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【超能力先輩と体育祭・準備】&【超能力先輩と体育祭・練習】&【超能力先輩と体育祭・本番】&【サーモキネシス先輩と体育祭】&【不幸先輩と実況】

【超能力先輩と体育祭・準備】

ち「先輩、今度の体育祭何の種目に出るんですか?」

楓「っていうか、体育祭出れるんですか?」


椛「愛はサボるって言ってたよな」

愛「うん。行くと富士見の職権乱用で面倒ごとを押し付けられそうだからね」

ち「それでいいのか生徒会長…」

万「まぁ、あれでちゃんと仕事はしてるみたいだしね」


愛「椛は?」

椛「まあ今年は行ってやってもいいかな。万のやらかしを見ておきたい」

万「え、ちょっとやめてよ!!」

ち「先輩何したんですか?」


ガラッ!!

葵「それは私から説明してあげる」

愛「げ、富士見…」

楓「会長さん、仕事は…?」


葵「超能力研究会へ依頼に来たのよ」

愛「あ、ちゃんと用事があるんだ。じゃあ、それは後で聞くね」


ち「で、やらかしって何やったんですか?」

葵「ほら、小菊って負けず嫌いでしょ?去年小菊のクラスが負けそうになった時、こっそり超能力を使ってたのよ。で、終わり際になってサッカーの最後の試合でバレちゃったってわけ」

椛「生徒会が撮ってた映像見たけど、コイツが蹴ったボールがあり得ない方向に曲がってるんだよ」

万「回転掛けてたし、ごまかせるかなと思ったんだよ!!」


葵「映像残ってるわよ。見る?」

ち「見たいです!!」

楓「あ、私も!!」

愛「僕も映像は見てないからなぁ」

椛「俺も久しぶりに見たいな」


万「もうやめて…。恥ずかしい……」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

動画にて


葵「お、小菊がボールとったわね。けど…」

ク1「ああでも、サッカー部の小林君にマークされてる」

ク2「躱したぞ!! すっげえ」

ク3「あーでも追い込まれてるな。角度厳しくね」

ク4「小菊君がんばれー!!」


葵「蹴った!! ……え?」

ク2「なんか、変な風に曲がってなかったか?」

ク1「あきらか、ボールの動きおかしかったよな…?」

ク4「あんなに曲がるものかしら…?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


葵「結局反則負けして、校長からめちゃくちゃ怒られたのよ」

椛「あとは椿先輩からもな」

万「本気のげんこつ貰っちゃったからね。めちゃくちゃ痛かったなぁ」


愛「普段は暴力を振るうことなんて全くないけど、この時ばかりは超能力で万の首から下を氷で固めて、思いきり拳骨してたよ」

ち「わお!! 椿先輩、思いのほかバイオレンス」


葵「ああ、それと、依頼の件だけど、去年と同じで体育祭の準備手伝ってもらうわよ」

葵「あと、愛君のサボり発言もばっちり聞いてたから、欠席の連絡受理しないから」


愛「ええ……。こんな時に真面目にならないでよ…」


【超能力先輩と体育祭・練習】

ち「パスちょーだい!!」

ク1「はい!!」


楓「ナイシュー」


ピィィィ


ク2「ちよちゃんってバスケ上手いんだね」

ち「まぁね」

楓「背が小さいからマークされにくいしね」

ち「こら、余計なこと言わない」


ク1「ちよちゃん居れば、バスケの試合勝てるかな?」

ち「うーん。どうだろうね? けど、全力でやるよ!!」



万「クラスのみんなが練習してるってのに、俺たちは生徒会の手伝いかぁ」

椛「まぁ、俺たちはそういう部活だしな」

葵「口じゃなくて手を動かしなさい。あ、愛君、それはこっちにお願い」



楓「向こうで先輩たちがなんかやってるよ?」

ク2「ちよちゃんって超能力研究会に入ってるんだっけ? どんなことやってるの?」

ち「あー。要はボランティア部みたいな感じ」

楓「先輩、手振ってるよ?」

ち「はぁ。一応振り返してあげるか」



万「あ、小桜さん手振ってくれた」

葵「小菊ー? 仕事増やすわよ?」

椛「おい、危ねぇからやめとけ。落ちるぞ?」

愛「周りは1年生だけだから、余計に気をつけてね。説明が面倒だから」

椛「いや、お前も鏡みてないで仕事しろ」


葵「アンタも学校の備品の脚立に頬擦り付けてないで、向こうのパイプ椅子運びなさい」

椛「なぁ、この娘って貰えないのか?」

万「無理に決まってるでしょ。ほら、授業終わるよ」


次の日…


ち「先輩、結局何やるんですか?」

万「俺は去年と同じサッカーかな。唯一ちゃんとルール知ってるし」

椛「同じく」

愛「私は予想通り富士見に厄介事押し付けられたから、あの娘と一緒に実況解説をやることになったわ」


楓「マジで職権乱用じゃないですか」

ち「先生たちもよく許しましたね」

万「まぁ、超能力者を受け入れるぐらいだし、寛容なんだろうね」

椛「寛容とかいうレベルじゃないだろ」


万「小桜さんはバスケ?」

ち「そうです。1番得意なんで」

楓「こう見えてもちよって運動神経いいんですよ」


椛「背が低いのにか?意外だな」

ボコッ

椛「おま、肩は……痛ってぇ!」

楓「まぁ、今のは椛先輩が悪いですよ」

愛「それにしても躊躇が無くなってきたね」


万「小桜さんはバスケ部とか入るつもり無いの?」

ち「前話しませんでしたっけ?身長のせいでどうしてもスタメン入りは厳しいんですよ」

楓「体力も無いしねぇ」

万「ほへー。超能力に頼りきりで引きこもってる俺とは大違いだね」


愛「けど、今日の手伝い1回も使ってないよね」

万「……見られちゃうからね」

椛「お前、変な所でビビりだよな」

楓「やっぱバレるとマズイんですか?」


愛「ううん。説明が面倒ってだけだから。知られたところで何も困らないかな」

ち「その辺フワッとしてるんですね…」


ピンポンパンポン

葵『2年生、小菊万、岸椛、愛くん。至急生徒会室に来なさい!!』

椛「やっべ、放課後の手伝い忘れてた」

万「あー。怒ってますねぇ」

愛「これは…私も怒られる流れね」


【超能力先輩と体育祭・本番】

葵「みなさん、おはようございます。今日は天気にも恵まれグランドの状態も良好です。この良き日、皆さんの力を振り絞って楽しい体育祭にしましょう。優勝クラスには豪華景品を用意しています。皆さん頑張ってくださいね」

楓「会長さん、ちゃんと仕事できるんだね」

ち「入学式とかでは、ちゃんと挨拶してたしね…」


ク1「楓ちゃーん、ちよちゃーん、男子がバレーやってるよ。見に行く?」

楓「先輩たちって試合何時?」

ち「お昼前だから、私たちが終わってすぐかな」

楓「じゃあ、見に行こうか」


ク2「おい、女子見に来てるぞ」

ク3「よっしゃ、勝つぞー」

ク4「てか、小桜ウケる」

ク3「ガチ子供やん」


楓「男子、がんばってるね」

ち「たしか相手三年生でしょ?大丈夫かな…?」


ク4「おい、向こうで見てる先輩、めっちゃ美人じゃね?」

ク3「やばくね。誰かの彼女とかかな?」


ち(向かい側にいるの椿先輩かな…?)

楓「あれー、あの先輩どこかで見たような……」


ク1「あ、そろそろバスケ始まるよー」


ク2「うわ、いつの間にか女子いねぇし」

ク3「でも美人の先輩はいるから」


楓「二組が相手かぁ」

ち「たしか、バスケ部三人ぐらいいたよね。きっつ…」

ク1「大丈夫大丈夫。二人は引退組なんだから、チャンスあるって!!」


審「それでは、試合開始です」


愛「あ、むこうで小桜ちゃんが試合やってるよ」

椛「富士見のやつ、ぎりぎりまでこき使いやがって…」

万「うわぁ、小桜さんってホントに強いんだね」


椛「小さいわりによく飛べるな。カエルみたいだな」

愛「絶対本人には言わないほうがいいよ」


万「…………」

椛「どうした、ボーっとして」

万「あ、ううん。何でもない…」


審「ピッ!! ファウル」

ク1「ちよちゃん、フリースロー決められそう?」

ち「いける。任せて」

楓「ちよ、おちついてね。ガンバ」


万「小桜さん、フリースローだ」

愛「おお、がんばれ!!」


パン

椛「入ったな。万…?」

万「……今、つい使おうとしちゃった…。テヘペロ」

愛「きっしょ…」

椛「小桜、こっち見てるぞ」

愛「満面の笑みでピースしてるね」

万「可愛い!! ……ほんと、使わなくてよかった」


葵「ちょっと、あんたたち何時までかかってんのよ。あんたたちの試合始まっちゃうでしょ」

椛「ああ、悪い悪い。ちょっとな」


楓「ナイスシュートだったね」

ク1「うん。あれがきっかけで勝てたし!!」

ち「みんな頑張ったからだよ。けど、次って先輩相手だよね」


葵「あら、ちよちゃん達まだここにいるの?グラウンドで小菊たちのサッカー始まってるわよ」

楓「あ、会長次バスケなんですか?」

愛「違うわよ。ただの手伝い」

ク1「なにあのめっちゃ美人の先輩。外人?」

ち「超能力研究会の先輩。ハーフ的な…?」


楓「それより、グラウンド行こうか」


ワーキャー


ち「あ、先輩頑張ってる」

楓「椛先輩キーパーなんだ」

ク1「向こうで走ってるのが小菊先輩?たしか、部長さんだっけ?」

ち「そう。キーパーの方が岸先輩。多分副部長」

楓「あ、それちよも知らないんだ…」


なんやかんやあって


万「ああー!!負けちゃったー!」

椛「1回ゴール決めたあと、ずっと逃げられたからなぁ」

ち「先輩、お疲れ様でした」

葵「私も見てたが、使わなかったんだな。いいことだぞ」

愛「今年も使ったら、退学させるって言ってたよ。危なかったね」


万「お前、意外と横暴だよな」

椛「たかが生徒会長にそこまでの権利あるのか?」

葵「……椿先輩にチクるぞ」


楓「椿先輩って怖いの?」

ち「怒ると怖いらしいよ。私も怒られたことないからわかんないけど」


【サーモキネシス先輩と体育祭】

ち「椿先輩、なんの競技に出るんですか?」

椿「私はバレーよ。そういえば、さっきのバスケ見てたわよー。ちよちゃんお手柄だったわねぇ!!」

ち「いや、運が良かっただけですよ」

楓「あれはちよのおかげだったでしょ」


椿「ごめんね、そろそろ行かないと」

ち「あ、見に行きたいです!!」

楓「私も行くー」


葵「おお、ちよ。ちょうど良かった。名目上は超能力研究会だろ。手伝ってくれ」

楓「珍しいですね。会長がわざわざちよのこと呼ぶなんて」

葵「ただの荷物運びだからな。それに、あいつらは人前で能力を使わないし、結局手伝いが超能力者である意味はないんだよ」

ち「まぁ、そういうことだったらやりますけど…」


葵「こっちだ。職員室まで行くことになる」

ち「あれ?体育館とグラウンドしか使わないから、本棟のカギは閉めたんじゃ…?」

葵「私は生徒会長だぞ。鍵ぐらい持ってるにきまってるだろう」


ガチャ


万「あれ、富士見遅かったね」

葵「小菊お前!!鍵は閉まってたってことは……」

ち「瞬間移動ですかね?」

葵「何かあったときにあらぬ疑いをかけられるぞ?」

万「ま、そうなったら椛あたりが解決してくれるし大丈夫でしょ」

ち「先輩って案外楽観的ですよね」


葵「とりあえず、生徒全員分のスポーツドリンクだ。運んでくれ」

万「おっけー」

ち「あ、先輩。向こうに見えるの、椿先輩じゃないですか?」

万「ほんとだ。けど…大丈夫かな」

ち「……?」


万「三年生って体育祭ギリギリまで持久走と体力テストだもんね」

ち「ああ、三年生って体育の授業数少ないんでしたっけ。私たちは時間余って体育祭の練習とかできましたけど、椿先輩はできなかったのか…」



楓「椿先輩がんばれー!!」

ク3「あれ、さっきの美人の先輩じゃね?」

ク4「バレーやってんじゃん。見ようぜ!!」



ち「ここからだとよく見えないですね」

万「あー、じゃあ友田さんの視界を借りようか」


キュピィン


楓「痛ッ!!なんか、目にゴミが入ったみたい」

ク1「大丈夫…?ってああ、楓ちゃんが応援してる先輩、取り逃しちゃったよ」


ち「うわー。生まれたての小鹿みたいに動きがぎこちないですね」


楓「あれ、でもなんかだんだん動きよくなってる?」

ク3「コートチェンジしてからサーブミス減ったな」


葵「なんか不自然だな…。もしかして万か?」

万「いや、俺は何もしてないけど……」

ち「あれって……」


椿「ちょっと感覚取り戻すのが遅れたけど、毎日遅くまで練習した甲斐があったわ」


ち「いや、受験勉強は!?」

万「ちょっと。声は聞こえない設定でしょ。小桜さん設定守って!!」

葵「設定とか言うな」


【不幸先輩と実況】

ち「次って…」

万「最後の競技だね。クラス対抗リレー」

愛「椛が走るから応援してあげないと」

葵「愛君は私の手伝いよ。向こうに特別席を用意してあるわ」


楓「本当に職権乱用も甚だしいですね」

万「小桜さんは走らないの?」

ち「ただ走るのは苦手なんで。球技は得意なんですけど……」


葵「これより、クラス対抗リレーを開始します。走者は位置についてください」

葵「実況はわたくし、生徒会長 富士見 葵が努めます。解説としてお呼びいたしました、鏡柳 愛君です」

愛「よろしくお願いします」


ち「なんだかんだ言いつつノリノリじゃないですか」

万「愛の席の前に鏡を置いているのが功を奏したんじゃないかな」

楓「葵先輩も頭いいですね」

万「いや、愛が単純なだけじゃない?」


葵「さて、愛さん、期待の走者は誰でしょう?」

愛「やはり、クラスメイトで同じ部活の岸君ですね。彼は足の速さはそこそこですが、シューズとの相性がいいですからね。いい走りを見せてくれるんじゃないでしょうか」

椛「余計なこと言ってんじゃねえよ。てか、何してんだお前ら」

葵「非常に身内びいきですが、私もクラスメイトですのでぜひ勝ってほしいですね」


モ1「実況解説かえたほうがいいだろ」

モ2「ほかのクラスも紹介しろー!!」


葵「予想してましたがブーイングの嵐ですね。仕方ないので全員名前だけは呼びますか。……え、そんな時間ないって? 名前考えるのが大変だからやめてくれ? …ではやめておきましょう」

ち「今部外者の声はいりましたよ?」


審「位置について、よーい」


パン!!


葵「さあ一斉に走り出した。トップに出たのは……陸上部で二年の小林。一組は最初に切り札を出してきましたね」

愛「各クラス陸上部は一名までという縛りがありますので、どのタイミングで入れてくるかがポイントになりそうですね」


万「なんか……趣旨違くない?」

ち「これ、何の小説でしたっけ…」

楓「ちよー。メタいよ」


葵「さあ、ここで走者が切り替わります。しかし一組の優勢は変わらない」

愛「三年生は部活引退もあって体力が落ちているのでしょう。感覚を取り戻す前に逃げ切れるといいのですが……」

椛「なんでアイツは真面目にやってんだ……?」


ち「次、椛先輩ですね」

万「……あ。嘘だろ。そんなことある……?」

楓「どうしたんですか?」


その時不思議なことが起こった。

この事件を目撃していた者たちは、当時を振り返ってこう語る。


モ1「いやー。初めて見ましたよ。リレーのバトンってあんなに飛ぶんですね」

モ2「私の角度からだとよく見えなかったんですけど、走っている人が渡し損ねたみたいな?」

モ3「バトンが額に当たるなんて…考えただけでゾッとするよ。うちの会長は丈夫さが売りだからね。腫れることもなくてよかったよ」


万「一瞬予知が見えたんだけど……」


椛「ぬあ!! 取り逃した……」


バトンピューン


愛「なんか、バトンこっち飛んできてますね」

葵「あー。嫌な予感……」


ゴチーン!!

シーーーーーーーン


校長「えぇ。ただ今のクラス対抗リレーは事故により、仕切り直しということになります」


体育祭編・完


ち「え、こんなオチなんですか!?」

もうすぐ100話と言う節目になりますが、めっちゃ真面目な話を書こうかと思っています。しかし、そういった話が求められてなければ、ボツにします。

よければ、感想コーナーや私のTwitterでご意見いただけると幸いです


小話が面白いと思ったらブクマお願いします。

本編が面白いと思った方は感想を一言どうぞ。

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