【超能力先輩と夏休み前日】
教頭「えー、明日から夏休みですが、えー、高校生であることを忘れずに、えー、ハメを外さないようにして下さいね。えー、特に三年生の皆さんはこの夏が勝負ですので、えー、しっかりと計画的に課題を進めてるように。えー、ですが、適度な息抜きで、えー、有意義な夏休みにしてください」
ち(えーって言いすぎでしょ)
葵「教頭先生、ありがとうございました。それでは、校長先生からのお言葉です」
教頭「本日、校長は出張のため割愛させていただきます」
楓「ねぇ、校長先生って、入学式の時もいなかったよね?」
ち「そういえば、そうだったかも」
葵「これで、夏休み前の全校集会を終わります」
教室にて
先生「教頭先生も言っていたように、夏休みだからと遊びすぎるなよー」
楓「あーあ。夏休みも部活動があるからなぁ」
ク1「でも7月で終わりでしょ? 楽でいいじゃん」
ク2「そうそう、バレー部なんて、ほとんど毎日だよ!!」
楓「でも、ちよは一回も部活ないもんね」
ク2「いいなぁ。私も超能力研究会に入ればよかったなぁ」
ち「いやぁ、やめた方が良いと思うよ……」
ク1「でも、鏡柳先輩もいるんでしょ? 羨ましい」
ち「でも鏡柳先輩、たまにしか来ないよ?」
ち(あとは岸先輩もほとんど来ないけど)
楓「今日って部活あるの?」
ち「うん、一応ね。どうせ、ほとんど何もしないと思うけど」
ク1「あ、私たちもミーティングだけだから、一緒に帰ろうよ」
ち「うん、わかったー」
部室にて
ガラガラ
万「おはよー、小桜さん早いね」
椛「お前が遅いんだろう。どこ行ってたんだ?」
万「お腹空いたから購買部に行ってきたんだけど……。何その顔」
椛「今ちょうど、飯に行こうぜって話を三人でしてたところなんだよ」
愛「僕は、ファミレスで食べようと思ってたんだけど」
ち「あ、その話なんですけど、今日ちょっと、友達と帰る約束してて……」
椛「なんだよ、それを早く言えよ」
愛「多分、言おうとしたら椛が遮ったんじゃないかな」
椛「俺のせいかよ!? タイミング悪く来た万のせいだろ」
万「急に流れ弾飛んできた!?」
万「まぁ、小桜さんがお友達と帰るって言うなら、俺達も解散しようか?」
椛「どうせやることもないしな。腹減ったしピザ食いたいな」
愛「えー、僕ファミレスがいいって言ってるのに……」
万「サイ〇リヤならピザも食べられるし、いいんじゃない?」
愛「僕、オムライスが良かった」
椛「オムライスいいな!! ピザじゃなくてそっちにしよう」
愛「マジ!? いいの?」
ち「岸先輩ってツンデレなんですか?」
椛「どこを見たらそうなるんだ!?」
万「それより、小桜さんは時間大丈夫なの?」
ち「え、あ、本当だ!!」
ク1『こっち終わった!! 先に玄関で待ってるよ~』
ク2『楓とちよも早くおいでよ~。カラオケ行こう!!』
楓『課題のプリント忘れたから、ちょっと待って』
ち「すみません。私帰りますね」
万「あ、帰り遅くなるようだったら、送っていくから連絡してね」
愛「お母さんじゃん」
椛「完全にオカンだな」
万「せめてお父さんと言ってほしいよ」
カラオケ店にて
楓「ちよ、帰り大丈夫なの?」
ち「うん。先輩が送っていってくれるって」
ク1「先輩って、この前言ってた部長さん?」
ク2「完全に脈ありじゃん」
楓「いやぁ、どうだろうね……」
帰り道
万「あれ、友田さんもいるんだ? まだ少し明るいとはいえ危ないから送っていくよ」
楓「あはは、ありがとうございます……」
ち「先輩は本当に誰にでも優しいですよね!!」
万「……?」
万「なんか怒ってる?」
ち「怒ってないです!!」




