、そういう小悪魔女子的なのは私の役じゃなかったの!?」
椛「女子っていうか、女児だろ」
ボゴッ
椛「お前、だんだんパンチラインが鋭くなってるよな……」
ち「もっともな疑問なんですけど、トンカチで殴って、金属が熱くなるんですか?」
山「気になるのか? 明日の学校見学は中学生に限定されてるわけじゃないから、見に来るといい」
万「まぁ、後片付けの手伝いにいくわけだし、少し早めに向かおうか」
湯「せんぱーい、運び終わりましたよ」
山「ああ、お疲れ様。では、理科室のカギを閉めるから、全員出てくれ。明日も頼むぞ」
翌日
山「……というわけで、分子構造のによって温度変化が起きるというわけだ。では実際にやってみようか。まずは叩く前の温度を測ってみようか」
中1「あの先輩、巨乳じゃね?」
中2「めっちゃデカいな」
ち「温度変化といっても、微妙ですね」
愛「そりゃ、人の力には限界があるからね。って、椛と万は何ズルしようとしてるの!?」
椛「実際に叩くの面倒だしな」
万「パイロキネシスの方が変化量も大きくて派手でしょ?」
山「こらこら、物理の前に不正は許さないぞ? きちんとデータを取りたまえ」
湯「岸先輩、この鉄板あり得ない温度になってません!?」
椛「おい万、お前やりすぎだ!!」
パァン!!!!
ち「はぁ、爆発落ちなんてサイテー」
愛「端の方で実験してたから、あまり目立たなくて良かったね」
山「物理の実験は危険なものも多いんだから、安易に超能力に頼るんじゃない!!」




